首都圏で中学受験を検討されている方への記事となります。
首都圏には多くの私立中学校・国立中学校・公立中高一貫校があります。
その中から、お子様にあった学校を探し出す必要があります。
では、志望校選びをする際の注意点を一緒に考えてみましょう。
塾選びと志望校選びはどちらが先?
これは志望校選びを先にした方が上手くいきます。
塾によって強みが違うので、志望校を決めてから塾を選んだ方がいいです。
御三家中を狙うのであれば、SAPIXや早稲アカ、日能研などのノウハウがある塾を選ぶべきです。
御三家中といっても学校ごとに対策が違ってきますので、專門のコースがある塾に通うことが合格への道となります。
地元にある中堅中学校を受けるのであれば、大手にこだわる必要はなくなってきます。
少人数で面倒見の良い塾であれば、合格することが可能でしょう。
大手に比べ費用が安く済む場合が多いと思いますので、一度見学に行ってみることをおすすめします。
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志望校選びは何を基準にする?
- 通学時間
- 偏差値
- 大学の付属か進学校
- 共学校か別学
- 大学進学実績
通学時間は重要
高校生になれば体力も付いてくるので問題ありませんが、中学生の期間が辛くなってしまいます。
大まかな目安としては片道1時間です。
1時間でも地域の公立中に通う時間の倍以上はかかるのではないでしょうか。
それも場所によってはラッシュ時の満員電車に乗ることになってしまいます。
無理のない通学時間にしておくことが大切です。
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偏差値
偏差値だけで学校選びをするのは危険ですが、参考にはなります。
この偏差値ですが、中学受験の偏差値と高校受験の偏差値では大きな差が出るのが一般的です。
中学受験の偏差値だけを見て学校を選ぶのではなく、高校受験の偏差値も参考にされることをおすすめします。
また、入学時の偏差値と卒業時の大学進学実績を比べることが出来ると非常に参考になります。
面倒な作業ではありますが、何校かに絞った後に比べてみることをおすすめします。
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大学付属か進学校
基本的に大学付属の中学校へ入学した場合は、付属の大学へ上がることが多くなります。
周りの友達環境によっても変わってきますが、楽な方へ流れてしまう傾向が高いです。
もし、大学は国公立を希望しているのであれば、間違いなく進学校を選んだ方がいいでしょう。
大学の入試システムが変わるので、最近は付属校の人気が高まっています。
それでも国公立大学を目指すのであれば、進学校を選択することをおすすめします。
関連記事>>【中学受験】大学付属校なら高校受験より狙い目なのでは?
共学か別学
共学化する学校が増えています。
共学になると一気に偏差値が上がることが多いので、お子様の受験年度に共学化される学校を調べておく必要があります。
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共学か別学かという選択を希望するのはお子様になってくると思います。
事前に保護者の方が通わせたい学校を調べた上でお子様に紹介すると良いでしょう。
以前にあった例ですと、近くにある学校だからとりあえず見に行ってみたところ、お子様が気に入ってしまい、どうしても通いたいと言ってきかなくなってしまったことがあります。
保護者の方は、他の学校に進学して欲しかったのですが、第一印象が強すぎて変えることが出来ませんでした。
大学進学実績
中学受験が最終的な目標ではありません。
高校、大学と進学を希望されているご家庭が殆どだと思います。
大学付属の中学校であれば、付属大学のどの学部に何人進学しているかを見てみましょう。
また、進学するための基準はどのようなものなのかを確認しておくことも大切です。
進学校ですと、現役でどれくらいの生徒がどの大学に進学をしているのかを調べておくようにしましょう。
年度によって違いはあると思いますが、私立大学への進学実績は大きく変わることはないと思います。
早慶上智への進学実績を参考にしてみると良いかと思います。
もちろん国公立大学への進学実績も確認しておくと良いでしょう。
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まとめ
小学生のお子様に志望校を決めさせることは難しいです。
したがって、中学受験においては保護者の方が志望校を選ぶ必要があります。
まずは大まかに10校くらいをピックアップし、そこから選んでいくと良いでしょう。
ただ、第一志望校にする学校は早目に決定した方がお子様のモチベーションアップに繋がります。
少なくとも5年生の2学期くらいには第一志望校を決めるようにしたいものです。
大まかな志望校選びについて考えてみました。
次回は細かい点に注意した志望校選びについて考えてみたいと思います。
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