【中学受験】失敗しない9月からの志望校(併願校)選びと過去問対策

9月の学校説明会と過去問対策

中学受験をする場合、9月からは模試の結果をもとに、合格の可能性がどれくらいあるのかを考えて、最終的な志望校選びをしていく必要があります。

夏の疲れもあるかと思いますが、9月からは受験に向けて更に忙しくなっていきますので、体調管理をしっかりとしてあげながら、お子様と一緒に志望校選びをしていくようにしましょう。

具体的には、9〜11月は学校説明会が多く開催されるので、いろいろな学校に足を運び、お子様に合った学校を探してあげるようにしてください。

今回は、受験生と保護者の方が9月にしておくことについて考えてみたいと思います。

具体的には、「志望校選び(併願校含む)」と「過去問対策」です。

9月からの志望校選び

9月からの志望校選び

9月以降、学校説明会のほかに、「文化祭」などの公開行事を行う学校が多くあります。

勉強で忙しい時期ではありますが、受験する可能性のある学校には一度足を運ぶことをおすすめいたします。

併願校であっても

すでに第一志望校は決まっているという方も多いかと思いますが、併願校選びのために実際に学校に足を運んでみることが大切です。

偏差値だけで学校を選ぶのは避けるようにしましょう。

一度も学校見学をしないで受験をすると失敗してしまうことがあります。

併願校に進学することになった場合、6年間毎日お子様が通うことになります。

しっかりと学校の様子を確認しておかないと、せっかく入学しても転校をすることになってしまう場合があります。

文化祭などの公開行事に出来るだけお子様と一緒に行くようにすると、学校選びで失敗が少なくなります。

日程の調整はお子様では出来ないと思いますので、保護者の方がスケジューリングをしてあげるようにしましょう。

関連記事【中学受験】私立中学校の学校説明会の重要性とポイント

併願校選びのポイント

塾の講師をしている時、併願校を選ぶのは難しいという声をよく聞きました。

確かに、第一志望の学校は決めることが出来ても、別の日に受ける併願校を選ぶとなると、「ここで押さえとなるか」「6年間通わせて大丈夫だろうか」といった不安が出てくることでしょう。

まず、併願校を選ぶ基準を明確にすることが重要です。

基準としては、「通学時間」「大学付属or進学校」「共学」といったようカテゴリーで考えると学校を絞ることが出来ます。

その際、なるべく第一志望の学校と同じような学校を見つけることがポイントです。

第一志望の学校に似ている学校であれば、お子様のモチベーションが下がる可能性は少なくなります。

次に、偏差値を見ていく必要があります。

押さえの学校として併願校を探すのであれば、お子様の模試の偏差値マイナス5〜10くらいで探していきましょう。

あくまでも押さえの学校として考えるので、「もう少し偏差値が上でも」という気持ちを抑えるようことが重要です。

入試当日に緊張して実力が発揮できないというケースもあるので、安全策を練ってあげるようにしましょう。

万が一、押さえの学校しか合格出来なかった場合、進学するかどうかはお子様とよく話し合う必要があります。

①第一志望の学校に似ている学校を探す
②お子様の偏差値より5〜10低い学校を探す

9月から過去問に取り掛かる

9月から過去問に取り掛かる

夏期講習も終わり、受験生は新しい単元学習は終了しています。

夏休みから過去問に取り掛かっている方もいるかもしれませんが、まだの方は9月から過去問に取り掛かるようにしましょう。

過去問に取り掛かる際の注意点

過去問に取り掛かるにあたり、注意点があります。

注意点は、事前にお子様に「最初から合格最低点は取れない」ということを伝えておくことです。

最初は3〜4割くらいしか取れないことが多くあります。

したがって、最初から得点にこだわるのはプレッシャーになるので、避けるようにしましょう。

また、過去問は繰り返し解くようにするので、「書き込みはしない」ということも伝えておきましょう。

事前に問題と解答用紙をコピーしておき、それをお子様に渡すようにしましょう。

問題と解答用紙のコピーを準備する際、出来れば原寸大と同じサイズにすることが出来ると効果的です。

①最初から合格最低点は取れない
②書き込みはしない(コピーを準備する)

計画を立てる

市販の過去問集には、3〜5年度分の入試問題が収録されているので、計画的に進めていかないと終わらなくなってしまいます。

第一志望校の過去問だけでなく、受験する学校の過去問全部となると、相当な量となります。

特に最近は4科受験が主流となっているので、量が多くなります。

また、「ただ解いて終わり」では過去問を解く効果が半減してしまいます。

時間配分の練習だけでなく、間違えた問題を解き直すことによって弱点克服をすることが大切です。

保護者の方がある程度スケジュール管理をし、解き直しノートを準備し、お子様と計画的に行うと上手くいきます。

慣れてくると一人で出来るようになると思いますが、最初はお子様と一緒に過去問対策をすることをおすすめいたします。

関連記事:【中学受験】過去問の取り組みに保護者はどう関わるべきか

①計画的に過去問に取り組む
②解き直しをする

10月の予定を確認する

10月も多くの学校で説明会があります。

9月中に、10月の公開模試の日程、学校説明会の日程などを確認し、計画を立てておくことが重要です。

特に、塾の志望校別クラスに参加している場合、日曜日も授業があると思いますので、どちらを優先させるかも含めて考えておく必要があります。

個人的には、併願受験をする可能性が高い学校については、志望校別クラスの授業を休んでも見学に行ってみることをおすすめいたします。

理由は、お子様が通うことになるかもしれない学校ですので、自分の目で見ておくことが、後々役に立つと考えるからです。

また、10月くらいからインフルエンザの予防接種も受けていくことになります。

余裕をもって行動出来るよう、早めに計画を立てるようにして下さい。

最後に

9月は小学校でも行事があると思います。

中学受験に向けた最後の追い込み時期ではありますが、焦り過ぎないようにして下さい。

志望校の公開行事に行くことや、過去問演習など、やるべきことをしっかりとやることが重要です。

夏の疲れが溜まっている時期ですので、体調管理に注意をしながら、9月をしっかりと乗り切れるよう頑張りましょう。

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