家庭教師の先生の授業が終わった後、どんなことを確認したら良いと思いますか?
授業後、何も確認せずに終わりにしてしまうのは勿体無いです。
限られた時間内で、家庭教師の先生に確認しておくと良いことをまとめてみました。
また、込み入った話をしたい場合は、事前に時間を取ってもらえるよう確認をしておくことが大切です。
授業後に確認しておくことと、勉強や志望校についての話をする際の注意事項を書いていきます。
授業後の予定を確認
前週に確認してあれば問題ありませんが、まずは授業後の家庭教師の先生の予定を確認しましょう。
プロ家庭教師の先生の場合、次の生徒の授業が入っている可能性があります。
プロ家庭教師につきましては、「中学受験家庭教師ドクター」などを参考に見ていただくと良いでしょう。
学生の家庭教師であっても、友人と会う約束があったり、大学のレポートの締め切り前だったりする可能性があります。
そのため、授業後に話をするのであれば、前週に予定を確認しておいた方が良いでしょう。
どうしても急に話をしたい場合は、要点をまとめて確認をするようにしましょう。
授業の進度の確認
授業後に、家庭教師の先生と話をする場合、その日の進度の確認をしましょう。
特に受験生であれば、模試や入試までの残り時間を考えて進めていく必要があるからです。
中学受験の場合、
「今日は植木算をやったので、残りは『速さ』と『平面図形』と『立体図形』です」
と言われてもよく分からないと思います。
そこで、回数で確認をすることをおすすめします。
「今日は第12回をやったので、残りは総合回も含め、あと7回です」
と言われた方が分かりやすいと思います。
高校受験の場合は、
「方程式の文章題であと2回、関数で5回、図形で7回の予定です」
とカリキュラムを教えてもらうと分かりやすいと思います。
プロ家庭教師の先生であれば、経験があるので進度の心配は少なくなります。
学生の家庭教師ですと、その日の内容しか考えていないこともあるので、注意が必要です。
苦手単元を出来るようにすることは大切なことです。
しかし、志望校合格に必要なレベルまでを出来るようにすることが目標で、全ての難問を解けるようにする必要はありません。
単元ごとに必要な問題をしっかり出来るようにし、先に進めていくことが大切です。
- 具体的な単元名でなく、回数で確認する
- プロ家庭教師の先生であれば、進度の心配は少ない
- 志望校のレベルにあった問題を出来るようにしながら進める
授業の理解度の確認
進度の確認と合わせて、その日の単元の理解度を確認しましょう。
予定通りに進んでいても、理解が出来ていないと一人で解けるようにはなりません。
特に、家庭教師の先生に問題の解説だけをお願いしている場合は注意が必要です。
解説を聞いている時は理解出来たとしても、一人で解いてみると解けないということが往々にしてあります。
出来れば指導時間内で演習をする時間を確保してもらうと良いでしょう。
中には、「問題を解いている時間もお金を払うのは勿体無い」と思われる保護者の方がいます。
しかし、実際に問題を解いてもらうことで、どこまで理解出来たかを確認することが出来ます。
また、解き方を見ていると計算の仕方の確認も出来ます。
計算ミスを減らすための具体的なアドバイス(計算の工夫・式の書き方など)も出来るので、成績が上がっていきます。
逆に、指導時間全てを解説だけにしていると、本当に理解が出来ているのか、一人で解けるようになったのかが分かりません。
テストを受けたら全然出来なかったので、もう一度前に戻って説明をする必要があったりします。
そうすると非常に時間がかかってしまい、逆に効率が悪くなってしまいます。
指導回数を増やしてもらうことになるケースもあるので、費用が高くなってしまうこともあります。
- 指導時間全てを解説にしてもらっている場合は注意が必要
- 演習をすることにより、一人で出来るようになる
宿題の確認
その日の授業でやった内容が宿題で出されると思います。
お子様もしっかりメモしているとは思いますが、念の為、確認しておいた方が良いでしょう。
宿題が複数のテキストから出ている場合、どのテキストから進めた方が良いかの確認も重要です。
その際、いつどのテキストをやれば良いかについても教えてもらうと良いでしょう。
また、丸付けまでやっておくのか、それとも答え合わせは次の授業で行うのかも確認しておきましょう。
家庭教師の先生に指導してもらうのは、週1回という方が多いと思います。
週1回の指導だけで成績を上げるのは正直なところ難しいです。
宿題を一人で解くことにより、定着を図る作業が必要となります。
家庭教師の先生と協力して、一人で解けるようにしていきましょう。
次週の確認
普通は指導日・時間帯が決まっています。
特に予定がなければ翌週も同じ曜日・時間帯に来てもらうことになるでしょう。
学生の家庭教師の場合、大学の試験や実験が入ったりすると曜日・時間帯の変更を申し出ることがあるかもしれません。
念の為、翌週の予定を確認しておくようにしましょう。
また、勉強についてや志望校についての話をしたい場合、予めその旨を伝えておくとスムーズに話が進みます。
特に志望校については事前に伝えておくと、いろいろ調べてくれると思います。
模試のデータなどがあれば事前に共有をしておくと良いでしょう。
家庭教師の先生も事前に言われていた方が準備が出来るので助かります。
そのためにも、翌週の確認をしっかりするようにしましょう。
急な相談がある場合でも、事前に電話やメールで伝えておくと良いでしょう。
- 曜日・時間変更がないか確認しておく
- 勉強や志望校について相談したい旨を伝えておく
- 急な相談がある場合、電話やメールで内容を伝えておく
まとめ
1週間に一度の授業だけで成績を上げるのは難しいことです。
プロ家庭教師であれば、授業だけで成績を上げる難しさを理解していると思います。
そのため、授業後の限られた時間で必要な説明をしてくれることでしょう。
もし、説明がないようでしたら、「進度・理解度・宿題」については質問をするようにしましょう。
「家庭教師を雇っているから大丈夫」と思っていると、後で取り返しのつかないことになってしまう可能性があります。
面倒であっても、授業後に少しの確認をするようにして下さい。
また、宿題をやってみて理解が不十分だと思ったら、その旨を伝えるようにしましょう。
家庭教師の先生と情報共有をすることにより、より良い授業が受けられるようになっていきます。