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【中学受験】家庭教師や塾の先生に教わる社会のポイント

家庭教師や塾で教わる社会のポイント

中学受験の社会は特殊です。

小学校の授業ではもちろん、中学校の授業でも扱わないようなことが出てきます。

中学受験の指導経験、もしくは自分が中学受験を経験していないと、どこが重要なのか分かりません。

そのためプロ講師に教わることが非常に大切です。

プロ講師を見てみる

社会は暗記すれば得点が取れると思っている人が多いと思いますが、中学受験の社会では背景を問う記述式の問題が出題されるため、用語・人名・地名の暗記だけでは出来ない可能性があります。

また、ただ暗記しただけでは、すぐに忘れてしまうことでしょう。

しっかりとした知識として定着させるため、「理由」の確認をすることが大切です。

今回は、社会を家庭教師や塾の先生に教わる際のポイントについて見ていきましょう。

歴史の因果関係を教わる

歴史の因果関係

歴史上で起こった出来事には原因があります。

その原因を理解することで、記述式の問題を解くことが出来たり、知識として定着させることが出来たりします。

ただ暗記をするだけでは、せっかく覚えた用語・人名・地名などをすぐに忘れてしまうことでしょう。

最近は電話番号を覚える必要はなくなりましたが、昔は友達の家の電話番号を覚えたものです。

覚えられる電話番号には限界がありました。

ただ覚えるだけの作業のため、今では誰の家の電話番号も覚えていません。

理由や原因などを理解しないで覚えると、同じようにすぐに忘れてしまいます。

しっかりと因果関係を理解し、その上で関連する用語・人名・地名を覚えていくようにしましょう。

STEP.1
保元の乱
朝廷内の争いに平清盛と源義朝が参戦
STEP.2
平治の乱
保元の乱で勝利した平清盛と源義朝の争い
STEP.3
平氏の政治
平治の乱で勝利した平清盛が武士として初の太政大臣になった

平清盛に関連して

  • 武士として初の太政大臣
  • 日宋貿易をさかんにした
  • 大輪田泊(神戸港の一部)を整備した
  • 厳島神社を整備した

このようにある出来事が起こったことにより、次の出来事が起こっていきます。

一つひとつの用語や人名、地名をばらばらに覚えるのではなく、流れと関連性を持って覚えると楽に覚えることが出来ます。

歴史の年号について

歴史というと「年号」を覚えないといけないと思いがちです。

しかし、全ての出来事の年号を覚えるのは難しいでしょう。

そこで、家庭教師や塾の先生に中学受験に出題されやすい「年号」を教えてもらうと良いでしょう。

多くの入試問題を解いていると、出題されやすい「年号」に気が付きます。

たとえば、

701年:大宝律令

743年:墾田永年私財法・大仏建立の詔

上の2つは覚えておいた方が良いでしょう。

701年は世紀が変わるキリが良い年号です。

743年は2つの大きな出来事があった年号です。

「切りが良い年号」「2つ以上の大きな出来事があった年号」は中学受験で出題されやすい年号です。

このように中学受験で出題されやすい年号を教えてもらうのも、家庭教師や塾の先生に社会を教わるポイントの1つです。

また、語呂合わせを使って年号を覚えても良いでしょう。

地理の産業について

地理のポイント

地理の場合、まず都道府県の位置を覚えることが一番重要です。

都道府県を覚える作業は暗記になってしまいますが、覚えておかないと地理だけでなく社会全般に影響してしまいます。

では、地理分野で家庭教師や塾の先生に教えてもらう内容としては、どんなものが良いのでしょう。

それは各県の産業についてです。

各県で発達している産業には理由があります。

たとえば、山梨県のぶどうについて見てみましょう。

果物のぶどうは、山梨県の甲府盆地で生産が盛んです。

甲府盆地は地形が扇状地として有名です。

地理のテキストに出ている扇状地の写真の多くは甲府盆地となっています。

扇状地とは、川が山から平地に流れ出した場所に出来た地形です。

川の流れがゆるやかになった場所に出来ているため、大きめの石などが堆積されて出来ています。

そのため、水はけの良い地形となり水田には向いていませんでした。

そこで、根が深くまで伸びる大きな木になる果物の栽培が盛んとなりました。

「山梨県=ぶどうの生産」だけを覚えるのではなく、なぜ生産が盛んになったのかの理由を覚えると記述問題にも対応をが出来るようになります。

公民のポイント

公民のポイント

小学6年生で学習する「公民」は、難しい用語が沢山出てきます。

日本国憲法だけを見ても、使われている用語が難しかったりします。

したがって、家庭教師や塾の先生に公民を教えてもらう場合、難しい用語の意味を分かりやすく説明してもらいましょう。

また、日本国憲法の条文全てを覚えることは難しいですので、中学受験によく出る条文を教えてもらうことも効果的です。

前文・9条・25条はよく出題されるので、出来る限り丸暗記をしておくことをおすすめします。

さて、ニュースで良く目にしたり聞いたりする「円高」について理解出来ていますでしょうか。

1ドル100円だったものが、1ドル90円になる場合を「円高」といいます。

逆に1ドル100円だったものが、1ドル110円になる場合を「円安」といいます。

「円高」「円安」は「円の価値」のことを言っています。

「1ドル」を100円買っていたのが、90円で買えるようになるということは、円の価値が高くなったことです。

したがって、「円の価値が高くなる=円高」といいます。

円高になると、輸入には有利になりますが、輸出には不利になります。

また、需要と供給や財政についてなどの経済分野についても、用語だけを覚えるのではなく、内容を理解することが重要です。

まとめ

家庭教師や塾の先生に社会を教わったことがある人は意外と少ないと思います。

理由は、「社会=暗記」と考えている人が多いからです。

しかし、ただ暗記するだけではなかなか定着しません。

また、中学受験で出題される記述問題に対応することも難しくなってしまいます。

そのため、理由や意味を丁寧に教えてもらうことが思っている以上に重要となってきます。

入試直前に全ての分野の理由を教えてもらう時間はありません。

入試直前は全ての分野の総点検をした方が効果的です。

そこで、出来るだけ早い時期に地理・歴史・公民のポイントを解説してもらうことをおすすめします。

知識を定着させる工夫をして、安定した得点を取れるようにしていきましょう。

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