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【中学受験】社会の記述問題の練習におすすめのテキスト

社会の記述問題

近年の中学入試では以前に比べ「記述問題」が増えています。

記述問題というと「国語」のイメージが強いと思いますが、「社会」でも記述問題が出題されます。

社会の記述問題は男子校で多く出題されています。(武蔵・麻布・駒場東邦など)

せっかく人名や地名、用語を覚えていても記述問題の練習をしていないと答えることが出来ません。

過去問をやってみて初めて記述問題の重要性が分かったのでは遅い場合もあります。

そのため、小学6年生になったら早い段階で社会の記述問題の対策をしておくと良いでしょう。

塾のテキストにも記述問題が出ていると思いますが、記述問題に特化したテキストを準備しておくとより効果的です。

今回は「社会の記述問題」の練習をする時におすすめのテキストを紹介したいと思います。

社会の記述問題とは?

社会の記述問題とは

以前から一部の学校では社会の入試問題に記述式の問題が出題されていました。

有名なところですと「武蔵中学校」です。

社会の問題もほぼ全てが記述問題となっています。

それもただ用語や人名、地名を覚えておくだけでは書けないような問題となっています。

もちろん記述式の問題だけが出題される学校のみを受験するのではないと思いますので、まずは用語や人名、地名を覚えることから始めましょう。

その上で、なぜその事件が起きたのか、また事件後にどのような変化があったのかなどを理解しておくことが大切です。

駒場東邦の問題でも理由を問われるケースが多くあります。

地理であれば、地形の特色から農業や工業に特色がありますので、その背景も覚えておく必要があります。

ただ、長い記述問題が多く出題される学校は限られています。

まずは1行記述をしっかり出来るようにすることから始めていきましょう。

1行記述は女子校も含め、多くの学校で出題されています。

例題

源頼朝はなぜ鎌倉に幕府を開いたのですか?

 

解答

三方を山に囲まれ、残り一方が海という守りやすい地形だったため

1行記述の場合は、知識量が物を言います。

そのため、普段学習している社会のテキストに出てくる太字の用語や人名、地名はしっかりと覚えるようにして下さい。

社会の記述問題の練習におすすめなテキスト

2冊ご紹介いたします

小学6年生になったら、少しずつ記述問題の練習を始めていきましょう。

具体的な時期としては、1学期の公民の学習が終わった時点からが良いでしょう。

そうすると7月後半くらいからになると思います。

塾で使っていたテキストにも記述問題があったと思いますが、書き込みをしていたり、記述問題だけを探すのは大変だと思います。

そこで、何冊か社会の記述問題の練習用のテキストを準備すると効率が良くなります。

中学受験で有名な日能研ブックスの「社会科の記述問題の書き方: 10字から200字記述まで 解答までの手順がわかる」はおすすめです。

書き方のルールや解答までの手順が書かれているので、初めて社会の記述問題の勉強をする人にも分かりやすくなっています。

解答には「考え方」「解答例」「採点のポイント」が出ているので、◯なのか△なのか☓なのかが分かると思います。

まずは短い記述問題から練習を始め、だんだんと長い記述問題にチャレンジしていくと良いでしょう。

 

記述式の問題数をこなすという点では、「中学受験 論述でおぼえる最強の社会 改訂4版 (YELL books)」がおすすめです。

私が使用していたのは、一つ前の版になりますが、問題数がとても多く掲載されていたので、パターンとして覚えることが出来ました。

地理・歴史・公民がそれぞれまとめて掲載されているので、地理を学習している時に地理の記述問題だけをやるといったような使い方も出来ます。

上の「社会科の記述問題の書き方: 10字から200字記述まで 解答までの手順がわかる」とあわせて記述問題に慣れるためにやっておくと良いでしょう。

社会の記述問題の勉強法

模範解答を写すことが大切です!

社会の記述問題の練習をするテキストを準備したら、実際にどんな問題が出題されるのか解いていきましょう。

ここで大切なことは、今までに学習した基礎的な知識を覚えているかどうかということです。

社会の記述問題では、全てを自分で考える問題はほとんどありません。

今までに学習した知識を使って答えを作っていくことになります。

したがって、知識が定着していない分野や単元については、記述問題の練習をする前に、もう一度復習をする必要があります。

さて、知識は定着しているという場合、書いた答えが合っているのか確認をしていきましょう。

模範解答と照らし合わせた際、必要な語句が全て入っているか、文末は聞かれた型に合っているかを確認してみましょう。

模範解答とほぼ同じであればそのまま次に進めていけば大丈夫です。

必要な用語が欠けていたり、模範解答と全く違うことを書いていたりした場合は、模範解答を写すようにして下さい。

最初から模範解答を写すのは良くありませんが、一度解いた後で模範解答を写すのは、書き方の参考にとてもなります。

次に出来るようにすることを目的に、模範解答を写すということをやっていきましょう。

まとめ

中学受験の社会の勉強で、「記述問題」をどうしたらいいか悩んでいる人は多くいます。

塾の国語の授業では記述問題の説明が多くありますが、社会の授業では記述問題の説明が少ないでしょう。

そこで、自分で社会の記述問題の練習用にテキスト準備して進めていくことをおすすめいたします。

しかしながら、記述問題を解くためには基礎的な知識が必要ということを忘れないで下さい。

普段から社会の用語、人名、地名を覚える作業をし、その背景や理由を覚えることにより、記述問題が解けるようになります。

焦らず順番に進めていくことが大切です。

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