自分の子どもが熱中して取り組んでいることを知っていますか?
- ゲームに熱中している
- スポーツに熱中している
- 読書に熱中している
他にも子どもが熱中していることはあると思います。熱中していることが一つもないという場合は、勉強以外で構わないので、何かしら熱中出来るものを子どもと一緒に探すようにしましょう。
特に低学年のうちに熱中できるものがあると、その後の勉強で役立つと思います。基本的に勉強は面白くないものなので、自分から勉強をするようにはならないと思います。そのため、親が勉強するように仕向ける必要が出てきます。
何かに熱中できるお子様は上手く仕向けると勉強にも熱中するようになります。まずは熱中しているものをしっかりと把握することから始めてみましょう。そして、勉強するようにどう仕向けるかを考えていくようにすると良いでしょう。
子どもがゲームに熱中している場合
子どもはゲームが大好きです。
ゲームといっても様々な種類がありますが、オンラインゲームは注意が必要です。スマホで出来るオンラインゲームですと親の管理が難しくなります。また、オンラインゲームはゴールがないこともあるので、飽きるまで止めない可能性が高いです。そのため、子どもにスマホを持たせる時には色々とチェックが大切になってきます。
テレビゲームですと、管理が比較的楽になります。必ずゲームをする時間を決めることが大切です。子どもに約束を守らせるようにすると、勉強面でもプラスになることがあります。また、攻略本などを読むことにより、読書をするようになる可能性も出てきます。
ボードゲームやカードゲームは考える力を養うことが出来たりもします。実際に東大に合格した人が小学生の時にボードゲームやカードゲームに熱中していたという話を聞くことがあります。家族で遊ぶことが出来るので、子どもと会話をする機会が増えることもプラスに働きます。
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ゲームをすること自体を怒るのではなく、約束した時間を守っているかを確認することが重要です。約束の時間以上ゲームをしている場合は、対策を考えるようにしましょう。ただ怒るだけではその場だけになってしまう可能性がありますので、ゲーム機を没収するなどの策を考えることが大切です。
勉強を点取りゲームと考える
子どもにとって勉強は面白いものではありません。したがって、少しでも面白いと思えるように親が工夫してあげることが大切です。
勉強を点取りゲームとして取り組んでいた生徒がいます。普段は素行が良くない生徒でしたが、テストの点数はいつも良かったのを覚えています。なぜテストの点数が良いのかを確認してみると、
「テストは点取りゲームっしょ」って言っていました。
科目ごとの自己最高点をしっかり覚えていて、それより高い点を取るためにはどうしたら良いかを考えて勉強していました。高い点を取るために自分一人では出来ないと思ったら、塾に質問に来ていたのを覚えています。
検定試験を利用する
英検や漢検、数検を持っていたとしても中学受験で優遇されることは殆どありません。もちろん英検1級を持っている場合などは有利になりますが、海外で生活していたことがあるなど特殊なケースに限られると思います。
しかし、検定をゲームと考え勉強する手段にすることは効果的だと考えます。これも教えていた生徒で、小学3年生から漢検を受験し始め、毎年級を上げて受験していた生徒がいます。漢字力が身に付いたのは言うまでもありません。
小学生で検定にゲーム感覚で取り組む子は多くいます。親が最初のきっかけを与える必要はありますが、一度合格をすると次は自分から受験したいと言ってくるようになります。したがって、最初は必ず合格が出来る級を受験させることがポイントです。
- 漢検10級→小学1年生で習った漢字
- 過去問を徹底して練習することが合格への道です
最後に|勉強も熱中することが大切
勉強も熱中することで成績が上がります。
点取りゲーム感覚で勉強していた生徒は最終的に第一志望の学校に合格しました。ここで大切なことは一つの目標をクリアしたので、次の目標を設定し直す必要が出てくる点です。その生徒は中学校に入学した夏前に塾に遊びにきて、
「さすがに私立中での点取りゲームはレベルが高いや」と言っていました。
それでもテストを点取りゲームと捉えて受けていることに少し安心しました。また、テスト以外にも目標が出来たようで、将来は弁護士になると話をしていました。
子どもは楽しいと思うことには熱中します。最初に楽しいと思うように親が仕向けないとなかなか自分からは勉強するようにはなりません。最初のうちは最高得点を記録してあげたり、何回連続で100点を取ったかを記録してあげたりすることが必要です。熱中し始めると、あまり口出しをしない方が良くなってきます。子どもの様子を見ながら接し方を変えるようにしていきましょう。
>>【勉強の習慣】小学1年生のうちに漢字・計算ドリルに取り掛かる