塾で購入するテキストは、もちろん新品のものとなります。
また、本屋さんで購入するテキストも基本的に新品のものとなることが多いでしょう。
最近はネットでテキストを購入する人も多いと思いますが、新品と合わせて古本も販売されています。
古本の中には価格が10円というものもあり、格段に安くなっていることも。
掘り出しものを見つけたと購入される方もいることでしょう。
小説であれば古本でも構いませんが、勉強用のテキストの場合は注意が必要です。
今回は市販のテキストをネットで購入する際の注意点を見ていきましょう。
昔とは違う市販のテキスト
市販のテキストというと、学校の授業内容の復習用と思われがちです。
確かに昔は学校の復習用のものがほとんどでした。
しかし、今は違います。
中学受験用のものや、難関私立高校授業用のものなど、多くの種類の市販テキストが販売されています。
ただ、本屋さんでは見かけないことが多いので、ネットで探して購入する必要があります。(本屋さんで見かけない小学生・中学生用の素晴らしいテキスト)
塾に通っている方にとっても、自宅学習の役に立つテキストが沢山あります。
目的に合ったテキスト選び
中学受験を目指している場合、中学受験用のテキストを購入する必要があります。
小学校の授業内容だけでは、中学入試の問題には対応出来ません。
算数の特殊算や図形の問題は、中学生が習う内容と同じだったりします。
国語の読解問題は、文章量が多く、内容も大人が読むようなものだったりします。
理科や社会の内容は、小学校や中学校で習わないようなものもあります。
そのため、中学入試の傾向に合ったテキストを準備し、勉強を進めていく必要があります。
高校受験の場合はというと、難関私立高校を目指している方と、公立高校を目指している方とでは、テキストが変わってきます。
難関私立高校の入試問題は、公立高校の入試問題よりも難しく作られています。
もちろん難しい内容のものを勉強しておくと力がつくと思いますが、公立高校入試は5科目が普通ですので、満遍なく勉強した方が合計点は高くなるでしょう。
新品でお子様のやる気を引き出す
テキストを購入し、お子様の学力を高めるために、やる気を引き出したいところです。
大人であっても、何か新しいものを購入した時、
「これから頑張るぞ!」
という気持ちになると思います。
お子様も同じで、新しいテキストを購入したとき、
「成績が上がるよう頑張るぞ!」
となるものです。
では、新品でなく古本だったらどうでしょう?
ページを開いてみたら、
- 前の人の答えが書いてあった
- 答えを消した跡があった
- メモや落書きが書いてあった
- 折り目があった
特に問題の答えが書いてあったり、消した跡があったりすると、一気にやる気がなくなってしまうのではないでしょうか。
ゲームソフトのように、中古品でも問題がないものもありますが、勉強用のテキストは新品を購入した方が良いと思います。
中古品に比べ値段は高くなってしまいますが、その分でやる気が出てくれ、成績が上がれば長い目で見てお得ではないでしょうか。
繰り返し勉強するために
漢字練習用のテキストは、書き込みをせずにノートに練習をするようにしましょう。
理由は、1冊を繰り返し練習するためです。
出来なかった漢字に印をしておき、次にやった時にに出来るようになったかを確認すると効果的です。
そのためにも、新品のテキストの方が良いと思います。
英語の単語用のテキストも同じ使い方が良いでしょう。
また、理科や社会のテキストを使う時も、答えをノートに書くようにし、繰り返し勉強することが大切です。
理科や社会でも、出来なかった問題に印をし、次にやった時に出来るようになったかを確認すると効果的です。
算数や数学のテキストをやる時は、ノートに途中式や考え方を書くようにしましょう。
特に中学受験の算数、難関私立高校受験の数学は、難しい問題が多いですので、1回目は自分で解くことが出来ないかもしれません。
そのため、少し時間を開けて2回目に自力で解けるかを確認するようにしましょう。
図形をノートに写す際、ドットノートを使うと描きやすくなります。
まとめ
せっかく市販のテキストを購入するのであれば、最大限の効果が出るようにしたいものです。
そのためにも、購入する前に少しの注意をするようにして下さい。
- 目的に合ったテキストを購入する
- 新品を購入する
- ノートを準備し、書き込みをしない
少しのことで、効果が大きく変わってきます。
塾では先生が、それぞれのテキストの使い方を説明してくれます。
市販のテキストを購入して、自分で勉強する場合は、巻頭に付いている「本書の使い方」を読んでから取り組むようにしましょう。
市販のテキストでも、目的に合ったものをしっかり勉強することで、成績は上がっていきます。
特に最近は素晴らしいテキストが多くあるので、ぜひ頑張って下さい。