小学4〜5年生から塾に通って6年生になった方の中には、思ったように成績が上がらなかったという人もいることでしょう。
しかし、受験は1年後に迫っています。
残された期間で志望校に合格する力をつけなければなりません。
そのために、どんなことをしたら良いのかを見ていきましょう。
プロ家庭教師に1年間お願いする
小学6年生になってからプロ家庭教師を雇う人は多くいます。
実際、私も家庭教師をお願いされたことが何度もあります。
大抵の場合、塾との併用で苦手科目・単元に絞った指導をお願いされます。
回数は週1回のご家庭が多かったです。
塾との併用ですので、時間が限られており、費用的なこともあるのでしょう。
それでも、週1回+宿題の管理をしてもらうことにより、苦手科目克服に向けて効果があると思います。
特に算数の応用問題、国語の記述問題など、一人で対策をするのが難しい分野については効果が期待出来ます。
ここで注意が必要なこととして、中学受験を目指す小学6年生が家庭教師つける場合、学生家庭教師ではなく、プロ家庭教師を選ぶことです。
理由は、残された期間で苦手科目を克服するため、進め方や教え方に精通した先生でないと間に合わないからです。
時間に限りがあるので、良い家庭教師の先生を探すのも早めに動いた方が良いでしょう。
残り1年で志望校に合格出来る力をつけるよう最善の方法を取ることが大切です。
成績の分析
プロ家庭教師にお願いする前に、お子様の成績分析をしっかりしておくことが大切です。
初めてプロ家庭教師の先生と会う時に、お子様の現状を伝えられないと、先生もどんな対策をしたら良いか分かりません。
- 苦手科目
- 苦手分野
- 基礎からなのか応用が解けないのか
成績分析をする手順としては、上記の順番で行うと良いでしょう。
まずは今までのテストの成績表を確認し、お子様の苦手科目を把握して下さい。
「今まで何となく国語が苦手だな」と思っていても、結果をよく見ると算数の方が偏差値が低かったということもあります。
「何となく」ではなく、データを見て確認することが重要です。
次に、苦手分野を見つけていきましょう。
苦手分野を見つける時もテストの成績表を確認します。
たまたま出来た・出来なかったということもあるので、1回分ではなく総合テスト全てを確認するようにしましょう。
最後に、苦手分野について基礎は出来ているのか、それとも基礎から出来ていないのかを確認して下さい。
確認の方法としては、使っていたテキストの該当単元の基本問題を解き直してみると良いでしょう。
基本問題は解けるが、応用問題が解けないという場合は、先生にその旨を伝え、応用問題中心に指導してもらうことが大切です。
プロ家庭教師の先生との最初の打ち合わせの時に、成績表を準備しておき、見てもらうと具体的な話が聞けると思います。
応用が出来ない場合
成績の分析をして苦手科目・苦手分野が見つかり、更に基本は出来ている場合、応用問題に対応出来る力をつけていく必要があります。
ここで問題となるのが、応用力を一人で身につけるのが難しいことです。
小学4〜5年生から塾に通い、授業を受けていても応用力がつかなったので、一人で対策するのは非常に困難だと思います。
テキストや模試の直しする時に解説を読んでも分からないというケースがあるかもしれません。
その場合、個人的に細かく説明をしてもらい、自分一人で分かる解き方をノートに書いていく必要があります。
後で見直した時に、自分で分かる解説を作ることが重要です。
その解説ノートを作るために、個人的に時間を取ってもらい細かく説明してもらう先生を見つけましょう。
苦手分野・単元が多い場合は、時間がかかるのでプロ家庭教師にお願いした方が効率的です。
受験まで小学6年生に残された期間は1年です。
小学4〜5年生の2年間を塾に通い、思うように成績が上がらなかった場合、6年生の内容だけでなく4〜5年生の内容の復習も必要になってきます。
塾ではカリキュラムに沿って先に進んでいきますので、自分で復習の時間を取る必要があります。
復習の時間を確保したら、受験までに残された時間でどうやって苦手単元の克服をしていくか計画を立てましょう。
苦手単元ごとに、基本から復習する必要があるのか、応用だけ復習すれば良いのかといったことも書き出していきましょう。
小学6年生の残された1年間で、4〜5年生で習った単元の復習をすることが、合格を勝ち取るために非常に重要になってきます。
何をしたら良いか分からない場合は、塾の先生やプロ家庭教師に確認をして、効率良く進めていくようにしましょう。
合格することで損をしない
小学4年生から塾通いを始めた場合、毎月の授業料、諸経費、テキスト代、講習会費で年間いくらくらいかかりましたか?
小学5年生になると、授業料と講習会費は値上がりしていたと思います。
小学4〜5年生でかかった塾代を計算すると、結構な金額になったのではないでしょうか。
小学6年生になると、更に授業料、講習会費は高くなると思います。
今までの費用を損させないためにも、お子様を第一志望校に合格させることを考えるべきです。
たとえば、大学付属の中学校に入学させると、中学・高校は塾通いをしないすむ可能性が高くなります。
もちろん公立校と比べると授業料などは高くなりますが、年間のトータル額と大学まで進学出来ることを計算に入れないといけません。
そのためにも、小学6年生の場合、中学受験で第一志望校に合格することを考えましょう。
苦手科目の克服が第一志望校に合格するために必要となってきます。
小学6年生の1年間だけでも、塾と併用してプロ家庭教師をつけることを検討してみてはどうでしょうか。
もし家庭教師に苦手科目を見てもらうのであれば、絶対にプロ家庭教師をおすすめします。
理由は、今までの経験からどうすれば出来るようになるか、残りの期間で何をすれば合格するかといったことがプロ家庭教師なら分かるからです。
学生の家庭教師に比べ、プロ家庭教師の方が費用は高くなるかもしれません。
しかし、合格の可能性が高くなる方を選んだ方が後で悔いが残らないと思います。
まとめ
志望校に合格するために、小学6年生の1年間を悔いが残らないように過ごしましょう。
塾の勉強はもちろん、それ以外に小学4〜5年生で学習した単元の苦手をなくすことが重要です。
多くの場合、「基本は出来るが応用が・・・。」となっていることでしょう。
応用問題を解けるようにするためには、しっかり理解し、自分一人で解けるようになるまで練習する必要があります。
まずは解き方を理解することに重点を置いて取り組んでいきましょう。
解き方を一人で理解することが出来ない場合は、塾の先生や家庭教師の先生に丁寧に説明してもらいましょう。
最後の最後まで諦めずに頑張って、合格を勝ち取ってきましょう。