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【中学受験】過去問に取り掛かる前に志望校の合格最低点を知る

海外模試

中学入試において、受験生の多くが満点を取れる問題を学校側が作成していることは少ないです。多くの学校で合格ラインは60%前後になっています。従って、約6割を取ることが出来れば志望校に合格出来る可能性が高くなります。

 

学校によっては合格最低点を公表しているところもあるので、過去問に取り掛かる前に調べておき、お子様に伝えるようにするとモチベーションを高めることが出来ます。もし過去問を解いた結果が合格最低点に届かないときは、あと何点必要なのかを計算し、どの科目のどの問題で得点することを目指すかをお子様と考えることが大切です。

 

今回は過去問の取り組み方と合格最低点から分かることについて見て行きたいと思います。

 

科目別配点と合格最低点

合格最低点を見る前に、志望校の科目別配点に注目してみましょう。

 

学校によって、均等配点・傾斜配点と分かれています。傾斜配点となっている学校では算数・国語の比率が高いので、算数や国語で差がつきやすくなります。また、均等配点の学校でも算数で差がつく学校が多いように思われます。つまり、中学受験において合否を決める可能性が高いのは算数ではないかと考えます。

 

算数が苦手なお子様は早めに対策をしていく必要があります。特に小学5年生からの内容は完璧に出来るようにしておきましょう。

 

さて、合格最低点ですが学校によっても試験日ごとに点数が変わってきます。従って、学校名だけで難易度が決まるのではなく、試験日ごとの難易度を調べていく必要があります。合格最低点は併願パターンを決める際の参考になりますので、じっくりと検討することが重要です。

 

過去問で得点を確認

過去問を解くようになると、自分の得点と合格者最低点を比べることが出来るようになります。何年度分か解いてみて、自分の得点と合格者最低点との差を比べてみましょう。

 

もし合格最低点までの差が大きい場合は、どの科目を底上げする必要があるのか戦略を立て直す必要があります。このまま過去問を解いていても、結果は変わらないので、もう一度テキスト使って勉強する方が効果的です。

 

合格最低点までの差が僅かな場合は、ケアレスミスがなかったかを確認しましょう。ただ、ギリギリに変わりはないので、底上げが出来る科目を見つけ集中的に勉強することが効果的です。

 

合格最低点を超えてきている場合、解けなかった問題の直しの徹底を図りましょう。特に算数で差がつく学校が多いので、算数の見直しを重点的に行うことが効果的です。ただ、あまりに難しい問題であれば飛ばしてしまうという選択肢もあります。どの問題は解けなくても良いか分からない場合は、塾の講師に確認をするようにしましょう。

 

過去問を解いて一喜一憂しているだけでは合格を勝ち取ることは出来ません。客観的に自分の得点を見るようにし、どうすれば志望校に合格出来る可能性が高くなるのかを今一度考えることが大切です。

 

合格最低点が大きく変わってしまう場合

試験日の変更・試験科目の変更・試験時間の変更」などがある年は合格最低点が大きく変わる可能性があります。また、問題傾向が変更になるかどうかは、受験してみるまで分からないことが多いです。(学校説明会で事前に説明がある場合もあります)ただ、他の受験生にとっても条件は同じなので気にしすぎる必要はありません。6年生の9月からの模試の結果を見ながら様子を見ていきましょう。

 

難易度の変化により、合格最低点が変わってしまうこともあります。難易度が変わる理由としては、「男女共学化」「新校舎の完成」「前年の大学合格実績の大きな変化」などが挙げられます。常日頃から情報収集をして、お子様の受験年度に難易度変化がありそうかを見て行くようにして下さい。

>>【中学受験】共学化・新校舎の完成に注目

 

何度も過去問を解いて自信をつけることが大切です。過去問の出来によって不安もあるかと思いますが、出来が悪い場合も第一志望校を変更するとお子様のモチベーションに影響を与え、全て上手くいかなくなってしまうこともあります。従って、第一志望校は変更せず最後まで頑張ることをおすすめします。

 

最後に|過去問の管理と情報収集は保護者の役目

学校が様々な情報を公開するようになってきています。これは受験者にしてみるとありがたいことです。合格最低点もそうですが、科目別の得点などを事細かに公開してくれている学校もあります。

 

学校見学などで学校の様子を知ることから始め、志望校が決定したら受験情報の入手をしっかりとすることが受験成功の秘訣です。こういった情報を入手し使いこなすのはお子様だけでは難しいので、保護者の方が手助けをしてあげる必要があります。

 

情報収集の具体的な方法として、志望校のホームページを週1回は確認するようにしましょう。新しい情報が掲載されていたらプリントアウトして、ファイリングしておくと効果的です。志望校別のファイルを作っておくと情報管理が楽になります。

 

また、過去問の管理も保護者の方がした方が上手くいくことが多いです。いつ何年度のどの科目を解くのか。合格最低点との差は何点だったのか。こちらも志望校別のファイルを準備しておくと管理がしやすくなります。ただ過去問を解いて終わりにならないよう注意していく必要があります。

 

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