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アルバイトの塾講師と正社員の塾講師の違い

アルバイト塾講師と正社員塾講師

(2018年3月4日 更新)

大学生の頃に塾講師のアルバイトをした人も多いのではないでしょうか。

私も学生時代に個別指導のアルバイトをしたことがあります。

今思うと全く指導方法なども知らず、ただただ教えていたという感じがします。(全く研修のない塾だったため)

正社員で塾講師をしていた時は、月に1回は「授業研修」がありました。

科目毎の研修で、指導方法や単元毎の注意点を教えてもらっていました。

アルバイトの講師も参加していましたが、強制ではないので時間が合う人だけ参加するといった感じでした。

保護者の方としては、お子様の成績が上がり志望校に合格することを目的に塾へ通わせていると思いますので、アルバイト講師と正社員講師で違いがあるのか気になるのではないでしょうか。

では、アルバイト講師と正社員講師ではどんな違いがあるのか見ていきましょう。

関連記事>>【コラム】塾講師をしている人々

 

大学生のアルバイト講師

時給が良いというイメージがある塾講師のアルバイトですが、1日の時間数が短かったりして月単位で見るとそれほど稼ぐことは出来ません。

それでも時給が良いので多くのアルバイト講師がいます。

 

年齢が近いので相談しやすい

お子様からすると年齢が近いので、話がしやすいということがあります。

そのため、進路の相談もしやすかったります。

質問がしやすいということもあります。

しかし、授業時間外での質問時間は限られてしまう可能性があります。(後述)

 

指導面での不安

大学生がアルバイト講師になった時に、しっかりと研修をしている塾であれば大きな問題はないかと思います。

ただ、人手不足の塾が多いので研修期間を長く取ることは難しいかもしれません。

塾によっては板書ノートや指導書が準備されていて、それを見ながら授業を行うといった塾もあります。

したがって、生徒からの急な質問に答えられなかったり、クラスの状況を見て指導方法を変えたりといったことは出来ない可能性があります。

 

授業のみの対応

大学生のアルバイト講師の場合、自分の学校や遊びなどの関係で授業時間のみの出社となる人も多くいます。

そのため保護者の方が普段のお子様の様子を聞きたくても、なかなか話が出来ない場合があります。

また、授業がない曜日に質問に行っても居ないということが殆どだと思います。授業以外の対応を期待するのは厳しいかもしれません。

大学生以外のアルバイト講師

アルバイト講師には大学生以外の人もいます。

学校の非常勤講師の方や、新聞記者、ミュージシャン、定年退職後の方などがいました。

他にもアルバイト講師を専門にしている人もいたりしました。

 

指導面は安心

大学生のアルバイト講師に比べると、経験があり指導面では安心出来る場合が多かったりします。

特に専門でアルバイト講師をしている方は正社員よりも授業が上手かったりもします。

特に特殊算や細かい知識を必要とする中学受験の指導は、経験豊富な先生の方が安心出来ると思います。

 

癖がありすぎることも

経験がある分、自分の教え方に自信を持ちすぎていることがあります。

自分の教え方に着いてくる生徒の対応は良いのですが、着いてこない生徒に対しては冷たくなることもありがちです。

お子様が担当講師の教え方や、宿題の量などに合っている場合は問題ありませんが、合っていない場合は責任者に相談をした方が良いでしょう。

 

正社員講師

正社員講師の中にも違いがあり、教室長・校舎長・校長・塾長など呼び方は塾によって違いますが、教室・校舎の運営を任されながら講師をしている方もいます。

その場合、事務作業が多く授業をあまり担当していなかったり、質問対応に応じてくれる時間が少なかったりすることもあります。

正社員の講師専門の人も中にはいます。

もちろん授業だけが仕事ではありませんが、他の講師に比べると一番質問の時間を確保することが出来ると思います。

 

受験指導のプロ

正社員講師は受験指導のプロです。

研修を多く受けている可能性が高く、指導方法や内容をよく知っていることが多いです。

授業だけではなく、進路情報も研修で教わっていることが多いので、学校のことについても詳しかったります。

特に塾講師歴10年以上の人は、地域の学校については詳しく知っていることが多くあると思います。

 

常識がないことも

国立大や難関私立大学の大学院を卒業して塾講師になっている方と一緒に働いたことが多くあります。

中には社会人経験がないということもあり、保護者の方と話をする際も敬語が使えなかったりして驚いたことがあります。

また、頭が良いので出来ない生徒の気持ちが分からないことも度々ありました。

何で出来ないのかを考えようとしないので、一方通行の授業が延々と続いてました。

大手進学塾では研修が多いので、あまり心配はないかと思いますが、小さな塾では注意をしておいた方が良いかもしれません。

特に小・中学生のお子様をお持ちの場合は授業の様子を定期的に聞いてみると良いでしょう。

 

最後に

塾講師にも色々な人がいます。

お子様に合った講師に出会えるかで受験の結果が大きく変わることもあります。

常日頃からお子様と話をするようにして、塾の様子や担当講師のことを聞くようにしましょう。

また、進路指導に関しては正社員の講師と話をすることをおすすめします。

学校情報や今までの経験から合否の可能性についてもアドバイスを貰うことが出来ると思います。

塾を有効活用するためにも、信頼出来る講師を見つけることは大切です。

 

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