来年受験(2019年)をする人は、今年の受験の様子を見に行くと雰囲気が分かります。
入試当日は独特の雰囲気がありますので、少しでも様子が分かっていることが大きなメリットとなります。
今年受験の人はもちろん、来年受験の人も入試当日の雰囲気を知っておくことが大切です。
2月1日は独特の雰囲気です
2月1日は東京の中学受験の解禁日です。
この日は、どこの中学校にも多くの塾の講師が応援に行っています。
御三家中や早慶中には多くの講師が応援に行っているので、独特の雰囲気があります。
独特の雰囲気に飲まれてしまわないためにも、一度2月1日の入試の雰囲気を知っておくことが大切だと思います。
ガチガチに緊張していたO君
昔、2月1日に入試応援に行った際、教え子のO君に会ったことがあります。
普段の塾の様子を見ていると、元気で活発な男の子でした。
しかし、2月1日の受験校の前で会ったO君はガチガチに緊張していて、いくら私が声をかけても、全く反応がありませんでした。
お父様と受験校に来ていましたが、一緒にいたお父様も随分と心配をしていました。
10分位O君と話をしましたが、結局一言も返事はありませんでした。
翌日結果発表がありましたが、第一志望校は残念な結果になってしまいました。
2月2日もO君の応援に行きましたが、この日もガチガチに緊張していて、全く話をすることが出来ませんでした。
2月3日は違う講師がO君の応援に行きましたが、やはりガチガチに緊張していたと言っていました。
結局、O君は2月1日〜3日に受けた受験校は全て残念な結果となってしまいました。
小学6年生の9月〜12月のO君の模試の成績は、全ての学校が可能圏から合格圏となっていました。
緊張せず、普段どおりの実力を発揮することが出来ていたら、十分合格を勝ち取れたと思います。
普段から入試を意識させる
塾へ通っている方でも、入試当日の雰囲気を分かっている人は殆どいないと思います。
中にはお兄様・お姉様の受験についていき、入試当日の様子を知っている人もいます。
しかし、多くの人は入試当日になるまで、受験会場の雰囲気を知ることはありません。
お子様が受験をする前年の受験日の様子を見ておくと、雰囲気を知ることが出来ます。
もちろん、学校がある日だと思いますので、なかなか行くことは出来ないかもしれません。
それでも、学校に行く前に間に合えば是非一度見に行ってみることをおすすめします。
塾の講師は試験時間よりも早く校門の前に行っていますので、少しは雰囲気を掴むことが出来るかと思います。
受験情報誌をお子様と一緒に読む
保護者の方が受験情報誌を読むことはあるかと思います。
受験情報誌を読む際に、お子様と一緒に読むことで、お子様も受験に関しての情報を多く仕入れることが出来るようになります。
保護者の方だけでなく、お子様も出来るだけ多くの受験情報を持っていることにより、入試の雰囲気が分かるようになってきます。
事前に保護者の方が受験情報誌に目を通し、必要な部分だけをお子様と一緒に読むと効率よく情報を仕入れることが出来ます。
おすすめの受験情報誌は、月刊誌の「合格レーダー」です。
お子様が小学6年生(小学5年生の2月)になったら、ぜひ読んでもらいたいと思います。
まとめ
2月1日の入試の雰囲気を少しで知りながら、当日を迎えることが受験成功の鍵となることもあります。
そのため、事前に「試し受験」をしておくことは非常に大切です。
また、小学5年生のうちに2月1日の入試の雰囲気を知るため、見学に行ってみるのも良いかと思います。
2月1日に、自分の実力が発揮出来るよう、出来ることは全てしておくようにしましょう。