入試当日の流れをイメージしておくことで、焦りがなくなります。
前日の準備もそうですが、入試当日になって焦ることがないよう、事前に当日の流れをイメージしておくことが大切です。
入試前日にしっかりと準備をしておくことにより、当日の朝、焦ることはなくなります。
入試当日の朝は、早めに起きるようにしましょう。
特に保護者の方は余裕をもって起床し、天候が悪かった場合は予定より早く家を出られるよう、お子様を起こしてあげて下さい。
また、リラックスして朝食を食べることが出来るよう、前日に準備は全て終わらせておくようにしましょう。
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朝ごはんは消化に良いものを中心に、普段と変わらないおかずが良いと思います。
入試日だからといって、特別なものにするとお子様は緊張してしまいがちです。
それでは、入試当日の流れを考えてみたいと思います。
持ち物の最終確認
前日に準備した物を再度確認しておきましょう。
特に、受験票と筆記用具をどこに入れたか確認しておくことが大切です。
筆記用具に関しては、筆箱の中身まで確認をするようにしましょう。
忘れ物がないことを確認すると落ち着きが出てくるものです。
当日が雨や雪の場合は、替えの靴下を1足入れておくと良いでしょう。
また、タオルも1枚持っていくと良いかもしれません。
他に必要な物があった場合、探す時間がかかるようでしたら、行きのコンビニで購入するようにしましょう。
時間に余裕があれば、忘れ物がなくてもコンビニに寄ると、意外と必要な物が見つかったりもします。
ラッシュに気を付ける
学校まで電車を利用する人は、朝のラッシュに気を付けて下さい。
ラッシュの時間帯の電車にお子様は慣れていませんので、はぐれないように注意が必要です。
出来れば事前に一度、入試当日と同じ時間帯に学校へ行っておくと、ラッシュに焦ることがないと思います。
乗り換えがある人は、ICカードがあると便利です。
お子様の分も事前に用意をしておくようにしたいものです。
また、電車が遅延することもありますので、時間に余裕をもって出発するようにしましょう。
万が一、電車の遅延があった場合、焦らず冷静に対処をしていくことが重要です。
「学校への連絡」「遅延証明書をもらう」など、基本的なことを忘れないようにして下さい。
そのため、学校の連絡先は必ずメモしておきましょう。
雪で交通機関に乱れがある場合
入試当日に大雪ということも考えられます。
万が一、大雪で交通機関に乱れが生じた場合、とにかく受験校に向かうことが大切です。
別日受験を実施してくれる学校よりも、試験時間を変更してくれる学校の方が多いので、試験会場に向かうようにしましょう。
移動中にスマホで情報を入手し、焦ることがないよう注意してください。
学校に到着したら
学校の校門前には、多くの塾の講師たちが応援に来ていると思います。
初めての受験の場合、その雰囲気にのまれてしまうお子様もいます。
本命校の前に「試し受験」をしておくと、受験の雰囲気を知ることが出来ます。
自分の受験校に担当講師が来てくれるのかについては、事前に確認をしておきましょう。
学校に着いたら、受験生が必要な物を保護者が持っていないか確認して下さい。
ついつい心配だからといって、受験票を保護者の方が持っていたりもします。
また、試験終了後にどこで待ち合わせをするかも、この時に決めておくと良いでしょう。
携帯電話の持ち込みが禁止されている学校もあるので、事前に待ち合わせ場所を決めておくことが大切です。
お子様は試験会場へ、保護者は控え室へ
試験会場へはお子様だけで行くことが多いと思います。
受験番号を確認し、指定の教室へ行きましょう。
場所が分からない場合は、必ず係の先生に聞くようにして下さい。
自分から聞くことが大切です。
保護者の方は控え室へ行くことが多いと思います。
お子様のことが心配でしょうが、試験が終わるまで落ち着いて待ってあげましょう。
本や雑誌を持っていくと気分転換になると思います。
教室に着いたら
試験が始まるまで、心を落ち着けることが大切です。
まずは受験票と筆記用具を準備し、時間があればトイレへ行くようにしましょう。
また、教室が暑いこともありますので、脱ぎやすい服を着ていき、体温調整が出来るようにして必要があります。
試験開始までは、自分なりの方法でリラックスをしましょう。
具体的には、「今まで勉強してきたノートを見る」、「小説を読む」、「お守りを見る」など、自分なりの方法を見つけて下さい。
周りの子を見ると、皆んな自分より頭が良さそうだと思ってしまうこともあるでしょう。
しかし、他の子も皆んな同じように思っています。
自信を持って試験開始まで待つようにして下さい。
※学校によっては持ち込み不可の物がありますので、注意が必要です。
試験後の休憩時間
1科目試験が終わると、休憩時間があると思います。
ついつい出来が気になってしまうものですが、気分転換をして次の科目に臨んで下さい。
自分が難しいと思った問題は、他の人も難しいと感じたはずです。
自信を持って次の科目に向かうことが大切です。
気分転換の仕方は、試験開始までの時と同じように、自分なりの方法でかまいません。
ただ、トイレだけには行っておくようにしましょう。
試験終了後
試験が終了し待ち合わせ場所にお子様が来たら、「どうだった?」とは聞かずに、「お疲れ様!」と声をかけてあげ、家に着くまでは試験の出来について聞かないようにしましょう。
家に着いてリラックス出来たら、試験の内容を確認して下さい。
ただ、確認するだけで解き直しはしなくても大丈夫です。
入試問題の中には、1人で解き直しが出来ない問題があったりもします。
そうすると翌日の試験前に自信をなくしてしまう可能性があります。
どうしても気になる場合は、塾の担当講師にパッと教えてもらうようにしましょう。
翌日も朝から入試がある場合は、早めに寝るようにして下さい。
緊張疲れをしていると思いますので、ゆっくり休んで体力の回復を図ることが、合格につながります。
午後入試を受験する場合
最近は「午後入試」を実施する学校が増えています。
午後入試を受験する場合、午前中の受験が終了し、午後入試の試験会場に向かうことになります。
事前に行き方を確認しておき、焦ることがないようにしておくことが大切です。
また、午前入試が終わり、昼食を取ることになります。
昼食は、午後入試の試験会場の近くで取るようにする方が良いと思います。
理由としては、試験開始時間に合わせ昼食時間を調整することが出来るからです。
学校によっては、食堂やカフェテリアを開放してくれていることもあります。
その場合、学校で昼食を購入することも出来るかもしれませんが、事前に軽食を準備しておいた方が無難だと思います。
手軽に食べることが出来る、おにぎりやサンドイッチを準備していくと良いでしょう。
移動中に体が冷えてしまうこともあるかと思います。
そのため、飲み物は温かいお茶などを水筒に準備しておくと、良いかと思います。
まとめ
2月1日〜3日くらいまでは、試験が続くことが予想されます。
当日、翌日には合否が出るので、気持ちも不安定になりがちです。
特に不合格が続いてしまうと精神的に辛くなってきます。
余裕を持った併願パターンを組んであげることで、精神的に追い込まれないようにしてあげましょう。
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入試が全て終了すると、お子様は確実に成長すると思います。
保護者の方は入学手続きが残っていますので、最後までしっかりと確認をするようにして下さい。
4月からは中学生となりますが、中学受験がゴールではありません。
一気に気が抜けてしまうお子様が多くいますので、次の目標を早めに決めることが大切です。