中学受験の算数は本当に難しいと思います。
小学4年生から中学受験の勉強を始め、受験まで全く躓くことなく進んでいく方は少ないのではないでしょうか。
特に算数で躓いてしまうお子様は多いと思います。どの単元が苦手なのかを保護者の方が把握しておくことが大切です。
なるべく早い段階で苦手単元の克服をするようにしましょう。
塾で使っているテキストの問題を何度も解き直し、最後に本当に理解をしているか確認するため、同じような問題を解かせてみることが効果的だと思います。
解き直しを嫌がるお子様
塾の宿題で間違えた問題を解き直すことは非常に大切なことです。もちろん、模試や過去問でも同じで、間違え問題は必ず解き直すようにしましょう。
しかし、お子様にとっては解き直しは楽しい作業ではありません。答えを知っている問題を最初から解き直すのは、犯人が分かっている推理小説を最初から読むのと同じ感覚かもしれません。
面白くはないかもしれませんが、出来なかった問題をそのままにしておくと、今後も出来ないままになってしまいます。心を鬼にして、解き直しをさせるようにして下さい。
解き直しをして、同じような問題を1人で解けるようになると、お子様も体験として解き直しの重要さに気づいていきます。塾のテストや模試などで、以前間違えた問題が出来るようになった時は、必ず褒めてあげることが大切です。
計算と一行問題の徹底
算数が嫌いなお子様は、計算と一行問題の徹底をしていきましょう。
中学入試ではどの学校でも計算問題が出題されますので、計算でミスをしないようにすることが大切です。
また、大問の2で一行問題が出題される学校が多くありますので、普段から一行問題は全て正解させるようにしていきましょう。
- 中学入試の大問1・2に向けておすすめです
- 学年によって、やる問題を選択する必要があります
- パート1・2を中心に頑張りましょう
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算数というと「難しい問題を解かないといけない」と考えてしまう方もいますが、実際は計算と一行問題をしっかりと正解させることが重要となってきます。
せっかく難問が解けたとしても、計算問題でミスしていたり、一行問題で間違えていたりすると、高得点は取れません。
普段から基礎固めをしていくことが算数嫌いのお子様には重要です。
小学6年生で算数が嫌いな場合
小学6年生の夏休み前には全ての単元学習が終わると思います。
単元学習が終わった後であれば、どの問題集も最初から最後までやることが出来ます。
夏休みを利用して1冊終わらせてみると良いでしょう。
1冊テキストが終わると、お子様は自信を持つものです。
ついつい難しいテキストを与えてしまう保護者の方もいますが、基礎固めをさせた方が後々の役に立つことが多いです。夏休みに算数のテキストを1冊終わらせ、自信を持たせるようにするところが、逆に自信をなくさせてしまうことにもなるでしょう。
単元学習が終わったら、総復習を兼ねて1冊テキストを終わらせてみましょう。
- 基礎力育成に向いています
- 自習で使うのに最適です
- 基本の確認におすすめです
- 問題量が多すぎず、少なすぎず適量だと思います
まとめ
中学受験は算数で差がつくことが多いと思います。
そのため、算数嫌いをなくし、少しでも得点が上がるようにしていく必要があります。
まずは計算と一行問題を徹底することが大切です。その上で、苦手単元の克服をしていくようにしましょう。その際、どの単元が苦手なのかを保護者の方が把握しておくことが重要です。今までの模試の結果などを振り返って確認をするようにしましょう。
小学6年生の夏休みに一度総復習をすると苦手単元の洗い出しが出来ます。塾でも総復習をすると思いますが、保護者の方がお子様の苦手単元を把握するためにも、ご家庭でも総復習をしてみると良いでしょう。
入試までの限られた時間内で、算数嫌いをなくしていくために、隙間時間を活用していくことが大切です。隙間時間に取り組むテキストを1冊準備しておくことをおすすめ致します。