高校受験で出題される作文の勉強法と市販テキスト

原稿用紙

高校受験では学校によって「作文」が出題されることがあります。作文とまではいかなくとも長文記述の問題が出題される場合もあります。

作文と聞くとそれだけで難しそうに思いがちですが、実はそれほど難しくはありません。実際に私が勤めていた塾でも高校受験の「作文対策講座」がありましたが、中学3年生の9〜12月までの4ヶ月だけでした。その期間で人によっては作文コンクールに入賞するような作文を書くことが出来るようになっていました。

では、どんなことに注意して作文を書くようにしたら良いのかを見ていきましょう。

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字数によって段落構成を考える

高校受験の作文では字数の指定があり、400〜800字くらいの学校が多いと思います。指定された字数によって、何段落でまとめるかを決めておくとスムーズに書くことができます。

具体的には400〜600程度であれば、3段落構成が書きやすいと思います。800字以上になってくると4段落構成の方が書きやすくなると思います。

作文の段落構成

400〜600字の作文の段落構成

●1段落目

  • 「この資料を見ると◯◯◯ということが分かる。私は◯◯◯ということについて△△△と考える。」
  • 「この文章の作者の◯◯◯という考えに私は賛成だ。」

と言った内容で十分です。ここで無理して文を長くしようとすると、分かりにくい文章になってしまう可能性があります。字数を稼ぐのは2段落目以降で問題ないので無理する必要はありません。

また、賛成か反対かを問われる問題では、どちらの意見を書いても問題ありませんが、賛成意見を書くことをおすすめします。理由は反対意見よりも賛成意見の方が書きやすいからです。

反対意見となると、なぜ反対なのかを論理的に説明する必要が出て来ます。限られた時間内で書かなくてはならないので、具体的な事柄を考えながら論理的に書いて行くのは時間がかかります。

●2段落目

  • 「小学校の頃、◯◯◯といったことがあった。」
  • 「友達と◯◯◯をした時、△△△と考えた。」

と言った具体的な体験を書くようにしましょう。この2段落目で字数の調整をすると作文は書きやすくなります。高校受験の作文の多くは「あなたの体験を入れて書きなさい」といった出題が多くあります。したがって、出題されている内容に沿った体験を入れるようにしましょう。

●3段落目

  • 「このことから私は◯◯◯について、△△△と考えた。」
  • 「この経験から◯◯◯について、今後は△△△をしていくようにしようと決めた。」

と言った自分の考えを書いてまとめるようにしましょう。ここでは自分の経験から得たことを今後どう活かしていくかについて書くと良いでしょう。

上のような3段落構成で書く場合、1段落目30〜50字程度、2段落目250〜400字程度、3段落目100〜150字程度で書くのが書きやすいと思います。

800字以上の作文の段落構成

基本的には400〜600字の作文の段落構成と同じです。ただ、1つの体験だけでは字数が稼げないので、体験を2つにして段落を分けると書きやすくなります。関連する体験を2つ考えるようにしましょう。

受験作文の勉強方法

高校受験で作文が出題されることが分かっている場合は、事前の対策をするようにしましょう。

具体的には「色々な題材の作文を書きまくる」ことです。そして書いた作文を他の人に読んでもらうことが重要です。「自分ではしっかり書けた」と思っても、他の人が読むと意味が分からないことがあったりもします。

事前に様々なことについて作文を書いておくと、入試本番で考えることなく書き出すことが出来ます。なぜなら、全く同じ題でなくても以前に書いた内容で一番近いものを流用することが可能だからです。

出来るだけ多くの作文を書いて、先生や両親に読んでもらい、手直しを加えて仕上げておくこと一番の対策となります。

  • 作文対策として1冊あると便利です
  • 条件作文の書き方が全く分からない場合、役立ちます

作文を書く際の注意点

作文を書く際、文体は必ず揃えるようにしましょう。

  • 「〜です。〜でした。〜ます。〜ました。」(敬体)
  • 「〜である。〜であった。〜だ。〜だった。」(常体)

高校入試の作文では、どちらで書いても問題ありません。字数を稼ぐのであれば「〜です。〜ます。」の敬体の方が稼げます。ただ、最初にも書きましたが、最初から最後まで文体は揃えるようにして下さい。

他に注意する点としては、原稿用紙の使い方です。「文頭に句読点が来る場合は、前の行の最後のマスに書く」など小学校で習ったことがあると思います。もう一度原稿用紙の使い方を確認するようにして下さい。

※国語の読解問題の記述では文頭に句読点が来ても、そのまま書きます。

漢字のミスにも注意が必要です。どうしても書けない場合は、他の言い回しに変えてみるのも一つの手です。しかし、事前に漢字の練習をしておくことをオススメします。

最後に

公立高校で出題されることが多い200字程度の長文記述も作文の練習をしておくと役立ちます。200字くらいですと2段落構成が書きやすいと思います。前段で「賛成か反対かを述べる」、後段で「体験を書き、最後に意見を述べる」といった形式が良いと思います。

表現の上手下手よりも時間内に書き切ることが大切となってきますので、事前に多くの題で書き溜めをしておくことが攻略のコツです。その際、他の生徒に差をつけるとすると体験の部分になるので、前もって色々な体験を書き出しておくことも大切です。

さすがに1〜2週間での対策は厳しいですので、中学3年生の9月くらいからは1週間1つくらいのペースで作文の書き溜めをするようにしましょう。1週間に1つでも9月から始めれば15題くらいは書けます。

受験当日に焦ることがないよう、練習をしておくようにして下さい。

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