国語の読解問題を苦手にしているお子様は解き方のコツが分かっていないことが多いです。もしかすると、その前段階の読むところで躓いてしまっている可能性もありますので、一度確認をしてみる必要があります。
その確認は簡単に出来ます。
お子様に音読させることにより、読むことは出来ているのか、それとも読むことが出来ていないのかが分かります。判断の基準はつっかえることがなく読めていたかです。
読むことが出来ていない場合は、問題集に取り掛かる前に読む練習をすることをおすすめします。毎日、時間を決めて音読させていると、段々と上手に読めるようになります。それから問題集に取り掛かるようにすると、スムーズに進みます。
今回は低学年の方におすすめの読解問題集について考えていきたいと思います。
小学校低学年のうちから読解問題に慣れておく
小学校の国語の授業では、読解問題の解き方についての指導は殆どありません。
しかし、中学受験や高校受験では読解問題が出題されます。このギャップに苦しむお子様が多くいます。したがって、小学校低学年のうちから読解問題に慣れておく必要があります。
塾に通うというのも一つの手段ですが、中学受験をしないのであれば市販の問題集で十分でしょう。塾に通うとなると、授業料が馬鹿になりませんし、授業料以外にも諸費用がかかってきます。
市販の問題集を購入して、1日45分ほどお子様について見てあげるだけで対応できます。
おすすめの問題集2冊
市販の読解問題集にも様々な種類があります。最初は簡単なものから始めて、解ける喜びをお子様に与えることが大切です。
科目や問題を好きになると成績も上がりますが、嫌いになると成績は上がりません。特に小学校低学年のうちに、好きになるか嫌いになるかは重要です。嫌いになってしまうと、その勉強自体を避けるようになるので、改善させるのに時間と労力がかかります。
計算力を身に付けさせる「公文」は有名ですよね。海外展開もしているので、日本だけでなく世界中で多くの生徒が通っています。公文のドリル形式は小学校低学年のお子様には効果的です。最初のうちはどんどん解けるので楽しんで勉強をすることができます。
これは算数の計算だけでなく、国語の読解問題にも当てはまります。
ここで大切なことは、1日何枚やるかを決め、それ以下にもそれ以上にもしないことです。量的には少な目にしておき、1日の勉強時間内で終わるようにすることがポイントになります。時間が余ってしまったら、他の勉強をさせるようにして決まった時間を守らせるようにしましょう。
読解問題の練習をしながら、ことわざを覚えることが出来る問題集もあります。興味が持てるとことわざを覚えるのが苦ではなくなります。試しにあたえてみて、様子を見てみるとよいでしょう。
長期休みは絶好のチャンス時期
夏休みも段々と残りが少なくなってきています。
9月から始めるのではなく、夏休み中に勉強の習慣付けや、読解問題の対策を始めることが大切です。
なぜなら、とにかく時間を取ることが出来るからです。いつ始めても慣れるまでは勉強することが苦痛に感じられます。学校が始まる前に新しく始めたことに慣れてしまうと、継続させることが少しは楽になります。
今年の夏休みは「読解問題の勉強に慣れる」とか、「1日45分勉強するようにする」とか決めてしまいましょう。そして、冬休みは「新しくこれをやる」とか、「1日の勉強時間を△分延ばす」とか決めていくと、長期休みの度に成長することが出来るようになりますよ。
読解問題集のまとめ
まずは興味を持って取り組める問題集を選ぶことが重要です。最初は簡単なものでかまいません。「出来る」とお子様が思うことが大切です。
自信が持てるようになると、正答率が上がってくることが多いです。そうすると更に勉強する気が起きてきます。この流れが出来ると自然と成績が上がっていきます。これは国語の読解問題だけでなく、他の科目にも当てはまります。
出来るようになった段階で、レベルの高い問題集与えていくようにしましょう。最初はレベルの違いに戸惑うこともあるかと思います。最初に「この問題集は少し難しいよ」「出来たら凄いね!」と声掛けをしてから与えるようにしましょう。出来なかった時にフォローしやすくなります。
- 中学受験を視野に入れている方におすすです
- 学校レベルよりも難しいです
小学1年生のうちから「漢字・計算」も練習しておくことをおすすめします。
>>【勉強の習慣】小学1年生のうちに漢字・計算ドリルに取り掛かる
将来、中学受験をさせようと思っている場合、焦ることもあるかと思いますが、小学1〜2年生の間に「漢字・計算」の練習をしておくだけでも大きく変わってきます。まずは勉強の習慣付けがしっかりと出来るようにしたいものです。