最近タブレットやパソコンを使ったICT教育が広まってきています。(コロナウイルスの影響で更に広まってます)
生徒全員がタブレットを持つ学校も出てきています。
また、タブレットやパソコンを使った様々な通信教育サービスもあります。
随分と前から大学受験の予備校ではサテライト(衛星授業)が行われていました。
大手予備校がない地域でも有名講師の授業を受けることが出来るというメリットがあり、日本各地に広まっています。
私が勤めていた塾でも大学受験コースは全てサテライト授業を取り入れていました。
塾側からすると人件費削減、教室の床面積が小さくても済むので家賃の節約に繋がっていました。
では、最近のタブレットやパソコンを使った授業で、お子様の成績は上がるものなのでしょうか。
今回はオンライン授業について見ていきましょう。
月額2178円の『スタディーサプリ』
リクルートが提供する「スタディーサプリ」の月額料金は2178円と格安となっています。
塾の授業料は学年によっても違いますし、塾によっても大きく違いますが、月謝が2178円のところはないと思います。
値段だけで考えると大変魅力的に感じます。
もちろん成績が上がる子もいるでしょうが、全ての生徒に当てはまる訳ではないでしょう。
スタディーサプリの問題点
強制的に勉強をさせられる訳ではありませんので、自分から積極的に勉強する子以外は厳しいと思います。
サテライトを取り入れていた塾でも、週に1回も塾に来ない生徒がいました。
決まった曜日の決まった時間に授業があるといった環境でないと続かない生徒は多数いると思います。
また、国立や難関私立高校を志望している生徒にとってはレベル的に不十分に思います。
実際にホームページに掲載されている合格実績を見ても上位校は少ないようです。(合格者数が掲載されていないので、人数までは分かりません)
スタディーサプリの良い点
部活や習い事の関係で時間的に塾に通うことが出来ない生徒には効果的な面もあります。
特に定期テストに向けた勉強を普段から行なっていくのであれば、使い勝手が良いかもしれません。
苦手科目や苦手分野の克服に特化した使い方も良いと思います。
また、苦手な科目でよく分からない箇所があった場合、何度でも見ることが出来るのは嬉しいですね。
分かるまで何度でも繰り返し見て、理解することで自信がつくと思います。
無料体験で試してみる
塾の無料体験授業と同じで、実際に試してみないと良し悪しは分かりません。
無料体験で試してみて、続くけることによって成績が上がりそうかどうかを確認してみると良いと思います。
お子様に合っているのであれば塾代が安く済み経済的です。
部活との併用に効果的な「スタディサプリ」
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その他の通信教育
スタディーサプリ以外にも様々な通信教育のサービスがあります。
どれも塾へ通うよりは金額的に安く済むと思います。
お子様に合うものがあるか、一度調べてみると良いかもしれません。
リアルタイムで質問が出来る点が「スタディーサプリ」とは大きな違いです。
マンツーマンですので、内気なお子様でも質問がしやすいと思います。
ホームページや資料請求で詳しい内容を調べてみてはどうでしょうか。
他にもネットで調べてみると多くの通信教育のサービスを見つけることが出来ると思います。
部活で忙しいお子様がいる場合は、一度トライアル授業に参加してみてる価値はあります。
もしかするとお子様に合ったサービスを発見出来るかもしれません。
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最後に
2つの通信教育サービスを参考に考えてみると、時間的・金銭的には非常にメリットがあると考えます。
ただ、成績が上がるかについてはお子様の性格に寄るところも大きのではないかと思います。
塾に通ったとしても必ず成績が上がると保証されてはいません。
そう考えると、タブレットやパソコンを使った通信教育は塾と同じだと考えることが出来ます。
タブレットやパソコンを使って勉強する環境スペースの問題もあるかと思いますが、少しでも興味があれば一度詳しく調べてみるべきです。
体験授業を受講してみて、合わないと思えばはっきりと断るようにしましょう。
色々な通信教育サービスがありますので、妥協せずにお子様に合うものを選ぶことが重要です。