中学受験の勉強をしているお子様をお持ちの場合、塾での小テストや模試の結果を見て不安になることも多いのではないでしょうか。
そんな時、お子様にどう接するか悩みませんか?
中学受験に成功してきたお母様を見ていると、共通点があるように思います。
今回はお子様への接し方について見ていこうと思います。
成績を見て怒らない
塾の小テストや模試の成績を見て、怒りたくなる時もあると思います。しかし、結果に対して怒っても点数は上がりません。
どうしても怒るのであれば、小テストや模試に向けての準備に対して怒るようにしましょう。
また、出来れば怒るだけでなく、次の小テストや模試に向けたスケジュールを一緒に考えてあげるようにした方が効果的です。
小学生で小テストや模試のスケジュールを管理し、自分で対策をしていける子は少ないです。
実際に成績が良いお子様の場合、勉強管理はお母様がしていることが多くあります。
塾に通っているからといって安心せず、お子様の勉強管理をしてあげることが大切です。
勉強管理=勉強を教えることではありません
塾にお通いの場合、勉強を教えることについては、講師に任せるようにしましょう。
保護者の方がする勉強管理は、「宿題はやったか」「模試はいつあるか」「得点・偏差値の推移」などの確認をすることです。
確認をする際、なるべく怒らないようにしましょう。
怒るよりも、どうしていくかをお子様に伝えることが大切です。
子供の前では自信を持つ
塾の講師をしている時は、毎日お迎えのお母様と立ち話をしていました。
授業が終わった後ですので、お子様も横にいることが殆どです。
お子様が一緒にいる際の立ち話で注意して欲しいこととして、子供のマイナス部分の話をすることは避けましょう。
ついつい、「うちの子は出来が悪くて」と言ったような話をされるお母様がいますが、それを聞いている子供は「僕は出来が悪いんだ」と思うようになってしまいます。
同じように、「うちの子は物覚えが悪くて」「うちの子は全然勉強していなくて」といったような話もしないようにしましょう。
子供は「私は物覚えが悪いんだ」「僕は一生懸命勉強しているのに」と感じてしまいます。
子供の思い込みにより成績が上がりにくくなることが多くあります。
色々と不安なことがあると思いますが、お子様がいない時に塾の講師と相談をした方が良い結果に繋がります。
お子様の前での、ネガティブな発言は極力避けるようにしましょう。
塾との関わり方
成績が上がらない時、塾へ要望を出すこともあるかと思います。
この要望の出し方もお母様によって大きく違いがあります。
成績が上がらないことに対してクレームを出しても改善は難しいかもしれません。
塾の講師も限られた時間内で多くの生徒の対応をする必要があるので、自分の子供だけを見てもらうことは不可能です。
そこで、出来る範囲で見てもらうための方法を一緒に考えるといったスタンスの方が効果的です。
具体的な方法としては、「苦手分野を伝えて別プリントを貰う」「授業前や授業後に15〜20分だけ見てもらう」など講師が出来ることをお願いしていくようにすると良いでしょう。
その他にも、勉強の方法やテストの受け方などをお母様から子供に話をする代わりに講師から伝えてもらうのも効果的です。
成績をあげることを考えた場合、クレームよりも対策を一緒に考えるようにしましょう。
[blogcard url=”https://jyuku-erabi.net/archives/784″]講習会や特別講座に参加させる
塾へ通っていると春・夏・冬休みに講習会があるかと思います。
授業時間が長くなるため、費用も高くなりがちです。
塾から参加を促されることもあるのではないでしょうか。
塾側からすると、もちろん売上のこともあります。
合宿がある塾もありますが、利益率は相当なものになります。
したがって、各校舎毎に目標人数や売上目標があり、塾生に参加を促すようにします。
しかし、売上や利益のためだけに参加を促す訳でもありません。
まとまった時間を確保できるので、徹底的に復習をすることが出来ますし、予習も取り入れることが出来ます。
お子様の成績向上を真剣に考えている講師がたくさんいることも事実です。
日曜日には学校別対策授業が拠点校舎であったりもします。
こちらも志望校によっては、参加を促されることがあるのではないでしょうか。
御三家中をはじめとする難関中学では、独自の対策をした方が合格の確率は間違いなく高くなります。
中学受験のための塾費用は高額になりがちです。
受験勉強を始める前に調べておかないと小学6年生になって驚くことがあります。
中途半端に受験勉強をして、志望校に合格出来なかった場合、保護者の方にもお子様にも悔いが残るのではないでしょうか。
もちろん講習会費や特別講座費が100万円以上となると考えものですが、なるべく講習会や特別講座には参加させるようにすることが大切です。
[blogcard url=”https://jyuku-erabi.net/archives/828″]最後に
小学4年生から受験勉強を始めると、3年間は勉強漬けになります。
頑張るお子様に何としても合格を勝ち取ってもらいたいと思う気持ちはよく分かります。
そのためにも保護者の方が出来ることはしてあげるようにしましょう。
まずは何冊か中学受験に向けた書籍を読んでみるのも参考になると思います。
特にこれから中学受験を始めようと思っている保護者の方は、始める前に読んでおくことをおすすめします。
やるからには絶対合格出来るよう、保護者の方もお子様のために努力をしてあげることが大切です。