【コラム】保健室受験で開成中に合格したNくん

開成保健室受験

今までに教えた生徒で印象に残っている子に、保健室受験で開成中に合格したNくんがいます。

保健室受験をしたことを知ったのは、2月1日の夕方でした。正直なところ、体調が悪い状態での受験となってしまったので、厳しい結果を覚悟していました。合格発表の日、お母様から電話があり見事合格したとのこと。

担当していた生徒で開成中をはじめ、御三家中に合格した生徒は何人もいますが、保健室受験で合格した生徒はNくんだけでした。

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小学4年生の頃のNくん

小学3年生の頃から塾には来ていましたが、初めてNくんを担当したのは小学4年生の時でした。

小学3年生の頃に担当してた講師から、「Nくんは出来る」と聞いていたので、どんなの子か気になっていました。

実際に担当してみると、確かにクラスでは1番出来ました。それ以上に驚いたのは、Nくんが「僕は開成に行く」と公言していたことです。

こちらか聞いたわけではありませんが、いつも「開成は〜」と話していたのを覚えています。

Nくんのお母様

塾への送り迎えは、いつもお母様でした。よく立ち話をしていましたが、とても気さくな方だったのを覚えています。

面談で志望校の話をすることがありましたが、開成に決めた理由は「東大を目指すため」と言われていました。小学3年生の終わりに子どもと学校見学に行き、Nくんも気に入ったとのことです。

小学4年生のうちは開成に合格出来るかどうかは微妙な偏差値でした。そして小学5年生になって、スランプに陥ったのを覚えています。

しかし、お母様もNくんも開成を狙うということに関しては振れることはありませんでした。塾に対してクレームを言ってくることもなく、焦らずじっくりと構えている印象がありました。

小学6年生の頃のNくん

小学6年生の4〜5月になり、Nくんの成績が一気に伸びてきました。塾では志望校別のクラスの選抜試験がありましたが、問題なく合格です。それもトップクラスでの成績で合格していました。

夏休みになっても成績は下がることなく、2学期に受けた模試の判定では開成が十分に狙えるまでになっていました。

ただ、Nくんもお母様も安心したり、焦ったりせず、黙々とやるべきことをこなしているといった感じです。

小学4年生の頃から一貫して日々の勉強、1週間の勉強、1ヶ月の勉強をこなしていく姿勢は変わりませんでした。

年が明けて

最後の模試の結果も開成を十分に狙っていける成績でした。年が明けて最後の追い込みをしている時も、Nくんは自分のペースを崩しません。

1月中に西武文理と市川を受験し、無事合格しました。喜んではいましたが、いつものペースを崩すことはありませんでした。

入試前日も夕方まで塾で勉強をしていたのを覚えています。その時は体調が悪いということはなさそうでした。

開成の試験日

2月1日、開成の試験日です。この日、私は他の生徒の入試応援に行っていました。元気そうに試験会場に来た生徒と話をし、見送っていました。

その後、教室に戻り試験が終わった生徒や保護者からの連絡を待っていました。何人の生徒・保護者から試験の出来についての連絡がありました。しかし、Nくんからはありません。

夕方6時くらいでしょうか、Nくんのお母様が塾に来ました。出来について聞こうと思い席を立ちました。最初のお母様の言葉に驚いてしまい、その後のことはあまり覚えていません。

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今日の開成中の受験は保健室で受けました。

私

え? どうしたんですか?

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昨日の夜から熱が出てしまって・・・

熱が出ても開成受験は諦めることが出来ず、事前に電話をしてから試験会場に向かったそうです。ここでも焦ることなく、しっかりと対応したお母様は凄いと思いました。

試験会場に着くと、すぐに保健室に通され、そのまま保健室受験となったようです。体調が万全でない受験ですので、Nくんの実力が発揮出来たか心配になってしまいました。

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後は結果が出るのを待つだけです。

ちなみに2月2日の受験校は欠席していました。

合格発表とNくんの弟

開成中の合格発表の日、お母様が塾へ来ました。

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おかげさまで開成中に合格しました。

いつもより少しテンションが上っているNくんのお母様がいました。Nくんもお母様と一緒に来ていましたが、いつものマイペースな感じのままだったのを覚えています。彼は中学・高校となっても変わらずマイペースで東大を目指すのではないかと思いました。

実はNくんには弟がいます。性格は全くの正反対で、感情豊かな生徒でした。ちょっと調子に乗ってしまうところもあります。お母様は弟の性格もしっかり把握していたので、志望校は大学付属にすると言っていました。具体的には弟の性格を考えて、学習院中を志望校にしました。2年後、Nくんの弟も無事に学習院中に合格しました。

もちろん勉強を頑張って志望校に合格したのはNくんと弟ですが、子どもの性格をしっかりと把握し、志望校を選んだお母様も凄いと思います。特にNくんが開成に合格しても、弟は大学付属で伸び伸びさせた方が良いと考え、受験させたところは凄いと思います。

今まで指導してきた生徒で保健室受験をしたのはNくんだけです。志望校に向けて自分のペースを4年間最後まで貫き通し、体調が万全でなくても諦めないというNくんの頑張りを今後も忘れることはないでしょう。

⇒【コラム】御三家中合格までの道のり

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