(2018年2月1日 更新)
子どもの話をしっかりと聞くことにより、自主性が生まれます。
自主性が生まれると自分から勉強するようになるものです。
子どもと話をする時、ついつい親が話すことが多くなっている場合には注意が必要です。
子どもが口下手という場合であっても、上手く話を聞いてあげるようにすることが大切です。
今回は子どもの話を聞くことの重要性について考えてみたいと思います。
普段の生活で話を聞く
朝起きて学校へ行くまでの時間や、学校から帰ってきてからの時間でお子様と話をする際に、まずは話を聞くようにすることが大切です。
ついつい自分から話をしたくなることもあると思いますが、少し我慢するようにしてみましょう。
話を聞いてもらえると子どもは安心します。
安心した状態で勉強をする方が、不安な状態で勉強をするより効果的ではないでしょうか。
同じ時間数を勉強するにしても気持ちが違うだけで効果は大きく変わってくると思います。
普段の何気ない会話であっても、親がしっかりと子どもの話しを聞くようにすることが大切です。
子どもが話をする機会を多く取ってあげるように工夫してあげましょう。
話を聞く際には「頷く」「相槌を打ち」「目を見る」など聞き方にも注意をしてあげると更に効果的です。
- 返事の仕方で子どもは変わるものです
- 子どもが自分で考えるようになるために必要なもの
人前で子どもの話をする際の注意点
塾に勤めていたときに、子どもの前で「うちの子は算数が全く出来なくて困ってます」というような話を毎回するお母様がいました。
聞いている子どもは「僕は算数が出来ないんだ」と思い込むようになってしまうと思います。
塾の担当講師と話をする際に謙遜されるお母様は多くいますが、子どもの前では避けた方が良いと思います。
お母様同士の話の中でも自分の子どもの話をする時は謙遜することが多いのではないでしょうか。
子どもがその場にいなければともかく、子どもの前ではマイナスな話はなるべく避けた方が良いでしょう。
子どもと話をしたり、子どもの前で話をする際には言葉に気をつけることが大切です。
子どもと一緒にいる時間を増やす
一日の中で子どもと一緒にいる時間はどれくらいありますか?
学校へ行く前の時間と学校から帰ってきてからの時間で、どれくらい一緒にいることが出来ているか確認をしてみましょう。
小学校の高学年になると、塾へ通ったり、他の習い事に通ったりでなかなか一緒にいる時間を作ることが出来なくなってきます。
子どもと一緒にいる時間を増やすための工夫をすることが重要です。
「朝ごはんは必ず家族で食べる」「晩ご飯も家族で食べる」「お風呂に一緒に入る」「塾へは送り迎えをする」などちょっとした工夫で子どもと一緒にいる時間を増やすことが出来ます。
一緒にいる時間を増やし、子どもの話を聞いてあげることが今後の成長でプラスになると思います。
受験に向けて子どもと話をする
中学受験の場合、子どもだけで志望校を選ぶことは難しいです。また、中学進学後以降のことが分からないと思います。
特に大学についてや、就職については全く分かっていないことが多いと思います。
中学受験の志望校選びについての話や、私立中学校に進学した後のことについての話などを子どもとすることは非常に大切です。
子どものモチベーションを高めることが出来ますし、自分で考えるようにもなります。
押し付けにならないように注意して、話をするようにしてみましょう。
興味が湧いてくると自分で調べたりもするようになります。
最近はパソコンがあればネットで調べることが出来るので、子どもでもある程度のことは調べられると思います。
調べたことを親に話してくると思いますが、ここでも聞き役に徹することが重要です。
もちろん間違った情報もあると思いますが、いきなり訂正するのではなく、最後まで話を聞いた上で教えてあげるようにすると良いでしょう。
子どもの話を聞くことの大切さのまとめ
よくお母様と話をしていると「自分の子どもには厳しくなってしまう」「つい子どもと喧嘩になってしまう」という話を聞くことがあります。
分からなくもないですが、我慢することも必要だと思います。
子どもの将来のことを考えて、色々と小言を言ってしまうこともあるかと思いますが、細かいことを気にしすぎるのはマイナスになってしまうこともあります。
絶対にやってはいけないことをしてしまったときは厳しき叱ることも必要ですが、細かいことについては我慢すると上手くいくこともあります。
じれったくなってしまうかもしれませんが、出来るようになるまで待つことも重要です。
まずは子どもが安心出来るように話を聞いてあげるようにして下さい。
それだけでも成績が向上するきっかけになります。
受験にも好影響を与えると思いますので、じっくりと腰を据えて子どもの話を聞くということをしてみましょう。