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【中学受験】入口の偏差値と出口の大学進学実績

中学受験の偏差値と大学進学実績

中学受験をする場合、私立中学校の入学時の偏差値と、卒業時の大学進学実績を気にされている方が多いと思います。

では、中学受験で使われる偏差値について、深く考えたことはありますか?

高校受験や大学受験で使われている偏差値とは大きく違っています。

また、出口の大学進学実績に関しても、どの大学を見るべきなのでしょうか。

今回は、中学受験における入口の偏差値、出口の大学進学実績について見ていきたいと思います。

中学受験の4大模試

首都圏では、SAPIX・四谷大塚・日能研が行う模試の他に首都圏模試というものがあります。

この4つの模試が4大模試と呼ばれています。

ここで、まず中学受験の模試というのは、全ての小学生が受けているものではないということに注意が必要です。

高校受験では、ほぼ全ての中学3年生が模試を受けていますし、大学受験におけるセンター試験でも約50万人の学生が試験を受けています。

しかし、中学受験の場合は小学生の一部、さらには私立中学校の受験を目指している学力の高い層のみが模試を受けている状況です。

したがって、高校受験や大学受験における偏差値と、中学受験における偏差値では大きな違いがあることを理解しておく必要があります。

そのため、学校の成績が良い生徒が、いきなり上記の4大模試を受けても、なかなか思ったような成績が取れないことがよくあります。

ここで重要なことは、偏差値50付近の学校でも、素晴らしい教育を行っており、出口の大学進学実績をきっちりと出している学校もあるということです。

併願校選びの際には、偏差値だけにとらわれるのではなく、教育方針や校風、大学進学実績をしっかりと調べることが大切です。

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大学進学実績

私立中学校のホームページを見ると、大学進学実績のページがあると思います。

国公立や、早慶、GMARCHなどの大学に何人合格しているかの表があり、どこを見たら良いのか分からない方も多いかと思います。

将来、お子様を国公立大学に通わせたいのであれば、純粋に国公立大学への進学人数を見ることになります。

医学部に通わせたいとお考えの場合は、医学部への進学人数を見ることなります。

または、自宅から大学に通わせたいとお考えの場合は、早慶やGMARCHへの進学人数を見るのが良いかもしれません。

ただ、ここで大切なことが2つあります。

  1. 卒業者数
  2. 現役の合格者数

上記2つの人数をしっかりと確認する必要があります。

私立中学校も学校によって、1学年の人数が大きく違っています。

国公立大学への進学者数が多くても、卒業者数が多ければ相当上位にいないと厳しくなってきます。

また、浪人生を含む進学実績の場合、合格者の殆どが浪人生だとすると、現役で国公立大学へ合格するのは厳しくなってしまうかもしれません。

大学進学実績を調べる際には、細かい部分まで見ることが大切です。

お子様だけで調べるのは難しいですので、保護者の方がしっかりと調べてあげる必要があります。

学校案内にも、大学進学実績が出ているので、1冊あると便利だと思います。

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学校の雰囲気

中高一貫校に通わせることになると、6年間は同じ学校に通うこととなります。

もちろん入口の偏差値、出口の大学進学実績も重要ですが、学校の雰囲気が1番大切なのではないかと考えます。

私が指導していた生徒で、JG(女子学院)に合格した生徒がいます。

しかし、高校1年生の時に退学してしまいました。

話を聞くと、「学校の雰囲気に馴染めなかった」と言っていました。

会社の雰囲気が合わなかったら、「6年間も仕事に行きたくない」と思うことはありませんか?

学校も同じなのではないでしょうか。

上記のJG(女子学院)を退学した生徒は、高卒認定試験(大検)に合格し、国立大学へ進学しました。

したがって、学校見学や文化祭・体育祭などの見学には、出来るだけお子様と一緒に行くことをおすすめします。

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まとめ

中学受験をする場合、入口の偏差値と出口の大学進学実績が気になると思います。

もちろん事前にしっかりと調べておく必要があります。

しかし、入口の偏差値と出口の大学進学実績だけで志望校と決めると、思わぬ結果になることもあります。

学校の雰囲気や、通学時間など、学校に通うお子様のことを最優先に考えてあげることが大切です。

お子様が楽しく学校に通うことが出来れば、大学受験の際にも結果はついてくると思います。

色々な学校の見学に行ってみて、本当にお子様に合う学校を見つけてあげるようにしましょう。

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