毎年11月になると、中学受験用の「時事問題集」が発売されます。
したがって、11月から中学受験の時事問題の対策を始めると効率的です。
昨年も同じ時期に時事問題集が発売されています。
今年の時事問題はどのような問題が出題されるのでしょうか。
中学受験の方が、高校受験よりも細かいところが出題されるのではないかと思います。
市販の時事問題集を2冊くらい購入し、対策をするようにしましょう。
1冊ではなく2冊以上準備する理由は、「抜けをなくす」ためです。
受験に向けて万全の対策をしていくようにしましょう。
2024年度入試で出題されそうな時事問題
- 気象に関する問題
- 広島サミット
- 人口問題
- 新紙幣の発行
- ロシアのウクライナ侵攻
上記に関する問題が多く出題されるのではないかと考えています。
気象に関する問題
今年は地震や台風など自然災害が多く起こりました。
今までに起こった大きな地震や、大きな台風に関する問題が出題されることが予想されます。
場所をしっかりと覚えておく必要があるかと思います。
また、1993年に環境基本法が制定されたことも抑えておきましょう。
広島サミット
まずは参加国を確認してみましょう。
日本・イタリア・カナダ・フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・EUです。
ここまでは通常通りですが、注目するのは招待国です。
オーストラリア・ブラジル・コモロ・クック諸島・インド・インドネシア・韓国・ベトナムです。
コモロやクック諸島は初めて聞く人もいると思いますので、注意が必要です。
地図帳で位置をしっかり確認しておきましょう。
また、ゲスト国としてウクライナが参加している点にも注意が必要です。
今年起こった出来事の他に
中学受験の社会の問題では、今年起こった時事問題の他に、あの時から300年、200年、100年といったような切り口の問題も頻繁に出題されます。
時事問題集の巻末に特集を組んでいることが多いので、しっかりと読んでおくことが大切です。
基準となる年は2023年と2024年です。
手持ちの歴史の教科書の年表もあわせて確認をしておくと良いでしょう。
2023年を基準
1923年:関東大震災
1932年:五・一五事件(犬養毅が暗殺される)
1962年:キューバ危機
723年:沖縄返還・日中共同声明
2024年を基準
1224年:北条泰時が執権となる
1914年:第一次世界大戦
1954年:自衛隊設置
1964年:東京オリンピック
2014年:消費税8% 集団的自衛権閣議決定
市販されている時事問題集
時事問題集は市販されているもので、十分対策が出来ます。
出来れば2冊以上購入し、「抜け」がないようにしておきたいものです。
また、ある事柄でも、出来るだけ多くの知識を吸収しておきたいものです。
そこで、市販されている時事問題集をいくつか紹介いたします。
- 日能研ブックスの時事問題集です
- 毎年、多くの受験生が使用しています
- 中学受験にも役立ちます
- 学研のテキストなので、小学生でも読みやすいです
理科の時事問題にも対応しているのが、下記の1冊です。
社会だけではなく理科の対策をしておくことも中学受験では必要になってきます。
- 他の1冊と比較用におすすめです
- 理科の時事問題の対策にもなります
- 中学受験大手のサピックスの時事問題集です
- メイン教材になると思います
- 四谷大塚の時事問題集です
- 携帯可能な巻末カードが役立ちます
市販されている時事問題集でおすすめの5冊を紹介いたしました。
毎年、中学受験をする多くの生徒が購入している時事問題集だと思います。
最後に
中学受験をするお子様や保護者の方は、時事問題が出題されることを知っているかと思います。
11月に時事問題集が発売されると、時事問題だけに目がいきがちです。
しかし、直接的に時事問題が出題されるだけではなく、切り口として時事問題が使われることが多くあるということに注意して下さい。
時事問題だけを確認して終わりでは、効果は薄れてしまいます。
時事問題と関連させて、地理・歴史の復習をすることが大切です。
11月からでも、社会の点数は上がります。
時事問題だけに気を取られるのではなく、地理・歴史・公民の総復習をすることで、社会の合計点を上げることが出来ます。