塾講師なりたての頃、「怒り方研修」を受けました。今思うと怒らない方が上手くいくのではと思ってしまいます。出来れば怒ることなく、指導が出来る方がお互いのためにいいですよね。
研修で教わった「怒り方」
大きな音を出す
怒鳴ったり、教卓を叩いたりして大きな音を出すことにより、生徒を黙らせる方法です。確かに大きな音を出すことにより、生徒は驚き静かになります。
教室の外に呼び出す
問題がある生徒を教室の外に呼び出すことにより、その時点で怒られると感じさせます。また、他の生徒も次は自分が呼ばれるのではと思い静かになります。
静かになるまで黙ってる
教室に入っても生徒が喋ってる場合、静かになるまで黙っていると、気が付く生徒が周りの生徒に喋るのをやめるよう声をかけます。このまま喋り続けるのはマズイと感じさせる方法です。
確かに怒ることにより、その授業中は静かになります。しかし、それは怒られたからであって自分から勉強するという姿勢になった訳ではありません。これは保護者の方が怒った場合でも同じではないでしょうか。
褒めて自分から勉強させる
『コーチング』という言葉をご存知ですか。ある時期からよく聞くようになった言葉です。『コーチング』を取り入れる企業も増えていますし、『コーチング』のセミナーを開催されています。
『コーチング』の勉強をしましたが、なるほどと思うことがありました。それまでは怒リ方に注意しながら、生徒に勉強させるようにしていましたが、『コーチング』を勉強してからは自然と怒ることが減っていきました。生徒も「今までとなんか変わったね」と言うようになりました(笑)
怒ることでその場は勉強させることも可能ですが、受験までの長い道のりを考えると、自分から勉強してくれるようにならないと合格を勝ち取るのは難しいです。また、受験に合格しても、その後の勉強で躓いてしまうことが予想されます。自分から勉強するようにさせるために、そして毎回怒らなければならないとう労力を軽減するためにも、お子様に対する接し方を変えてみてはいかがでしょうか。
参考になりそうな本です