幼児教育という言葉をよく耳にしますが、具体的に何をすればいいのか分かり辛くないですか?
あれこれ考えている間にも、お子様は成長していきます。まずは出来ることから始めてみてはいかがでしょうか。
お子様が小さいうちは、とにかく興味が持てそうな物を与えていくことが大切です。特に視覚的にお子様が興味を持ちそうで、今後の勉強に役立ちそうな物を与えていくようにして下さい。また、与えるだけではなく、いつでも自分から手にすることが出来る場所に置いて置くことも重要です。
リビングに置いておくと良いもの
家族が一緒に過ごすリビングに置いておくだけでも、お子様の興味を高めることが出来るものが沢山あります。「図鑑」「地球儀」「地図帳」「辞書」などが代表的なものです。実際に進学塾で講師をしている際、成績の良い保護者の方からもリビングに置いてあるという話を聞きました。本当に置いてあるだけなんですが、すぐ手に取って見ることができるという環境が大切です。
自分の部屋の本棚や引き出しに入っていると、見ようと思った時に一手間かかります。テレビを見ていて気になったことがあった場合、その場ですぐ調べることが出来るといった手軽さが大切です。リビングの決まった場所に置いておくだけでお子様は自分から見るようになっていきます。なるべく小学校に上がる前に行っていくようにしたいものです。
出来るお子様の保護者の方と面談をしていると、「なるほど!」と思うことが多々あります。しかし、お母様たち同士の話の中ではなかなか出てこない場合があります。出来るお子様が試験前に「全然勉強してないんだよー」と言っているのと同じで、出来るお子様の保護者の方も「特に何してないんですよ」と言われることが多いのではないでしょうか。わざと隠しているのではなく、自分では特別なことはしていないと思われていることが多くあります。
したがって、尋ね方を変えてみる必要があります。「何をしているんですか?」ではなく、「○○はしていますか?」みたいに聞くと、「していますよ。それに△△もしてるんですよ。」と付随することも教えてもらえる場合があります。出来るお子様の保護者の方はどんなことをしているんだろうと情報収集をし、自分のお子様にも出来そうなことは試してみることが重要です。
まとめ
自然と自分から勉強する子になってくれるのが一番嬉しいことですが、なかなかそうも行きません。自分から勉強する子に育てるために、あれこれと工夫をする必要があります。工夫と言いましても、手取り足取り教えることが全てではありません。普段の生活の中で出来ることをしていくようにしましょう。
色々と考えている間にもお子様は成長していきますので、まずは出来ることから始めていきましょう。