私立中学校の学校説明会に参加すると、どんなメリットがあるのでしょうか?
まず、校長先生のお話や進路指導の先生のお話を聞くことができます。校長先生のお話からは、学校の理念や教育方針が分かりますし、進路指導の先生のお話からは、大学進学実績や進学に向けた対応が分かります。
次に、パンフレットなどでは分からないことも実際に学校へ行って見ると分かることがあります。生徒の雰囲気や教室の様子なども実際に行ってみないと見えてきません。
多くの学校の説明会に参加して、お子様に合った学校を見つけることが大切です。
学校説明会に参加してみる
私立中学校の学校説明会では校内見学が出来たりもするので、教室や施設の確認が出来ます。その際、掲示物やロッカーなども見ておくと学校の様子が更に分かると思います。学校見学に行き、ロッカーがあまりに汚くて志望校を変えた生徒もいました。逆にトイレがホテルのように綺麗で受験を決めた生徒もいました。
学校説明会に参加する前に「家庭の教育方針」「希望する学校像」などは、はっきりさせておいた方が良いと思います。そして学校説明会での話を聞き、家庭の教育方針や希望する学校像と一致するかを確認することが大切です。
事前にホームページなどを見ておき、気になることをピックアップしておくことも大切です。学校説明会の最後に個別相談が出来ることもありますので、気になることは聞いてみましょう。
- 2018年度受験版です
- 各学校の行事予定が掲載されています
私学フェアに参加してみる
大きなホールを利用して、複数の私立中学校が合同説明会を開催していたりもします。この私学フェアに参加するメリットは、なんといっても一日で多くの学校のパンフレットを入手することが出来る点です。また、これまで知らなかった学校を知るチャンスでもあります。気になる学校が見つかりましたら、ぜひその学校の説明会に参加することをおすすめします。
私学フェアでは、学校ごとに個別ブースが設けてあり、個別相談を行うことが出来たりもします。積極的に個別相談に参加し、情報を入手したいものです。
個別相談を利用するメリット
個別相談に参加してみたいが、「何を聞いていいのか分からない。」「聞いてみたいことがあるが、受験に影響しないか。」などとお考えの方も多いのではないでしょうか。
学校側からすると、学校のことをよく知って欲しいと思っています。そのために個別相談を実施しているので、受験に影響するということはありません。
気になることはどんどん質問してみましょう。
例えば、
「複数回受験した場合に優遇措置はあるのか?」
「記述問題の場合、部分点はもらえるのか?」
「面接がある場合、合格にはどれくらい影響するのか?」
こんな質問に対して答えてもらえた場合、受験に有利に働くと思います。
(もちろん全ての質問に答えてもらえないこともあるとは思いますが)
他にも
「付属大学への内部進学に関する条件は?」
「他大学受験は認められるのか?」
「指定校推薦はどれくらいあり、基準は?」
大学進学に関する情報はパンフレットにも出ていると思いますが、意外と分からないことも多いので、聞いておくとよいでしょう。
学校ごとに情報をまとめる
沢山の私立中学校の学校説明会に参加していると、情報が膨大な量になってしまいます。学校ごとのファイルを作り、まとめておくことをおすすめします。
そのため、学校説明会に参加する際はルーズリーフを持参すると便利です。校長先生のお話や進路指導の先生のお話を書き留めておいたり、校内見学の際に気がついたことを書き留めておいたりし、帰宅後にファイルにまとめるようにします。その際、学校からもらった資料もひとつにまとめるようにしましょう。
この学校ごとのファイルが後に有効に活用出来ます。特に願書記入の際に具体的なことを書くことが出来るので、重宝することになります。
- 学校選びの参考になる本です
- 知らなかった一面を知る機会になるかもしれません
最後に|学校説明会の重要性
インターネットの普及により、情報収集が容易に出来るようになりました。しかし、生の学校の様子を見ないと分からないことが多々あります。
学校見学に行って志望校を変えられたご家庭を多く見ています。逆に、今まであまり考えていなかった学校の説明会に参加し、受験を決められたご家庭もあります。事前に情報誌やインターネットを利用して学校の情報を収集すると思いますが、実際に学校に行ってみることが非常に重要です。6年生になってからでも遅くはありませんが、多くの学校を見るのであれば、4年生や5年生のうちから計画的に学校説明会に参加した方が良いでしょう。
説明会に参加しているうちに、段々と学校の様子・対応が見えてくると思います。なるべく多くの説明会に参加し、お子様に合った学校を見つけてあげることが大切だと思います。