中学入試の国語の問題で記述式の問題が増えています。
上位校だけでなく、中堅校であっても記述の対策をしっかりとしておくべきです。
しかし、対策をしたとしても、すぐに記述問題が出来るようにはなりません。
じっくり時間をかけて書き方の型を身に付けていく必要があります。
今回は中学受験における「記述問題の対策」について考えてみたいと思います。
小学4年生からの記述対策
記述問題を苦手にしてしまうお子様は、まず書くことが面倒と感じてしまうことが多々あります。
とにかく答えを書くことが出来るようになることが第一目標です。
普段から記述式の問題を埋めているお子様は段々と上達していきます。
逆に書くことを嫌がってしまうお子様は、まず書くことから始めなくてはいけないので、それだけ時間がかかります。
そこで、小学4年生のうちに「書くことが当たり前」となるようにしていく必要があります。
宿題で記述式の問題があったら、必ず答えを書かせるようにして下さい。
ここで空欄を作ることを許してしまうと、今後苦労することになります。
まず、答えを埋めることが出来たら褒めることが大切です。
たとえ間違っていたとしても、埋めたことに対し褒めてあげるようにして下さい。
また、部分的にでもあっている場合は、△をつけてあげるようにしましょう。
お子様が進んで答えを書くようになると、記述問題の突破口が見えて来ます。
書くことに慣れるために
書くことに慣れるために、市販のテキストや通信講座を利用すると効果的です。
何も教材がなく、ただ「書きなさい」とお子様に言っても、何をしたら良いのか分からないと思います。
特に小学生の間は、なるべく具体的に何をしたら良いのかを伝えていく必要があります。
そのためにも、「書く」ことの出来るテキストを事前に準備しておくことが大切です。
おすすめの市販テキスト
- 3~5年生向けで記述力がつきます
- 簡単な問題からスタート出来ます
おすすめの通信講座
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学校別の対策
御三家中をはじめとする難関校では、学校別の対策が重要になってきます。
聞かれる内容や答え方など、学校独特のクセがありますので、志望校に合わせた対策をしていく必要があります。
ただ、学校別の対策が始まるのは小学6年生になってからですので、それまでの間に記述式の問題に慣れておくことが大切です。
色々な形式の記述問題を解くことが、後の学校別対策の下地となります。
したがって、宿題や模試の記述問題は必ず埋めるようにして下さい。
また、終わった後に解答をしっかりと読み、自分の答えと比べるようにしましょう。
自分の答えが合っているか分からない場合は、塾の講師に見せると良いでしょう。
学校別の対策が始まると、志望校に合わせた記述の仕方を徹底して指導されます。
同じような内容の答えであっても、書き方で印象が変わってくることがあるので、担当講師の説明をしっかりと聞くようにしましょう。
学校側が求める生徒に近づくために、しっかりと対策をすることが大切です。
学校別対策が始まる前に
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まとめ
高校受験や大学受験の記述とは一味違った問題が出題される中学受験の記述問題。
部分点をもらうことも出来ますので、絶対に空欄にすることだけはやめましょう。
しかし、普段から練習をしていないとなかなか書くことすら出来ません。
早い段階から「書く」ことを習慣付けられるよう、お子様の国語のテキストを見るようにして下さい。
宿題などで空欄がある場合には、必ず埋めさせるようにして下さい。
どうしても書けないというお子様は、「模範解答を丁寧に写す」ことから始めるのも手です。
どういうふうに書けば良いのかを、模範解答を写すことによって覚えていきます。
字数指定のない記述問題もありますので、解答欄の大きさから大体の文字数の検討をつけることも必要となります。
ここでも模範解答を丁寧に写すことにより、解答欄に入るための字の大きさなどを学ぶことが出来ます。
まずは「書く」ことを嫌がらなくなることを目標に早い段階から記述問題に慣れるようにしましょう。
次に色々な記述問題を解くことにより、書き方を学んでいきましょう。
最後に、学校別の対策で志望校に適した解答が書けるようにしましょう。
記述問題の練習には時間がかかるので、早目のスタートが大切です。