中学受験のための模試というと、四谷大塚の『合不合判定テスト』と『日能研模試』、『合格判定サピックスオープン』、『首都圏模試』が挙げられます。
※日能研模試は「合格判定」「合格力育成」とあります。
今回は四谷大塚の合不合判定テストの偏差値表(80%)と日能研の偏差値表(R4)を比較してみたいと思います。
御三家・早慶中(男子)
【御三家中(男子)】
開成、麻布は日能研の方が1高くなっています。
武蔵は日能研の方が2高くなっています。
日能研模試の方が若干高くなっていますが、それほど大きな違いはありません。
【早慶中(男子)】
早稲田①②は四谷大塚と日能研の偏差値が同じになっています。
早稲田実業は四谷大塚の方が3高く、早稲田高等、慶應普通部、慶應湘南は四谷大塚の方が1高くなっています。
慶應中等部は四谷大塚の方が2高くなっています。
早慶中も大きな違いはありません。早稲田②が御三家と並ぶ偏差値となっていますので、2月3日の受験校は慎重に選ぶ必要がありそうです。
その他の上位校(男子)
筑駒は日能研の方が1高くなっています。
筑附は四谷大塚と日能研は同じになっています。
駒場東邦は四谷大塚の方が2高くなっています。
海城①は日能研の方が1高く、海城②は四谷大塚の方が2高くなっています。
城北①は四谷大塚の方が2高くなっています。
巣鴨①は四谷大塚と日能研は同じになっています。
海城の人気が高そうです。海城・巣鴨・城北の中では完全に抜け出た感じです。2月3日の受験校選びは本当に慎重にした方が良さそうです。
気になる学校(男子)
広尾①は四谷大塚の方が1高くなっています。
佼成①(特奨)は日能研の方が12高くなっています。
成城②は日能研の方が1高くなっています。
学習院②は四谷大塚の方が3高くなっています。
2月1日午後入試の佼成学園(特奨)が四谷大塚と日能研で大きく違います。奨学生制度を狙うことが出来ますし、大学合格実績が上がってきているので、人気が出るのではと思っています。今年度の結果で偏差値がどう変化するか注目しています。広尾はここのところ人気が高まっています。今後もこの人気が継続するか注目していきたいと思います。
2月3日の成城②と学習②は押さえを考える上で候補となるのではないでしょうか。2月1日本命を考えている方は2日、3日の併願パターンを慎重に検討してみて下さい。
最後に
四谷大塚の合不合判定テストの80%偏差値表と日能研模試のR4偏差値表を比べてみましたが、それほど大きな違いはないように感じます。
お子様がお通いの塾で受ける模試というのは決まっているかもしれません。しかし、他の模試を受けてみるのも大切なことです。問題傾向が違っていたりするので、初見の問題に慣れることが出来ます。
また、模試を受けている母集団が変わったくるので、色々な角度から自分の現在の実力を測ることが出来ます。
6年生の9月からが模試の本番です。各種模試が開催されるので、日程調整をしながら受験してみることをおすすめ致します。