受験情報誌を見ていると2020年度の受験者数は増加する見込みのようです。
ここ数年、受験者数が増加しているので、6年連続の増加となりそうです。
ちなみに、2019年度の中学受験者数は約47,200人となっています。
関連記事>>【2019年度 中学入試】首都圏の受験者数は増加?
中学受験者数の増加の理由として、景気回復と大学入試改革が挙げれられています。
確かにリーマン・ショック後には受験者数が減少していました。
また、「ゆとり教育」の時代には、公立中学校の教育内容に不安を感じた家庭が私立中学校を目指していました。
今後、景気回復が続き大学入試改革の様子が分かるまでは中学受験熱は続くのではないかと思っております。
そこで、中学受験において偏差値だけではない学校選びが重要となってくるのではないでしょうか。
大学進学実績を精査してみる
中学受験の場合、保護者の方が志望校選びをすることが多いと思います。
志望校選びで重視する項目として「大学進学実績」があります。
大学進学実績は各学校のホームページを見ると出ていることが多いです。
最近では「現役・浪人」を分けて掲載している学校もあります。
もちろん大学進学を現役で目指して欲しいと思う保護者の方が多いのではないでしょうか。
中高一貫校で高校からの募集がない学校であれば、大学進学実績は中学受験で入学した生徒のものとなります(付属小学校がある場合は内部進学者の実績も含みます)。
ここで注意が必要な点として、高校からの入学者がいる学校の場合、どれくらいの割合かを調べるのが難しいという点です。
もちろん募集定員を調べるのは簡単ですが、大学進学実績の数のどれくらいが中学から入学した生徒なのか、高校から入学した生徒なのかが分かりません。
また、一学年の人数と大学進学実績の数を比較するようにしましょう。
一学年800名で東大合格者5名と、一学年300名で東大合格者5名では、比率が違ってきます。
ついついホームページに掲載されている数字を見てしまいがちですが、精査することが重要です。
中学受験用のガイドブックを1冊準備しておくと、非常に便利だと思います。
関連記事:【中学受験】2020年度用の学校案内(ガイドブック)4冊の紹介
おすすめ中学校
これから伸びそうな学校を以前の記事で書きました。
関連記事:【中学受験】併願パターンの決め方とこれから伸びそうな学校
今回は他の学校を紹介したいと思います。
おすすめの男子校
【京華】
四谷大塚の合不合判定テスト80%の偏差値表を見ると、40前後の学校ですが、入学時の偏差値に比べ大学合格実績が高いと思います。
また、面倒見の良さも評判になっています。
まだまだ人気なっていないですが、今後の偏差値に注目していきたいと思います。
【足立学園】
四谷大塚の合不合判定テスト80%の偏差値表を見ると35前後の学校ですが、こちらも入学時の偏差値に比べ大学合格実績が高いと思います。
おすすめの女子校
【京華女子】
男子と同じでこちらも面倒見の良さで評判です。
入学時の偏差値に比べ大学進学実績の良さが目立ちます。
合格実績も伸びてきているので、今後の偏差値の変化に注目していきたいと思います。
【富士見】
四谷大塚の合不合判定テスト80%の偏差値表を見ると、50前後の学校ですが、合格実績が伸びてきていると思います。
国公立の実績も早慶大・GMARCHの実績も良いのではないかと思います。
また、新校舎がしたこともあり、今後人気が出てくるのではないかと思います。
おすすめの共学校
【広尾学園】
最近、非常に人気が出ている学校です。
グローバル教育にも力を入れていて帰国子女も多く受けれています。
大学進学実績も非常に伸びており人気が続きそうです。
四谷大塚の合不合判定テスト80%の偏差値表を見ると、男女とも偏差値60前後になっています。
【市川】
千葉にある学校で、1月20日に入試があります。
練習受験で受験者数が多いのが目立ちます。
合格実績が素晴らしいので通学圏内であれば非常に魅力的な学校です。
四谷大塚の合不合判定テスト80%の偏差値表を見ると、男子60前後、女子65前後となっています。
以前に比べ偏差値が上がっているので、練習であってもしっかり対策をする必要があります。
おすすめの学校|まとめ
志望校選びをする際、ついつい偏差値に目が行ってしまいませんか。
もちろん偏差値も志望校選びの基準とりますが、少なくとも6年間はお子様が通うことになる学校ですので、校風や教育方針、通学の便なども考えるようにしましょう。
また、大学進学実績についても学年の人数と合格実績を比べてみることが大切です。
他にも保護者同士の繋がりがどれくらいあるのか、学校にはどれくらいの頻度で保護者が行く必要があるのかなど、色々と確認をした方が良いでしょう。
その上で、お子様に合うと思われる学校を見つけてあげることが重要です。
関連記事:【中学受験】成績が伸び悩んでいたらプロ講師の「家庭教師ドクター」