【コラム】高校受験に失敗してしまった成績の良かったU君の秘密

不合格

塾講師をしていた時、印象に残る生徒がいました。

中学2年生の3学期に転塾してきたU君です。

入塾テストの成績も良く、内申点も悪くありませんでした。

入塾後の確認テストも毎回90点〜100点という優秀な生徒でした。

また、毎月行われる月例テストでも優秀な成績を取っていました。

中学3年生になり、志望校を確認すると早慶付属に行きたいが、安全のためにMARCHの付属も織り交ぜて受験することになりました。

早慶付属も狙える成績だったので、MARCHの付属で押さえになると考えていました。

しかし、受験の結果を見ると早慶付属もMARCH付属も全滅でした。

1月中に受験した押さえの押さえの学校に進学することになりました。

本番に緊張するタイプの生徒ではなかったので不思議に思っていたのですが、U君の友達から聞いた話により原因が分かりました。

U君には秘密があったのです。

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塾の授業の様子

U君は塾の授業の様子を見ても優秀な生徒でした。

ノートをしっかりと取り、質問したことにもしっかりと答えていました。

友達とも普通に話をし、明るい感じの生徒でした。

講師としては発問した際に指名しやすい生徒で、授業を盛り上げたい時にもムードメーカーになってくれる生徒でした。

受験直前期になっても緊張する様子もなく、変わらず授業を受けていたのを覚えています。

このまま受験をし、早慶付属もしくはMARCHの付属校に進学するだろうと考えていました。

受験の結果

上にも書きましたが、1月の試し受験で合格を勝ち取ってきます。

特に興奮している様子もなく、いつもの感じで淡々としていました。

早慶付属校の受験前に立教新座の受験がありました。

結果は不合格

「あれ?」っとちょっと不安がよぎりましたが、本人はいたって普通です。

試験の出来を聞いてみても、「大きなミスはしてないと思う」との返答でした。

気を取り直して早慶付属に向けての勉強を続けます。

本人は立教新座の不合格は気にしてない様子でした。

いよいよ早慶付属の受験が始まりました。

1次試験の結果が出始めた時、嫌な予感が的中してしまいました。

受験した早慶付属は全て不合格、押さえのつもりで受けた中大杉並も不合格です。

受験の結果は電話で教えてくれていましたが、塾にU君が来ることはありませんでした。

受験後に友達から聞いたU君の秘密

高校受験の日程が全て終わり、生徒が塾に来ていろいろと話しをしてくれました。

試験の内容や進学校などの話が中心でしたが、たまたまU君の話となりました。

友達もU君が早慶付属校やMARCHの付属校に不合格になったことを知っていました。

ある生徒が、「先生は知らないと思うけど」とU君の秘密を話し始めました。

U君は確認テストも月例テストも外部模試も学校のテストも全部カンニングしてたんだよ」と。

え?

学校の先生も模試の監督も塾の先生も気がついてなかったけど

塾の講師をしていると、カンニングをしている生徒を見つけることが度々ありました。

いろいろな方法でカンニングをしています。

ただ、U君のカンニングには正直気が付きませんでした。

友達の話では絶妙なタイミングでカンニングをしていたそうです。

それも複数のカンニング方法を使っていたそうです。

その話を聞き、驚きもありましたがショックの方が大きかったです。

ズルをして受験に失敗した生徒を多く見てきていたので、ズルをする生徒に対しては厳しく言いますが、一緒に合格出来るよう勉強法を見直すようにしていました。

U君のカンニングに気が付かなかったこと、カンニングをしないといけないと思っていたことなど、U君の本音を聞いてあげるチャンスはなかったのかと。。。

カンニングをして受験に失敗した生徒たち

塾講師になって初年度にカンニングをしていた生徒がいました。

授業中にカチカチ音がするので、「ん?(怪しいな、、、)」と思って注意をしていると、1人の女の子(小学6年生)の手元から音が出ていました。

残りの丸付けをする前に、その女の子の解答を見ておきました。

数問空欄があることを確認し、丸付けを進めます。

「カチカチ」

「クルッ」

「あれ?」その問題は空欄だったはずなのに。。。

そうです。シャーペンと赤ペンが一緒になっているペンを使っていて、空欄の問題の答えを聞いたらシャーペンに変え(カチ)、書き終えたら赤ペンに変え(カチ)、丸(クルッ)にしてしまっていたのです。

授業が終わった後、本人を読んで注意をしました。

ただ宿題の丸付けを見ると、その後も全て◯になっています。

間違えることが怖いのか、考えることが苦になっていたのか、本当のところは分かりませんでしたが、受験直前期になっても改善することがなく、受験は厳しい結果となってしまいました。

中学3年生の男の子で野球少年のA君がいました。

部活が忙しいようでしたが、しっかり塾には来ていました。

数学が苦手で、テストの結果は良くありませんでした。

ある日、計算問題の答え合わせをしていると、A君の手の動きから◯が続いていました。

講師としては嬉しいのですが、普段の成績からすると少し怪しいと思い、事前に答えの確認をします。

やはり間違いがありました。

丸付けを続けていくと、A君は◯をつけていきます。

「あれ?」

もう一度確認に行くと、間違えていた問題も◯にしていました。。。

厳しく注意をしましたが、その後も宿題のノートのチェックや学校のワークのチェックをすると間違えている問題も◯になっていました。

悪気がなく、ただ丸付けが面倒で全部◯にしていたのかもしれませんが、本人ははっきりと答えませんでした。

高校受験はその地域の一番手の公立高を受験しましたが、厳しい結果となってしまいました。

まとめ

ズルをして良い点数を取っても、本番(受験)で上手くいきません。

多くの生徒を見てきて、地道に努力をしてきた子が合格を勝ち取っています。

大学2年生の頃、私の友達が試験中にカンニングをしていて、試験官に見つかり走って教室から出ていきました。

彼は他の科目も全て0点となり、留年することになってしまいました。

その後、彼はクラスの友達と距離を置き、構内で1人でいることが多かったです。

普段からしっかりと対策をして、実力をつけていくことが勉強では必要です。

お子様が問題を解いている時、丸付けをしている時など、少しの注意を払うようにして下さい。

もし、怪しいと思ったら徹底的に確認をするようにして下さい。

普段の勉強の仕方、丸付けの仕方が受験に大きく影響してきます。

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