成績を上げるためには、集中して勉強することが大切です。
では、お子様の集中力は自然と付くものでしょうか。
集中力を身に付けるためには訓練が必要だと考えます。
塾講師をしていた頃、授業時間(40分〜120分)であっても集中力が持続しないお子様がたくさんいました。
そこで、あの手この手で集中力が持続するよう工夫をしてみました。
今回は成績を上げるための集中力を持続する方法について見ていきましょう。
少しずつ集中する時間を伸ばしていく
まずはお子様がどれくらい集中力が持続するか確認してみましょう。
たとえば、20分間は集中して勉強することが出来たといった場合、次の目標は30分になると思います。
このように少しずつ集中する時間を伸ばしていきましょう。
注意点としては、1日だけ確認するのではなく1週間ほど確認をして欲しいと思います。
その日その日によってムラがあるお子様もいるからです。
ムラがあるお子様の場合、集中力が持続する最長時間を維持することから始めてみましょう。
そして、安定して集中することが出来るようになったら、その時間を10分延長するといったように進めていくと良いでしょう。
メリハリをつける
40分勉強したら10分の休憩を取るといったようにメリハリをつけることが大切です。
また、勉強する科目を調整することも重要です。
同じ科目だけを続けていると、やはり集中力が切れてしまいがちです。
40分算数の勉強をしたら、次の40分は国語に変えてみるといったように勉強する科目を変えることで集中力を持続させることが出来るケースも多々あります。
他にも40分勉強したら計算問題を10分やるといったようにメリハリをつけることで集中力を持続させることが出来ます。
集中力を持続させるグッズを利用してみる
集中力を持続させるためにグッズを利用してみるのも一つの手です。
周りの雑音が気になって集中力が持続しないお子様であれば、上のような騒音対策をしてみるのも良いでしょう。
音楽を聞きながら勉強するお子様もいますが、あまりおすすめしません。
特に暗記科目の勉強をする時は、音楽を聞きながら勉強するのを避けるようにしましょう。
教科書を立てながら勉強することで、手を自由に使えるようになります。
手で教科書を押さえていると、ついつい気が散ってしまうお子様におすすめです。
教科書を立てていることで、首の疲れも軽減されます。
机の上が散らかっていると、気が散ってしまうことがあります。
そのため、机の上をきれいにしておくことも大切です。
消しカスなどの小さなゴミの掃除には、「乾電池式の卓上そうじ機」が活躍します。
少しの工夫でお子様の集中力が身に付く可能性があります。
勉強で目が疲れた時に活躍してくれると思います。
目の疲れから肩や腰が痛くなるお子様もいます。
大人と同じで目が疲れた時はリフレッシュする必要があります。
保護者の方もお子様と一緒に目のリフレッシュをする時間を作ってみてはどうでしょうか。
勉強に疲れたら適度な運動をするのも、集中力を持続させる効果があると思います。
そんな時に役に立つのがバランスクッションです。
バランスボールですと大きくてかさばりますが、バランスクッションならそれほど大きくありません。
こちらも保護者の方が使うことも出来るので、お子様と一緒に使用してみてはどうでしょうか。
文房具ひとつでお子様のやる気が変わることもあります。
最近は珍しい文房具も増えているので、ぜひ活用してみて欲しいと思います。
関連記事>>ちょっと珍しい文房具でお子様のやる気を引き出してみる
同じ時間勉強するのであれば
1日2時間勉強する場合、だらだら机に向かって勉強するよりも、集中して勉強した方が効果が高くなります。
お子様の中には、とにかく時間数を気にする方がいます。
しかし、ただ机に向かっていただけでは成績は上がりません。
いかに集中して勉強するかが重要となってきます。
そのため、継続的にお子様に話をすることも必要です。
特に小学校の高学年、中学生のお子様には集中して勉強することの必要性と効果を伝えるようにして下さい。
保護者の方の具体例などを織り交ぜて話をすると良いでしょう。
また、男の子の場合、具体的な実験などの結果を伝えるのも効果があります。
いかにお子様自身が集中して勉強した方が良いかが分かることが大切です。
塾講師をしていた時は、今まで指導してきた生徒の具体例を伝えていました。
塾にお通いの方は、塾の講師から伝えてもらっても良いかもしれません。
まとめ
集中して勉強することで、成績は上がっていきます。
いきなり2時間、3時間集中することは難しいと思います。
少しずつ集中出来る時間を伸ばしていくようにしましょう。
そのために、勉強にメリハリをつけることを考えてみて下さい。
また、騒音などが原因で集中力が持続出来ない場合は、グッズを利用してみると改善されることもあります。
いろいろと組み合わせをして、少しずつ集中力が持続するよう工夫をしてみましょう。
今までよりも長い時間集中力が持続出来るようになると成績も上がってくることでしょう。