高校受験に向けて国語・数学・英語の中で、一番早く過去問に取り掛かることができるのは、国語です。
理由は、国語の過去問をやるにあたり、習ってないから出来ないという分野がほとんどないからです。
数学や英語では中学3年生で習う単元が終わらないと過去問をやっても解けない問題があったりします。
では、高校受験の準備のために、過去問はいつから行うのが良いのでしょうか?
国語:中学3年生の9月くらいから
数学・英語:中学3年生の内容が全て終わってから
一番早く取り組むことが出来る国語の過去問ですが、受験校数によっては早い時期に全てが終わってしまう可能性があります。
そうすると、受験に向けたモチベーションを高めることが出来ません。
また、あまりに早くやると受験まで傾向を覚えておくことが出来ないこともあります。
そのため、志望校の過去問の1~2年分は取っておいた方がいいです。
そうすると、国語の勉強をするテキストがないというお子様もいることでしょう。
今回は過去問を始める前にやっておきたい市販教材を見ていきたいと思います。
過去問を始める前にやっておきたい国語の市販教材
過去問を始める前にやっておきたい国語の市販教材でおすすめのものが「実力判定テスト10 【国語 偏差値70】(改訂版) (高校入試 実戦シリーズ)」です。
理由は、
- テスト形式で時間を決めて行える
- 基本から応用まで網羅されている
- 多くの分野の問題が掲載されている
- 解答・解説が詳しい
上記の4つがあります。
テスト形式で時間を決めて行える
高校受験本番でも、もちろん決められた時間内に問題を解く必要があります。
そのために過去問を解いて練習するのですが、その前段階として時間を決めて行うことが出来る教材があると便利です。
「実力判定テスト10 【国語 偏差値70】(改訂版) (高校入試 実戦シリーズ)」はその名のとおり10回分のテスト形式で作られた教材です。
過去問に取り組む前に10回のテストをすることで、時間配分の練習をすることが出来ます。
志望校の過去問によっては形式が全然違うこともありますが、オーソドックスな形式の問題となっているので、多くの学校に対応することが出来ます。
時間を決めて本番のテストだと思いながら取り組んで欲しいと思います。
基本から応用まで網羅されている
「実力判定テスト10 【国語 偏差値70】(改訂版) (高校入試 実戦シリーズ)」は1回から10回まで、回を重ねるごとに徐々に難しくなるような構成となっています。
また、おさえておきたい基本的なことから、応用的なことまでが網羅されています。
過去問を解いてみると同じような形式の問題があったと感じることがあると思います。
ここで紹介したものは【偏差値70】の難関校用のものとなりますが、志望校によっては、
●実力判定テスト10 【国語 偏差値60】(改訂版) (高校入試 実戦シリーズ)
●実力判定テスト10 【国語 偏差値65】(改訂版) (高校入試 実戦シリーズ)
上記の【偏差値60】【偏差値65】などをやってみると良いでしょう。
多くの分野の問題が掲載されている
「実力判定テスト10 【国語 偏差値70】(改訂版) (高校入試 実戦シリーズ)」の全10回のテストの中には多くの分野の問題が掲載されています。
掲載されている問題の分野は「論説文」「小説文」「古文」「知識問題」「漢文」「漢字」です。
- 論説文11回
- 小説文 9回
- 古文 8回
- 知識 2回
- 漢文 1回
- 漢字 1回
論説文が一番多いですが、それ以外にも小説文・古文も問題数が多いですし、漢文が含まれているのも嬉しいところです。
全10回のテストを終え、点数を出すことで自分の苦手分野を把握することが出来ます。
古文や知識・漢字は得点源に出来る分野ですので、苦手としてしまっているお子様は対策をしっかりするようにしましょう。
関連記事:【高校受験】国語の古文を得点源にするための勉強方法
解答・解説が詳しい
国語の勉強の仕方を勘違いしているお子様が多くいます。
良くない勉強の仕方
- 問題を解く
- 丸付けをする
- 模範解答を写す
上記のやり方をしているうちは出来るようにならないでしょう。
なぜなら解答を写しても出来るようにはならないからです。
特に記号問題で間違えた時に正解を写して出来るようになると思いますか?
これは数学の計算問題でも言えることですが、答えを写したからといって計算が出来るようにはなりません。
間違えた問題の解説をしっかり読み、解き方を覚えないと次も出来るようにはなりません。
そのために、解説の詳しい教材を準備することが大切です。
「実力判定テスト10 【国語 偏差値70】(改訂版) (高校入試 実戦シリーズ)」は全ての問題の解説が付いています。
間違えた問題はもちろん、それ以外の問題の解説を読むことで国語の問題の解き方を学ぶことが出来ます。
過去問に取り掛かる前に、問題の解き方をマスターしておくことはとても重要です。
国語も解き方を覚えることで、安定して得点が取れるようになります。
中学3年生の夏休みにぜひ頑張って欲しいと思います。
国語の過去問の取り組み方
国語の過去問の取り組み方ですが、志望順位が高い順に進めるのではなく、問題がオーソドックスな学校から始めるのが良いでしょう。
文章題が1~2題、古文が1題、漢字が10問程度で、記述問題だけになっていない問題の学校から始めてみるのがおすすめです。
また、毎回違う学校の過去問をやるのではなく、同じ学校の過去問を2~3年度続けてやるようにしましょう。
理由は、問題傾向をつかむことが出来たり、時間配分をつかむことが出来たりするからです。
これは国語の過去問だけでなく、他の科目にも言えることです。
多くの学校を受験する予定のお子様は計画的に過去問に取り掛かるように事前の準備をしっかりしておきましょう。
関連記事:【高校受験】過去問演習はいつから始めると良いのでしょう?
まとめ
高校受験に向けて一番早く取り組む過去問は国語となるでしょう。
早く取り組む分、終わるのも早くなることが多いです。
最後に国語の勉強でやるものがなくなったということがないよう、計画をしっかり立てるようにして下さい。
9月くらいから過去問に取り組めば、終わらないということはありません。
そのため中学3年生の夏休みは、過去問に取り組むための準備をしておきましょう。
準備期間に使う教材としては、上で紹介した
「実力判定テスト10 【国語 偏差値70】(改訂版) (高校入試 実戦シリーズ)」
がおすすめです。
国語で安定した得点を取ることが出来るようになると、合格に一歩も二歩も近付きます。
志望校合格を目指し、頑張っていきましょう。