高校受験の場合、いつから過去問演習を始めると良いのでしょうか?
気持ちが焦ってしまう人も多いと思います。
結論は、中3単元の勉強が終わり次第、すぐに取り掛かると良いでしょう。
進学塾に通っている場合、進度が早いので中3の夏休みくらいには全ての単元学習が終了すると思います。
塾からの宿題で過去問が出されるのも夏休みくらいからではないかと思います。
塾に通っていない場合、学校ごとに進度が違いますので、注意が必要です。
進度が遅い場合、過去問に取り掛かるのが年明けになってしまうこともあります。
1学期の進度を見ながら、先取りをしていく必要があると思います。
公立高校と私立高校の入試問題
公立高校と私立高校の入試問題では難易度に違いがあります。
一般的には公立高校の入試問題の方が簡単です。
私立高校の場合、学校ごとに問題が違いますので相性もありますが、数学と英語は難しいことが多いと思います。
そのため、公立高校と私立高校の両方を受験予定の人は公立高校の問題から始めると良いでしょう。
まずは入試問題に慣れてみることから始めてみましょう。
公立高校の場合、5科目受験が多いと思いますが、まずは英数国の3科目から取り掛かると私立高校の受験対策にもなります。
公立高校の理社対策
公立高校の場合、入試科目に理社が含まれることが多いです。
理社に関しては、最後の追い込みで得点を伸ばすことが出来ます。
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特に私立高校を第一志望にしている場合、英数国の3科目を中心に勉強を進め、最後に理社の勉強をしている人が多かったです。
もちろん定期テスト前は理社の勉強もするようにしましょう。
私立高校の過去問
最初は1年分を解いてみる
公立高校の過去問(1〜2年分)にチャレンジしたら、私立高校の過去問に取り掛かるようにしましょう。
私立高校の過去問は上にも書きましたが、難しい問題が出題されがちです。
最初から全ての問題が解けなくても心配ありません。
最初は、どんな問題がどれくらい出題されているのかを確認しながら取り掛かるようにしましょう。
そして、現時点でどれくらい自力で解けるかを確認してみることが大切です。
英数国の1年分を解いたら、第二志望の学校の過去問に取り掛かってみましょう。
こちらもどんな問題がどれくらい出題されているのかを確認しながら解いていきましょう。
第二志望の学校の過去問(1年分)が終わりましたら、第三志望、第四志望の学校の過去問を解いてみて下さい。
現時点での自分の実力がどの程度かをはっきりとさせ、今後の学習方針を立てることが重要です。
特に苦手科目、苦手分野の克服に時間をかけるようしましょう。
弱点補強をしてから再度チャレンジ
志望校の過去問を1年分解き終わりましたら、弱点補強に取り掛かりましょう。
弱点補強をせず、すぐ次の年度の過去問を解いても同じような問題が解けないで終わってしまう可能性が高いです。
各科目の解けなかった問題をピックアップし、同じような問題を解いてみることが大切です。
私立高校の入試問題のレベルにあったテキストを準備しておくようにしましょう。
塾に通っている場合は、塾で使っているテキストやプリントを利用するのが良いと思います。
市販のテキストにつきましては、以前書いておりますので参考にして頂ければと思います。
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時間配分と得点を意識して解く
弱点補強が終わったら時間配分と得点を意識して解いてみましょう。
時期的には11月以降が良いと思います。
学校ごとに問題数や難易度が違うので、時間配分をしっかりと身につけましょう。
この段階での過去問の解き方は、志望校別にまとめて行うようにするのが良いと思います。
具体的には第二志望⇒第一志望⇒第三志望といった順に行う感じです。
第二志望の学校から始める理由としては、弱点補強が出来ているかを確認するためです。
ここで1回目と同じような問題が解けない場合は、再度苦手分野に絞った勉強をするようにしましょう。
ただ、時間的余裕がなくなってきていますので、少し焦るようにしましょう。
解き終わりましたら、得点を計算してみましょう。
学校によっては平均点や合格最低点が出ていることもあります。
自分の得点と比べ、あと何点必要なのか、どの問題で得点する必要があるのかなどを確認し、次の過去問に活かすようにしましょう。
塾なしの場合は先取りを
塾なしで勉強している人は、中学3年生になったら先取り学習をするようにしていきましょう。
特に私立高校を志望しているのであれば、夏休みが終わるくらいまでに中3単元の勉強を終わらせるようにしたいものです。
過去問に取り掛かるにあたり、中3単元の勉強が終わっていないと解けない問題が出てしまいます。
学校で習っていないことを自分で勉強する必要がありますので、市販のテキストなどを有効活用するようにましょう。
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また、どうしても苦手分野の理解が出来ない場合は、映像授業を活用するのも一つの手です。
自宅にいながら見ることが出来るので、移動時間分を有効活用出来ます。
更に、自分に必要な科目・分野の映像授業だけを見ることが出来るので、時間的に短時間で済みます。
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公立高校を志望している場合、スタディサプリの映像授業が非常に役立つことでしょう。
難関私立高校を志望している場合、基礎の確認にはなりますが、それ以上のことは自分で補う必要があります。
過去問のまとめ
高校受験に向け、過去問対策をしっかりと行う必要があります。
時期的には中3内容が終わってからになりますので、中3の夏以降となります。
それまでの間に志望校の過去問を準備しておきましょう。
首都圏の学校の過去問であれば「声の教育社」から出版されているものがおすすめです。
「声の教育社」の過去問は、解説が詳しく書いてあるので、一人で勉強することが出来ると思います。(数学では公式を使った簡単な解き方があったりもします)
受験に向けて、志望校の過去問を徹底的に研究することが合格への道だと思います。
1周だけで終わりにせず、2周目を必ずやるようにして下さい。
問題傾向、時間配分を掴むことが大切です。