年内に私立高校の単願推薦の資格を取った人は、その時点で合格の可能性が高いのではないでしょうか。
もちろん、学校によっては推薦入試でも不合格になる人の数が多い場合もありますので、安心しないで最後まで勉強するようにして下さい。
また、推薦を取ったことにより、ほぼ合格が確実となっている人も、勉強を続けるようにしましょう。
他の人が受験日まで勉強している中で、自分だけ勉強しなくなると、高校入学後に凄く苦労することになります。
年内に推薦が取れたとすると、入試日まで1ヶ月以上ありますので、相当な差がついてしまいます。
単願推薦を取ると
私立高校の単願推薦を取ると、ほぼ合格といった学校が多くあります。
単願推薦の基準は学校ごとに違いますが、内申点を基準としていることが多いです。
そのため、内申点は取れていて、模試の偏差値が低い人は推薦を上手く利用すると有利に受験を進めることが出来たりもします。
関連記事>>【高校受験】推薦入試を賢く利用して有利に受験を進めたい
しかし、最初にも書きましたが、単願推薦が取れた時点で勉強をしなくなると、高校入学後に非常に苦労することになります。
安心する気持ちは分かりますが、少なくとも一般入試の日までは勉強を続けるようにしましょう。
高校生になると
中学校の内申点が取れていて、単願推薦を取った人は、高校生になっても学校の成績が取れると思ってしまうことが多いようです。
しかし、高校生になると勉強の内容が一気に難しくなるので、思ったように点数が取れなくなってきます。
私も、高校1年生の最初の中間テストで非常に苦戦したことを覚えています。
また、中学校と高校の大きな違いとして、高校の場合は試験をクリアした人だけが通ってきているので、自分と同じレベルの人たちと競い合うことになる点です。
中学校の時は、定期テスト前に少し頑張れば点数が取れていたかもしれませんが、高校になると少しの頑張りでは、点数が取れなくなってしまいます。
実際に高校生になるまでは分からないかもしれませんが、早めに準備をしておくことをおすすめします。
大学付属高校の場合
大学付属高校の単願推薦を取ることが出来た場合、大学までエスカレーター式に上がることが出来たりもします。
学校によって内部進学率が違うので、事前によく調べておく必要があります。
また、ほぼ100%内部進学が出来る付属高校であっても、大学の学部を選ぶ際は成績上位者から順に選べるシステムになっていたりもします。
そのため、自分の行きたい学部に進学することが出来るよう、高校での成績が重要になってきます。
大学付属高校に入学したからといって、安心していると大学進学時に悔しい思いをしてしまうこともあるので、注意して下さい。
高校生になる前に
高校生になる前に、先取り学習をしておくことをおすすめします。
周りの友達も一般入試が終わると、一気に勉強しなくなると思います。
周りが勉強していない時期に頑張っておくと、差をつけることが出来ます。
全科目でなくてもいいですが、少しでも先取り学習をしておくと、高校入学後に有利になってきます。
高校入学前にどんな参考書を準備したらよいか、参考になる記事をかいております。
ここには書いておりませんが、数学であれば「白チャート」がおすすめです。
チャート式は難易度別に色が違っています。白チャートは教科書基本レベル〜センター試験レベルとなっているので、自分で勉強するのに向いています。
白チャートをやってみて簡単に解けるようであれば、難易度の高いチャート式に変えてみるとよいでしょう。
最後に
年内に単願推薦を取ることが出来た人は、一安心しているのではないでしょうか。
しかし、一般入試を目指している人たちは最後の追い込みで、一生懸命勉強をしています。
たった1ヶ月半くらいと思いがちですが、この期間の差は高校入学後に出てきます。
せっかく単願推薦を取れたのであれば、余裕を持って高校入学後の勉強をすると効果的です。
高校入試がゴールではなく、次の大学入試に向けて早めに準備をしていくことが大切です。
塾や予備校に通う必要はありませんが、自分で少しずつでも勉強をしておくようにしましょう。