中学受験の場合、大手進学塾と個別指導の併用をしている方が多くいます。
中学入試の問題は特殊な問題が多いため、小学校の授業内容だけで対応するのは難しいです。
そのため、大手進学塾に通って対策をしている方が殆どですが、塾の授業についていけない科目が出来てしまったりして、個別指導で対策をしている方が多くいます。
では、高校受験の場合は大手進学塾と個別指導の併用は効果的なのでしょうか。
結論は、苦手科目の底上げに効果があると考えます。
そこで、今回は高校受験を目指す方の大手進学塾と個別指導の併用について見ていきたいと思います。
大手進学塾の授業と自習室
大手進学塾の授業はカリキュラムに沿って進められていきます。
授業のカリキュラムは中学校の進度よりも早くなっており、中学3年生の2学期には過去問対策が出来るように組まれていることが多くなっています。
春期講習・夏期講習・冬期講習で復習が出来るようにカリキュラムが組まれていると思いますが、毎週新しい単元に進むため、分からなくなってしまってもすぐ復習があるわけではありません。
そのため、苦手単元が出来てしまうと、自分で復習をして理解する必要があります。
塾によっては自習室が完備されていて、質問をすることが出来たりもします。
しかし、大手進学塾の場合、自習室の質問対応をする専門講師を配置していることは稀です。
せっかく質問をしようと自習室に行っても、講師がおらず質問出来ないまま帰ってくることもあるかと思います。
- 授業はカリキュラム沿って進められていく
- 自習室があっても質問出来る講師がいないことも
大手進学塾の授業は集団形式
大手進学塾の授業は集団形式となっています。
1クラスの人数は塾によって違いがあるため、事前に確認をしておく必要があります。
入塾生がいるとクラスの人数が増えていくこともあるので、最初の人数で受験まで固定ということでない点にも注意が必要です。
集団形式の授業を行う場合、
上位クラス:最上位の生徒に合わせた授業
下位クラス:最下位の生徒に合わせた授業
研修で上記のように教わりました。
理由は、退塾を防ぐためです。
上位クラスで授業の内容や進度を真ん中の生徒に合わせると、最上位の生徒の満足度が低くなり退塾してしまう可能性があります。
そのため、最上位の生徒に授業の内容や進度を合わせ、他の生徒は頑張ってついてくるようにさせる、それで駄目な場合はクラスを替えることで対応する。
下位クラスで授業の内容や進度を真ん中の生徒に合わせると、最下位の生徒がついてこれなくり退塾してしまう可能性があります。
そのため、最下位の生徒に授業の内容や進度を合わせ、他の生徒には余裕を持って授業を受けてもらう、そして出来る生徒はクラスを替えることで対応する。
最上位の生徒と最下位の生徒はクラスを替えて対応することが出来ないため、授業内容や進度を合わせることで対応する必要があると教わりました。
大手進学塾の講師はフルコマ
大手進学塾の講師は毎日多くの授業を担当します。
塾によって、週あたり何コマ担当するといった決まりがあったりします。
そのため、自習室の対応が出来ない講師が殆どだと思います。
私が勤務していた大手進学塾は、自習室自体がありませんでした。
空き教室を自習室として開放していましたが、フルコマだったため質問対応は出来ませんでした。
「自習室に来て勉強しなさい」と言われた場合、質問をすることが可能なのかを確認しておくようにしましょう。
質問が可能な場合:分からない問題中心に自習する
質問が出来ない場合:暗記科目を中心に自習する
上記のような勉強が良いでしょう。
個別指導の効果的な併用法
- 大手進学塾に通っていても、思うように成績が上がらない
- 苦手科目・苦手分野が出来てしまった
上記のような方は意外と多くいます。
そのままにしてしまうと、中学3年生になってから大変なことになってしまいます。
もし中学3年生で上記のような状況でしたら、すぐに対策をしていきましょう。
具体的な対策として
- 勉強時間を伸ばす
- 自分で苦手科目・苦手分野の復習をする
上記の対策で改善出来るのであれば、一人で行うことが出来ます。
しかし、時間を伸ばすにしても意思が強くないと継続することは難しいです。
また、苦手科目や苦手分野の復習をするにしても、一人では理解出来ないこともあるかと思います。
そうなってくると、塾にお願いして補習をしてもらう必要があります。
問題点としては、講師の空き時間と予定が合うかという点です。
単発で補習をしてもらって解決すれば良いのですが、解決しないことの方が多いのではないでしょうか。
そこで、苦手科目や苦手分野を専門に見てもらう個別指導の併用が有効になってきます。
自分の都合に合わせて指導が受けられる
個別指導の場合、部活や習い事の時間を外して自分の都合に合わせて時間を組んでもらうことが可能です。
時間を好きなように選ぶことが出来る個別指導ですが、「坪田塾」の場合、10分単位で選ぶことが出来ます。
更に当日振替をすることも可能なのは凄いですね。
もちろん受講科目も大手進学塾のように3科目・5科目の選択といったようなコース制でなく、好きな科目を選択して受講出来るといったメリットがあります。
苦手科目に特化した受講
大手進学塾と個別指導を併用する場合、苦手科目に特化した受講が効果的だと考えます。
理由は、
- 苦手科目は自分から勉強したがらない
- 一人で勉強すると時間がかかってしまう
大きく上記の2つがあります。
勉強する時に嫌いな科目は後回しにしてしまいがちです。
そのため、毎週決まった時間に苦手科目を勉強するよう決めてしまった方が良いでしょう。
また、苦手科目を一人で1から勉強すると時間がかかってしまうことがあります。
たとえば、数学の問題をいくら考えても解き方が分からず、時間だけが過ぎてしまうことがあります。
専門の講師に解き方を教わり、その解き方をくり返し練習する方が効率が良くなります。
そうなると個別指導を受講することが効果的だと思いませんか。
個別指導塾でも説明をしっかり聞く
個別指導塾はたくさんあります。
個別に苦手科目や苦手分野を教わるだけであれば、どこでも同じと思ってしまうかもしれません。
しかし、個別指導塾にも違いがあるので、しっかり説明を聞くことが大切です。
たとえば、指導してくれる講師が大学生のアルバイトなのか、専任講師なのかで違いがあります。
個別指導塾には大学生のアルバイト講師が殆どという塾もあります。
専任の講師は責任者だけで、コマ組みをしてるだけという塾もあります。
また、授業料も塾ごとに違っているので、しっかり確認するようにしましょう。
「坪田塾」の場合、殆どが専任講師のプロ講師です。
アルバイト講師であっても専任講師と同じ採用基準で選考しているため、安心が出来ると思います。
また、授業料も1,512円〜2,308円となっています。(他の個別指導塾と比較してみて下さい)
「ビリギャル」で有名な個別指導塾の「坪田塾の説明会」で話を聞いてみるだけでも新しい発見があると思います。
まとめ
高校受験に向けて大手進学に通っている方は多くいます。
しかし、成績が伸び悩んだり、苦手科目・苦手分野が出来てしまったりしている方も多いでしょう。
そんな場合、スポット的に個別指導を受けてみると、思った以上の効果があったりします。
特に中学3年生の場合、時間が限られているので効果的な方法を見つける必要があります。
個別指導塾は多くありますが、自分に合った環境を見つけることが最も効果的です。
まずは資料を集めたり、説明会に参加したりして、個別指導塾についての知識を増やしてみてはどうでしょうか。