「帰国子女」と聞いて一般の人がイメージすることは、「英語力」です。
英語圏に住んでいたのであれば、ある程度英語が喋れるようになっているかもしれません。
しかし、英語圏でない国に住んでいて、日本人学校に通っていた場合、あまり日本の生活と変わらないものです。
帰国後に周りから「英語出来るようになった?」と聞かれることがあります。
実際に海外生活をすると、英語が話せなくても生活出来るものですよね。
ただ、受験で考えてみますと、帰国生入試を利用する際に高校受験の場合であれば英語の資格を持っていると有利になります。
そのため、英語圏でなくとも英検2級は取得しておきたいものです。
- 英検を持っているメリット
- 海外での英検受験
- いつ英検を取ったらいいか
- 英検の勉強方法
- 英検を持っているからといっても
今回は帰国子女の人の英検について上記の点を中心に見ていきましょう。
英検を持ってるメリット
英検を持っていると推薦入試の内申点に+1をしてくれる学校もあります。
また、当日の英語の得点に加点をしてくれたり、見込み点として8割を約束してくれる学校があったりもします。
このように英検を持っていることで、国語・数学に勉強時間を配分することが出来るというメリットがあります。
他にも帰国生入試(書類審査)に出願するための基準となっていることもあります。
ここまで書いてきた内容は、ほぼ英検2級を持っていた場合のものとなります。
海外で英検を受験する
海外であっても大きな都市であれば英検が実施されています。
注意点としては、
ほとんどの会場では2級までしか受験することが出来ない
という点です。
そのため、帰国子女の生徒で英検を持っているという場合、最高でも2級という人が多いという現状があります。
もし可能であれば準1級を取得すると、他の帰国子女の生徒に差をつけることが出来ます。
海外でもロンドン会場など準1級を受験出来る会場があります。
また、上手く一時帰国の時期が合うようであれば、日本で準1級を取得するというのも手です。
2級取得の時期
英検の取得時期ですが、高校受験で活用したいと考えている場合、中学3年生の1学期がリミットになります。(願書提出時期によっては中学3年生の2学期で間に合う場合あり)
ただし、中学3年生になると本格的に受験勉強が始まってくるため、出来れば中学2年生の3学期に英検2級を取得してしまうのが一番です。
英検2級となると1回で合格するのが難しいので、中学2年生の3学期前に一度受験する機会を作れるとベストです。
中学2年生の3学期から逆算していくと、中学1年生のうちに英検準2級を取得するのが良いでしょう。
中学生になったら学校の英語の勉強の他に、英検に向けた勉強をスタートするようにしたいものです。
英検の勉強方法
英検に向けた勉強方法としては、
- 過去問
- 単語
上記の2つが有効です。
過去問を解くことにより時間配分や問題の傾向をつかむことが出来ます。
傾向をつかみ、自分の苦手な分野を徹底することで合格に近づきます。
英検2級となると長文中に出てくる単語が難しくなっており、学校の勉強だけでは到底対応しきれません。
そこで、単語帳を作ったりして単語量を増やしていく必要が出てきます。
逆に単語が分かると長文の内容把握が出来るので、問題を解くことが出来るようになっていきます。
英検対策授業の受講
英検2級の勉強となると、中学生が一人で対策するのは大変かもしれません。
お住まいの都市に英検対策をしてくれる塾や家庭教師がいない場合、どうしたら良いのでしょうか?
海外からでも受講が出来る、「日本人講師による英会話」サービスがあります。
運営会社は東証グロース市場に上場の株式会社ライトアップです。
オンライン指導となるため、ネット回線とSkypeの準備が事前に必要となります。
英会話スクールはたくさんありますが、ライトアップが提供している「ワールドトーク」は日本人講師による英会話という特徴があります。
日本人講師が指導するメリットとしては、
- 日本語で質問出来る
- 英検の対策をしてくれる
- 留学についても聞ける
上記の点などがあります。
英検2級取得が目的の場合、外国人講師よりも日本人講師に教わった方が断然有利となります。
日本語で文法や長文の質問が出来るのは嬉しい限りですよね。
実際に「ワールドトーク」で英検の指導を受講している人は多くいます。
引用元:https://www.worldtalk.jp/mypages/eikenresearch
グラフから分かるように英検2級のための指導を受けている人が最も多くなっています。
お住まいの都市に英検対策の塾や家庭教師サービスがない場合、「ワールドトーク」の英検対策を確認してみると良いでしょう。
英検を持っていても安心は禁物
英検を持っていても安心は禁物です。
高校受験の試験内容と英検では違いがあります。
特にインタースクールに通っている方は注意が必要かもしれません。
注意が必要な点は、
- 文法や言い回し
- スペルミス
上記2点です。
普段使っている英会話と高校入試の英語では文法や言い回しが違います。
そのため、インタースクールに通っている生徒はついつい普段使っている言い回しを書いてしまい、バツになることがあります。
また、単語のスペルをなんとなく覚えている生徒も多く、スペルミスで失点してしまうことがあります。
したがって、英検2級を取得することが出来たからといって安心していると、本番で得点が取れないことがあります。
英検2級を取得することは高校受験で大きなメリットとなりますが、その後のことも考えて勉強を続けるようにしてください。
まとめ
帰国子女だから英語が出来るというイメージを多くの人が持っていますが、そんなことはありませんよね。
実際に海外生活をしてみると分かりますが、英語が出来なくてもなんとかなるものです。
しかし、帰国子女として帰国生入試で有利に受験を進めていくために、英検2級は取得したいものです。
そのための準備を早い段階からしていきましょう。
一人で対策が難しいときは、オンラインサービスを活用すると効果的です。
限られた時間で最大の効果を得られるよう、英検に適したオンラインサービスを選ぶようにしてください。
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