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平均受験校数は何校?併願校選びが重要な中学受験の話

中学受験をするみんなは、何校くらい受けるの?

平均受験校数はデータによって若干のずれがありますが、およそ5校といえます。

ちなみに出願校数はおよそ7校となります。

私が塾講師をしていた頃と今の受験校数とで大きな変化はありません。

受験日程が決まっているため、今後も受験校数で大きな変化はおきないと考えます。

では、どんな受験パターンを組んでいるのでしょうか?

今まで教えてきた生徒たちの成功例をもとに見ていきましょう。

受験校5校の内訳

第一志望校の他に併願校4校となりますが、どんな感じで受験パターンを組んでいるのでしょうか?

併願校の種類は「チェレンジ校・実力相応校・練習校・安全校」が考えられます。これらの学校を上手に組み合わせてお子様の中学受験を成功させましょう。

まずはチャレンジ校・実力相応校・練習校・安全校とはどんな学校なのか確認していきましょう。

チャレンジ校 1校

模試の結果よりも若干(偏差値5程度)高めの学校です。

チャレンジ校は第一志望校の後の日程に入れるのがベストです。

公開模試では判定しにくい記述が多く出題される学校であれば、過去問の出来具合によっては逆転の可能性があります。

実力相応校 1校

模試の結果と同じくらいの学校です。

第一志望校が実力相応となるよう準備をしていきましょう。

ここでの注意点は、志望校の出題形式が模試に合っているかです。

御三家校のように記述問題が多く出題される学校であれば、学校別の判定模試を受験するようにしましょう。

問題傾向はもちろん、当日に受験してくるライバルとの状況が分かります。

練習校 1〜2校

東京・神奈川の中学入試は2月1日からとなります。

それに対し、千葉・埼玉は1月中に中学入試が行われます。

そのため、2月1日の前に練習として受験する生徒が多くいます。

練習校を受験する目的は試験慣れと自信を持たせることです。

模試の結果よりも偏差値5〜10下の学校を受験し、絶対に合格を取るようにしましょう。

安全校 2〜3校

千葉や埼玉の学校には進学しないという場合、都内や神奈川県内の通学圏で安全校を受験していきましょう。

模試の結果より偏差値5程度下の学校を選ぶとよいでしょう。

ここで重要なことは、合格したら通ってもいいという学校を見つけることです。

万が一、第一志望校に合格出来なかった場合、通うことになるかもしれないということです。

都内や神奈川には多くの私立中学校があるので、お子様に合う学校を見つけてあげるようにしましょう。

関連記事【中学受験】2024年度用の学校案内(ガイドブック)4冊の紹介

中学受験に成功した例

塾講師として多くの生徒たちを教えてきました。

その中で特に印象に残っている中学受験に成功した生徒の例を見ていきましょう。

基本的には都内在住の受験生となります。

今お読みになってる方で、お子様の第一志望校が同じといった場合は、受験パターンの参考にしていただければと思います。

武蔵中に合格したSくん(4校)

武蔵中に合格したSくんは、

練習校:西武学園文理

実力相応校:武蔵

安全校:城北・本郷

上記のような併願スケジュールでした。

1月中の西武学園文理(埼玉県)に合格し、その勢いで武蔵中合格を勝ち取ってきました。

詳しくは(【コラム】御三家中合格までの道のり)をご覧ください。

開成中に合格したNくん(5校)

開成中に合格したNくんは、

練習校:西武学園文理・市川

実力相応校:海城

チャレンジ校:開成

安全校:本郷

上記のような併願スケジュールでした。

1月の西武学園文理(埼玉県)と市川(千葉県)に合格し、そのまま開成も順調に合格と思いきや、大変な受験となってしまいました。

結果は無事に開成中合格!

詳しくは(【コラム】保健室受験で開成中に合格したNくん)こちらをご覧ください。

千葉・埼玉の学校から受験をスタートし、まず合格を取ってきます。

これでお子様は気持ちに余裕が持てるようになるのです。

そして、調子の良いまま勢いで第一志望校の合格を目指すというのが王道です。

「千葉・埼玉の学校は通うことはないから受験しない」というご家庭もありましたが、いきなり本番の学校の受験は緊張してしまうので、おすすめ出来ません。

1〜2校受験校が増えますが、事前の準備だと考えて欲しいと思います。

中学受験に失敗した例

中学受験に失敗してしまった例の多くは、

  • 第一志望校しか受けさせない
  • 安全校を受験しなかった

上記2点が原因です。

小学6年生が受験をしていくので、出来れば1校は合格の喜びを味合わせてあげて欲しいと思います。そうでないと高校受験に影響が出てしまうことがあります。

「中学受験が駄目だったら高校受験があるから」という考えをお子様も共有しているのであれば話は変わってきます。

実際に高校受験でリベンジをした生徒もたくさんいます。

早稲田実業にリベンジしたSくん(3校)

練習校:市川

チャレンジ校:早稲田実業

実力相応校:城北

市川(千葉県)と城北に合格したSくんですが、早稲田実業は残念ながら不合格。

併願校へ進学せず、高校受験で早稲田実業の合格を勝ち取ってきました。

詳しくは(【コラム】高校受験でリベンジを果たしたSくん)をご覧ください。

中学受験がトラウマに

しかし、中学受験がトラウマになってしまった人もいます。

12歳のお子様が受験をするのですから、今後の人生においてトラウマになってしまうことは避けたいものです。

受験した学校すべてが不合格というような併願パターンは避けましょう。

詳しくは(【中学受験】やってはいけない併願パターン)をご覧ください。

まとめ

中学受験をする場合、最低でも3校は受験することとなるでしょう。

おおよその平均は5校ですので、すべての学校を4科目受験するとなると20個の入試問題にチャレンジすることとなります。

そのため、計画的に準備を進めていく必要があります。

お子様だけで志望校選び、過去問の準備・実施などは出来ません。

保護者の方も一緒になって中学受験を乗り越えていきましょう。

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