公立高校を受験する場合、入試科目は5科目になることが殆どです。
今回は公立高校受験を塾なしで頑張って人の社会の勉強の仕方について考えてみたいと思います。
社会は地理・歴史・公民の3分野がありますよね。
タイトルにある白地図というと「地理の勉強か〜」と思いませんか?
確かに白地図を使った勉強で1番効果を発揮するのは地理分野です。
しかし、歴史でも位置を覚えておかないと解けない問題が出題されるケースがあります。
そのため、白地図を使って勉強することは効果的な方法となります。
公立高校の入試対策におすすめの白地図も紹介していきますので、塾なしでもしっかり頑張っていきましょう。
地理の勉強は地名だけでなく位置の確認を
47都道府県はもちろんのこと、平野や川、山脈、盆地なども地名だけでなく位置を覚えることが大切です。
公立高校の入試問題で多い記号問題でも位置を覚えていないと解けない問題が多く出題されます。
また、日本地理だけでなく世界地理でも位置を覚えておくことが大切です。
実際に授業をしていた頃、驚いたこととしてドイツ・フランスなどみんなが知っている国であっても位置を知らなかった生徒が多かったことです。
アフリカの国の位置を全部覚える必要はありませんが、エジプトやケニアの位置は知っていないとですよ。
大丈夫ですか?
また、特徴のある国については出題される可能性が高いので、位置までしっかり覚えておくことが大切です。
具体的には、「日本のバナナの輸入1位の国は地図中のア〜エのどの国ですか」といったような問題です。
地理的知識を覚えているだけでは解けないことがあるので、非常に悔しい思いをしてしまうことになります。
歴史分野でも位置を聞かれることが
「歴史は得意だから大丈夫!」と安心していませんか?
歴史でも位置を聞かれる問題が出題されます。
具体的には、「江戸時代の鎖国時に日本に来航していたヨーロッパの国は地図中のア〜エのどの国ですか」といったような問題です。
答えはオランダと分かっていても、位置が分からないと解けないですよね。
同じように、「種子島に鉄砲を伝えたヨーロッパの国は地図中のア〜エのどの国ですか」といったような問題もポルトガルと国名は分かっていても位置が分からないと答えられないことがあります。
また、世界の国名だけなく国内の地名も位置が分からないと解けない場合もあります。
「関ヶ原の戦い(1600年)が起こったのは地図中のア〜エのどこですか」といったような問題です。
歴史が得意な人はぜひ地名だけでなく位置まで確認しておくようにしましょう。
おすすめの白地図
教科書や資料集を見て位置を覚えるだけでも大丈夫ですが、実際に覚えたかの確認をしたり地名を書くことで再度覚え直しをすることが出来るので白地図を利用することをおすすめします。
高校入試を前提におすすめの白地図を紹介しますね。
- 高校入試はもちろん定期試験対策として使えます
- 答えはノートに書いて何度も繰り返し使いましょう
- 中学入試用ですが日本地理に関しては十分使えます
- 細かい知識を確認することが出来ます
白地図を利用するときは最初から始める必要はありません。
たとえば、中部地方が苦手という人は中部地方のページから始めて大丈夫です。
また、手元に教科書や資料集、地図帳を置いて調べながら勉強すると効果的です。
順番としては
- 教科書の索引を確認する
- 索引に出ている場合は該当ページを確認する
- 資料集の索引を確認する
- 索引に出ている場合は該当ページを確認する
- 教科書の索引、資料集の索引に出ていない場合は地図帳の索引を確認する
- 地図帳で位置を確認する
上記のような手順で確認を進めていきましょう。
白地図の上手な使い方
白地図というと地名や位置を覚えるためのものと思っている人もいることでしょう。
もちろんメインは地名や位置を覚えることです。
ただ、農業や工業、水産業の勉強にも役立ちます。
他にも貿易相手国の勉強にも役立ちます。
地理の勉強をするときは白地図を必ず手元に置いておくようにしましょう。
また、歴史の勉強をするときも地図帳と白地図を手元に置いておくと効果的です。
歴史というと「年号をゴロ合わせで覚えないと」と思っている人も多いでしょうが、年号よりも位置を覚えることの方が大切ですよ。
1回目は白地図には書き込みをせず、答えはノートに書くようにしましょう。
どうしても書き込みをしたい人は答えを赤ペンで記入し、赤フィルターを使って暗記用に使えるようにしましょう。
塾なし高校受験の社会の白地図のまとめ
普段から社会の勉強をするときは位置まで覚えるようにしてください。
位置を覚えておくと高校入試のときに役立ちます。
今年受験生という人は早い段階で白地図1冊を終わらせるようにしましょう。
1冊白地図を終わらせることで一通り地理の復習をすることが出来ます。
中学地理の内容の殆どを1冊の白地図で終わらせることが出来るので、とても効率的ですよね。
1週間もあれば復習をすることが出来ます。
次に歴史の勉強をするときも白地図と地図帳を手元に置いて、地名が出てきたら必ず確認するようにしましょう。
これで位置を問われる問題にも対応出来るようになります。
焦って地名や用語だけを覚える勉強では得点出来ない問題もあるので、早い段階から対策していくようにしましょうね。