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【塾選び】塾関係者が教えたくない無料体験授業について

教えたくない塾選びポイント

【塾選びのポイント】

  • 自宅からの距離
  • 習い事との兼ね合い
  • 塾の雰囲気
  • 担当講師の人柄

上記のことなどが考えられます。

塾の体験授業とは、クラスの様子や講師の教え方などを見てもらい、入塾に繋げることが目的です。

上記の塾選びのポイントと体験授業を関連させて考えてみましょう。

自宅からの距離に関しては、塾関係者の力でどうにもなりません。

習い事との兼ね合いに関しては、個別指導の場合であれば調整は可能ですが、集団指導の場合は時間割を変えるのが年度初めでないと相当難しいです。

塾の雰囲気と担当講師の人柄に関しては、体験授業の時だけであれば塾関係者の力でどうにかなってしまいます。

入塾した後で体験授業の時と違ったということを少なくするため、体験授業に参加する際の流れと注意点を見ていきましょう。

無料体験授業とは

周りの友人の評判や広告を見て塾に問い合わせをすると、体験授業を勧められると思います。

塾の担当者としては、体験なしで入塾してくれた方が助かるのですが、「検討します」と保護者に言われると無料体験授業に参加してもらえるよう話をしてきます。

この辺は大手進学塾の場合、問い合わせマニュアルがあるので、その流れに沿って話を進めるよう指導されています。

また、研修でロールプレイングをしていたりもするので、流れに沿って話をしていることが多いです。

無料体験授業というのは、言葉の通り無料で決まった回数の授業に体験参加できるというものです。

この無料体験授業というのが曲者で、保護者の方からするとお子様に塾の様子を見る機会を与えてくれたと思いがちですが、塾の方からすると無料で体験だけさせるつもりは勿論ありません。

入塾に繋がるようあの手この手で対策をしています。

体験授業に参加して、お子様が「良かった・楽しかった」と言ったからといって入塾した後も同じ状況が続くとは限りません。

体験授業は体験授業として考えることが大切です。

無料体験授業ではVIP待遇

体験授業では、とにかく体験生に「面白かった・分かった・出来るようになった・通いたい」と思わせるような授業を展開します。

もちろん大手進学塾では体験生マニュアルが準備されており、教室への案内、座席の指定、体験生への質問の内容・回数など細かく決められています。

そして授業後に、生徒から保護者の方へ「楽しかった!通いたい!」と言ってもらえるような流れを作ります。

大手進学塾だけでなく個人経営の塾であっても体験生への扱いは非常にデリケートにされる傾向があります。

以前、ヘルプで授業をしに行っていた個人塾で、経営者から「今日はこっちの授業をお願いしますと言われ、理由を尋ねると、「体験生がいるので、大学生のアルバイトじゃ厳しいから」と言われたことがあります。

人員の配置を変えてでも体験生の満足度を高める工夫がされる場合もあります。

それくらい体験授業というものを塾は大切にしています。

とにかく体験生はVIP扱いされます。

無料体験授業を有効に活用しよう!

では、無料体験授業は役に立たないのかといいますと、利用の仕方によっては大変有効なものとなります。

これは塾関係者からしたら、とてもして欲しくないことではありますが・・・。

その方法とは、「お母様も一緒に授業を受けてみる!」というやり方です。

実はこの一緒に授業を受けるのを断っている塾もあります。

そんな塾は授業に自信がない、もしくはクラスに問題があるといったところでしょうか。

また、「外からなら見てもいいですよ」という塾も多くあります。

これも授業に自信がない、もしくはクラスに問題があることが多いと考えるられます。

お子様に授業後「楽しかった!通いたい!」と言ってもらえる流れを作りにくくなるのも一緒に授業に参加させない理由として挙げられます。(塾からの説明は「他の生徒の気が散りますので」というのが常套文句です)

さて、一緒に授業を受けることが出来ましたら、お母様はどこを見ると良いと思いますか?

講師の教え方を見ても参考になりません。

お子様と一緒にお母様を教室に入れる塾・講師ですので授業が上手いのは当たり前です。

どこを見るのが参考になるかといいますと、他の生徒の様子を見ることが一番参考になります。

1人でも問題児がいるとクラスの雰囲気は悪くなり、生徒のモチベーションは低くなります。

問題児=騒がしい生徒ではなく、集中して勉強していない生徒がいるかです。

教室の雰囲気といいますか、空気は成績の向上にとても重要だからです。

お子様が中学生になると、一緒に授業を受けるというのが難しくなってきます。

塾側から断るのではなく、お子様が恥ずかしがって断ってくると思います。

そんな場合は、せめて外からでも授業の様子を覗くようにしましょう。それだけでもその塾の様子が少し分かると思います。

体験授業後の注意点

体験授業を受けた後のお子様の意見を鵜呑みにすると後々転塾をしないといけなくなる可能性があります。

前述したように、塾側としては体験授業に参加した生徒本人から保護者の方へ「面白かった・分かった・出来るようになった・通いたい」と言ってもらえるよう様々な工夫をしています。

また、お子様も初めての授業をやりきったという満足感があります。

したがって、体験授業が終わってすぐの感想は良いことが殆どです。

少し時間を置いてから、塾の様子や通いたいかの確認をするとお子様の本音を確認することが出来ます。

ちなみに、お母様が見て問題あると感じたら、他の塾にした方が結果は良くなると思います。

まとめ

塾選びをする際に、体験授業に参加してみる方は多いと思います。

もちろん塾の様子を知ることが出来、参考になる部分も多いと思います。

しかし、体験授業というのはあくまでも体験であって通常授業と同じものではありません。

そこで、通塾をするとなった場合、どんな問題が起こりそうかを事前に確認しておくことが大切です。

具体的には、「授業で分からないことがあった時の対応」「欠席をした場合の振替」など事前に確認出来ることは全て確認をしておくことが大切です。

入塾の際には入塾金や教材費がかかってきます。

入塾した後に転塾するとなると費用的な負担が大きくなってしまいますので、慎重に塾を選ぶようにしましょう。

お子様に塾は合わないと思ったら家庭教師を検討してみるのも一つの手です。

家庭教師であればお子様の学力に合わせて授業をしてくれます。目的に合わせて勉強を教えてくれるので、自分のペースで進めることも出来ます。

中学受験であっても専門の家庭教師センターがあるので、資料だけでも見てはどうでしょうか。

お子様にあった塾探しは難しいですが、何年か通うことになると思いますので、じっくり探すようにしたいものです。

家庭教師も含め、お子様にあった方法を見つけてあげることが大切です。

また、最近はオンライン授業でも良いサービスが沢山あります。

おすすめは14日間の無料体験が出来るリクルートの「スタディサプリスタサプ)」です。

オンライン授業であれば、お母様が横でどんな授業をしているか確認することが可能です。

更に、お子様が勉強している様子も見ることが出来るので、アドバイスをすることも出来ます。

塾の体験授業やオンライン授業の体験授業を受けてみて、お子様に合わないと思ったら無理に通わせるのはやめましょう。

まずは塾なしで勉強をしていき、半年後、一年後にもう一度塾探しをしてみると良いでしょう。

中には塾なしでペースをつかみ、そのまま受験まで頑張れてしまうお子様もいたりします。

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