国語の知識(慣用句・ことわざ・四字熟語)の勉強をする時に、漫画を使うとイメージが湧いて覚えやすくなることもあります。
塾で使っているテキストにも「慣用句・ことわざ・四字熟語」の単元があると思います。
しかし、慣用句やことわざ、四字熟語とその意味が羅列されているだけではないでしょうか。
そして次のページに問題が出てくるという感じだと思います。
もちろん覚えることに変わりはありませんが、どんな時に使うのか分からないまま覚えるのと、使う場面をイメージしながら覚えるのでは大きな違いがあると思います。
そのため、市販のテキスト(漫画)を利用してイメージが湧くようにしてみると良いでしょう。
「慣用句・ことわざ・四字熟語」に興味を持つことが出来ると、覚えるスピードが早くなります。
少しの工夫で、得点が上がる可能性があるので、まずは試してみてはどうでしょうか。
漫画で使う場面をイメージする
普段生活をしている中で、慣用句やことわざ、四字熟語を使っていますか?
滅多に使うことはないのではと思います。
私も慣用句やことわざ、四字熟語を生活の中で使うことは殆どありません。
塾で指導しているときも、慣用句やことわざ、四字熟語の単元が出てくる週以外はなかなか勉強する機会がありませんでした。
塾で使用しているテキストには「慣用句・ことわざ・四字熟語」とその意味が書かれているだけで使い方などは出ていません。
そのため、丸暗記をすることが多くなります。
中学受験のために覚える「慣用句・ことわざ・四字熟語」は数が多いので丸暗記するのはなかなか大変です。
最近は絵が綺麗な学習漫画も増えています。
慣用句やことわざ、四字熟語をどんな場面で使うかイメージが湧くようになると、覚えるのが少しは楽になると思います。
漫画にも色々と種類があるので、お子様が興味を持ちそうな本を選ぶと良いでしょう。
- 絵が綺麗です
- 字が多いので、最初は漫画部分を読むだけでも構いません
- 中学入試用なので、色々出ています
- 他にも同じシリーズで「四字熟語」や「ことわざ」があります
漫画で意味を覚えたら「漢字の練習」
漫画で「慣用句・ことわざ・四字熟語」を覚えたら、次にしておくべきことは「漢字の練習」です。
中学入試では、意味を問われる問題だけが出題されケースは少ないです。
漢字で答え、さらに意味を選ぶ問題が多いです。
そのため、せっかく意味を覚えても漢字で書けないと正解とならないことがあります。
特に「四字熟語」は、しっかりと漢字で書けるように練習をしておく必要があります。
間違えやすい字を確実に覚えておきましょう。
間違えやすい四字熟語の例
正 | 誤 |
絶体絶命 | 絶対絶命 |
単刀直入 | 短刀直入 |
異口同音 | 異句同音 |
五里霧中 | 五里夢中 |
危機一髪 | 危機一発 |
他の分野・科目も漫画を活用してみる
慣用句やことわざ、四字熟語だけでなく、他の分野・科目でも漫画を活用してみてはいかがでしょうか。
特に嫌いな科目や単元の取っ掛かりに漫画を活用してみるのが良いと思います。
最終的には塾で使用しているテキストをメイン教材にするのが一番良いと思いますが、「嫌いでなかなか勉強しない」「難しくて理解出来ない」といったようなことがある場合、漫画を利用することにより改善されることもあります。
中学受験の勉強に限ったことではありませんが、興味を持って「読む」「考える」ことが大切です。
例えば、お子様がゲームの攻略本を読んでいるときの様子を思い出して下さい。
ゲームをクリアするために真剣に読んでいたのではないでしょうか。
また、男の子であれば野球やサッカーの本、女の子であればファッション雑誌などを真剣に読んでいることもあるかと思います。
嫌いな単元や科目の勉強を塾のテキストだけでやるよりも、市販の簡単な問題集や漫画を併用した方が興味が持てるようになる可能性が高くなります。
興味が出てくると真剣に「読む」「考える」ようになるので、更に出来るようになります。
一度好循環が生まれると流れが変わります。
そのきっかけを与えることが大切です。
最後に|漫画がきっかけになることも
ある生徒が持っていた歴史の漫画を見せてもらって驚いたことがあります。
昔の歴史漫画の絵とは大違いです。
私が子どもの頃に読んだ漫画は、いかにも学習漫画といった感じでしたが、生徒が持っていた上記の漫画は大人が読んでも楽しめるものでした。
このシリーズはどれも絵が非常に綺麗です。
関連記事:【中学受験】歴史の学習は人物から攻める
漢字を覚えるのが嫌いな子に大人気のシリーズです。
このドリルも漢字の勉強を始めるきっかけにはなるかもしれません。
漢字嫌いがなくなったら他のドリルに変えてしまっても良いでしょう。
小学生のうちは、興味を持って勉強するための工夫を保護者の方が考えることが大切だと思います。
きっかけを与え、様子を見て、ダメなら他の手を考えるようにしましょう。
色々と試しているうちにお子様に合った方法が見つかると思います。