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【模試の結果が偏差値50】中学受験どうする?

中学受験偏差値50

中学受験用の模試を受けると偏差値50以下ということが往々にしてあります。

高校受験用の模試の偏差値50と中学受験の模試の偏差値50は大きく違います。

しかし、偏差値50では受験する学校がないと考える保護者の方が多くいました。

では、偏差値50のお子様は中学受験をどうしたら良いのでしょう?

これは性別や将来の希望によって変わってきます。

結論から申し上げますと、偏差値50でも素晴らしい学校はたくさんあります。

今回は模試の結果が偏差値50だった場合、中学受験をどう考えたら良いかについて見ていきます。

※個人的に考える受験パターンですので、合格を約束するものではございません。

四谷大塚の合不合判定テストの偏差値について

四谷大塚の「合不合判定テスト」には50偏差値と80偏差値の2種類があります。

今までのお子様の様子を見ていると、中学受験の場合は当日の緊張などがあるため、80偏差値で合格圏にいたとしても失敗をしてしまうケースが多くありました。

逆に、50偏差値で合格ぎりぎりにいたお子様が合格を勝ち取ってきたケースも多くあります。

中学受験は逆転現象が起きやすい受験ということを最初にご理解いただくことが大切です。

では、四谷大塚の合不合判定テストの場合、どちらの偏差値表を使っていくかを考えましょう。

私であれば、押さえの学校につきましては安全性を考え80偏差値、それ以外の学校であれば50偏差値を使っていきます。

四谷大塚の合不合判定テストの偏差値50

今回は四谷大塚の「合不合判定テスト」の50偏差値で考えていきたいと思います。

まず合不合判定テストの結果が偏差値50だとどんな学校があるか分かりますか?

男子と女子により学校は違ってきます。

【男子の場合】

2月1日

偏差値51:巣鴨・法政大学・都市大付属・山手学院(特待)

偏差値50:三田国際・帝京大学・淑徳(東大)

偏差値49:青山学院横浜英和・明大中野八王子・公文国際・青稜・日本大学

 

2月2日

偏差値51:暁星・都市大付属

偏差値50:学習院・神奈川大附属・青稜

偏差値49:芝浦工大附属・開智日本橋・淑徳(東大)

 

2月3日

偏差値51:立川国際・富士高校附属・明大中野八王子・都市大付属等々力

偏差値50:成城・白鴎高校附属・帝京大学

偏差値49:川崎市立川崎高校附属・公文国際・開智日本橋

 

2月4日

偏差値51:神奈川大附属・世田谷学園

偏差値50:鎌倉学園・都市大付属

偏差値49:成蹊・芝浦工大附属

 

【女子の場合】

2月1日

偏差値51:青山学院横浜英和・明大中野八王子・横浜雙葉・公文国際・恵泉女学園・日本大学

偏差値50:大妻・芝浦工大附属・青稜・桐蔭学園・広尾小石川

偏差値49:成城学園・都市大等々力・日本女子大附属・開智日本橋・山手学院・安田学園・麗澤

 

2月2日

偏差値51:大妻・芝浦工大附属・開智日本橋・淑徳(東大)・青稜

偏差値50:鎌倉女学院・普連土学園・山手学院

偏差値49:共立女子・安田学園・ドルトン東京(特待)・富士見

 

2月3日

偏差値51:大妻・川崎市立川崎高校附属・公文国際・開智日本橋

偏差値50:成城学園・桐蔭学園

偏差値49:専修大松戸・日本女子大附属・安田学園・共立女子

 

2月4日

偏差値51:芝浦工大附属

偏差値50:淑徳与野

偏差値49:鎌倉女学院・田園調布学園・開智日本橋

 

偏差値50前後の学校は上記のような感じとなっています。

さて、ここからが本題で「中学受験」をどうするかです。

学校を絞って狙っていく

ご家庭の事情により、「私立中学校ならどこでもいい」「とにかく私立中学に進学させる」といった場合、偏差値50前後の学校を第一志望校とし、押さえの学校を作っていけばある程度希望通りの受験となることでしょう。

「とにかく私立中学校ならどこでもいい」というわけでなければ、学校を絞って中学受験に臨むことが重要です。

たとえば、大学付属に進学させたいと考えていた場合、男子であれば法政大学・明大中野八王子といった学校が射程圏内に入っています。

また、もう少し頑張ることによって、中央大学附属や明大中野といった学校が狙えるようになります。

ただ、早慶付属となると正直厳しくなってきます。

小学6年生と仮定して考えると、早慶付属は中学受験ではなく高校受験で狙った方が可能性が高いと考えます。

進学校であれば、巣鴨・都市大付属といったよう学校が射程圏内に入っています。

もう少し頑張ることによって、攻玉社や城北といった学校が狙えるようになります。

女子の場合、高校からの募集を停止している学校が多くあるため、出来れば中学受験で学校を決めたいところです。

男子と違い、偏差値50前後ですと大学付属の数が限られているのが難点です。

女子大学の付属であっても他大受験をするお子様が多い学校もあるので注意が必要です。

もう少し頑張ると法政大学などが狙えるようになってきます。

関連記事>>大学付属校の内部進学率について考えてみると

私立の進学校の大学進学実績は中堅校であっても、非常に素晴らしい結果となっている学校が多くあります。

お子様の性格や通学時間などを考え、学校選びをすると今まで気が付かなかった学校に出会える可能性があります。

関連記事>>【中学受験】2024年度用の学校案内(ガイドブック)4冊の紹介

高校受験の偏差値に換算すると

中学受験の偏差値を高校受験の偏差値を比べてみたことはありますか?

高校受験の偏差値もテストによって大きくことなりますが、一般的なテストの偏差値で比較すると中学受験の偏差値よりも15〜20くらい高くなっています。

たとえば、男子校の巣鴨中学校を見てみると、

中学受験の偏差値51

高校受験の偏差値72

大きな差があることが分かります。

また、偏差値だけでなく募集定員にも差がある学校(※)があるので注意が必要です。

※中学受験で多くの生徒を集め、高校受験では少数しか取らないという学校

中学受験と高校受験の偏差値に差が出る理由は、

中学受験の偏差値50は限られたお子様との競争での数値となり、高校受験のようにほぼ中学3年生全員との競争ではないからです。

中学受験では偏差値50であっても高校受験では偏差値60以上という学校がたくさんあるので、先のことを考えてみることが必要です。

さらに、大学進学率も確認してみると学校の良さを見つけることが出来ると思います。

まとめ

模試の結果が偏差値50だったので中学受験をやめるというご家庭もありました。

小学4年生から始めた中学受験の勉強を、小学6年生の2学期でやめてしまうのはもったいない気がしました。

確かに、高校受験でもっと偏差値の高い学校に合格する可能性はあります。

その場合、中学受験で成功体験をさせてあげるため、何校か合格が取れそうな学校を受験し、その上で公立中学校に進学した方が良いのではないかと考えます。

偏差値50前後であっても、MARCHの付属中学校や大学進学実績が素晴らしい学校があります。

お子様の性格や通学時間、教育方針などを確認し、合うようでしたらチャレンジをしていくと良いでしょう。

万が一ダメだったことも考え、押さえの学校もしっかりと探しておく必要があります。

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