小学6年生で、算数を苦手にしている女の子は多いのではないでしょうか。
塾で小・中学生を指導していると男の子の方が「算数好き」が多かったです。
やはり好きな分、平均点は男の子の方が高くなりました。
小学6年生で算数が苦手な女の子は、そのままにしておくと中学生になっても「数学」が苦手になってしまう可能性が高いです。
そのため、6年生のうちに算数を苦手科目でなくしておく必要があります。
今回は、自宅で算数を苦手科目でなくす方法について考えてみたいと思います。
どこから算数が苦手になったのか
小学何年生の、どの単元で算数が苦手になったか、はっきりと覚えているお子様は少ないと思います。
なんとなく出来ないまま進んでいき、いつの間にか算数が苦手になってしまったのではないでしょうか。
まずは何年生の単元は出来て、何年生の単元が出来ないのかをはっきりさせる必要があります。
そのため、問題集を購入するにあたり小学3年生くらいから始めてみると良いでしょう。
小学3年生のものなど簡単過ぎると思ってしまうかもしれませんが、「単位」や「時間の計算」は意外と躓く単元です。
確認の意味も兼ねてやってみることをおすすめします。
また、計算が苦手なお子様にとっても小学3年生の計算から復習をすることは効果的です。
まずは簡単なことからチャレンジし、自信をつけるようにしましょう。
友達に知られると恥ずかしいと感じるお子様が多いと思いますので、あくまで家で勉強するためのテキストと割り切ることが大切です。
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計算ミスで得点を落としてしまう
問題の解き方は分かっていても、計算ミスで得点を落としてしまうお子様も多くいます。
特に円周や円の面積の計算(3.14の計算)などでミスをしてしまう場合があります。
計算ミスをなくすため、マス目のノートを使って練習することをおすすめします。
マス目のノートを使うことにより、位が揃うので間違いが減ります。
慣れてきたらマス目でなく、「ドットノート」に変えていくと良いでしょう。
ノートを変えるという些細なことで、計算ミスが減るお子様も多くいます。
また、計算を横につなげていくのではなく、途中計算は下につなげていくと間違いが減ります。
「=(イコール)」の位置を揃えて縦に計算式を書く癖をつけるようにしましょう。
「割合」や「比」が苦手な場合
小学5年生で習う「割合」は苦手にしてしまうお子様が多くいます。
割合が嫌いな場合、百分率・歩合と聞くだけで嫌になってしまうのではないでしょうか。
確かに割合の問題では、どちらが「もとにする量」で、どちらが「比べる量」か分かりにくい場合もあります。
また、問題を複雑にすることが出来るので基本が分かっていても解けないというお子様が多くいます。
そこで、「分数」の意味を考え直すと、「割合」が理解出来るようになります。
「割合」が苦手なお子様は、「分数」の確認をすることをおすすめします。
関連記事>>【中学受験】算数の「割合」が苦手な方は、「分数」の復習を!
「割合」の問題は「損益」「食塩水」など、問題のパターンが決まっているので、問題別の解き方を覚えてしまうと出来るようにもなります。
損益の場合、原価(仕入れ値)・定価・売値・利益という項目が出てくるので、問題文を読んで分かることを縦に並べて書いてみると、分かりやすくなります。
食塩水の場合、食塩水・濃度・食塩という項目が出てきますが、たいてい食塩水と濃度が問題文に書いてあり、食塩は書いていません。
しかし、食塩の量が重要になってくるので、最初に計算で出しておくようにしましょう。
食塩の量に注目して問題を考えると、食塩水は意外と簡単です。
一度解き方を理解すると、スムーズに解けるようになります。
小学6年生で習う「比」に関しても、割合を比にしていたりするので、小学5年生の単元が分かっていないと難しいかもしれません。
中学入試においても「比」の問題は多く出題されますが、難しい問題が多かったりもします。
上記のように難しい単元で躓いてしまっている場合、市販のテキストを使って一人で勉強するのは大変かもしれません。
しかし、塾に定期的に通うのは躊躇してしまう方もいるでしょう。
その場合、自宅で教えてもらえる方法を考える必要があります。
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その小学生用の講座もありますので、一度試してみてはどうでしょうか。
通塾の時間がかからず、更に料金も非常に格安です。
また、曜日・時間の制限もありませんので、自分の都合に合わせて見ることが可能です。
出来れば、毎日決まった時間に見るようにすると習慣化することが出来ます。
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リビングで保護者の方も一緒に見てみると良いと思います。
図形が苦手な場合
図形が苦手な小学6年生の女の子も多いのではないでしょうか。
図形といっても、平面図形・空間図形があります。
平面図形は出来るが、空間図形が出来ないという場合は、空間図形に特化して勉強をすると効果的です。
平面図形が出来ない場合、空間図形も出来ないケースが多いと思います。
その場合、まずは平面図形の勉強をすることをおすすめします。
平面図形をクリアしてから、空間図形の勉強を始めるようにしましょう。
特に、「角度」の問題は取り組みやすいので、まずは角度の問題を出来るようにしていくと良いでしょう。
まとめ
中学生になる前に算数を苦手科目でなくしておくことが重要です。
中学生 になり部活が始まると勉強する時間が限られてしまいます。
そうすると、小学校の復習をすることが難しくなります。
関連記事>>【高校受験】部活と勉強を両立するための方法
中学1年生になってすぐに習う「正負の数」をスムーズに進めていくためにも、小学6年生のうちに小学校の総復習をしておきましょう。
お子様の算数がどこから苦手になっていて、どの単元が出来ないのか。
やり方は分かっているが計算ミスで得点を落としているのか。
みんなが躓いてしまう難しい単元が分かっていないのか。
お子様によって勉強方法が変わってきます。
まずは、しっかりと確認をすることから始め、苦手科目でなくしていくよう対策をしていきましょう。