中学受験や大学受験(一般入試)は1年間の勉強で大きく成績を伸ばすのは難しいでしょう。(試験範囲がとにかく広いです)
しかし、高校受験は中学3年生からの頑張りで偏差値を大きく伸ばすことは可能だと思います。
もちろん中学1・2年生の頃から頑張っておく方が良いのは間違いありません。
それでも中学3年生の部活が終わった時期から、一気に成績を伸ばした生徒を何人も見ています。
偏差値で5〜10くらいであれば、必死になって勉強するれば上げられるものです。
今からでも遅くはありませんので、諦めずに志望校合格を目指して頑張りましょう。
M君は中学3年生の1年間で偏差値50から60へ
中学3年生の1年間で偏差値を50から60へ上げた生徒(M君)がいます。
しかし、第一志望校には合格出来ませんでした。
そのM君が言っていた「中2の頃からやっておけば良かった」という言葉が非常に印象的でした。
M君は高校入学後、大学受験に向け高校1年生からしっかりと勉強をしています。
「大学受験で早稲田大学に合格してやる」と言っていました。
彼なら大学受験でしっかり志望校に合格すると思います。
上記の生徒は数学の偏差値を一気に伸ばし、3科目平均で偏差値50から60へとなっていました。
確かに中学数学はやり方をマスターすると一気に伸ばすことが可能だと考えます。
しかし、英語と国語はコツコツ勉強しないと伸ばすことは難しいと思います。
したがって、英語と国語は中学1・2年生のうちからしっかりと勉強をしておくようにしましょう。
数学も基礎だけはしっかりと押さえておくことが大切です。
目標を決める
中学3年生になって志望校が決まってからエンジンがかかるという生徒も多くいます。
志望校が決まるのが中学3年生の夏頃という人が多いので、残りの時間が限られてしまいます。
M君も中学3年生の2学期になって、志望校が決まった1人でした。
早い段階で目標を決めることがスタートをきるきっかけとなるでしょう。
もちろん中学3年生になって志望校の変更をすることも出来ますので、中学1・2年生のうちに少し高めの目標校を決めることが「やる気」を出させる方法になると思います。
中学1・2年生の頃はどんな高校があるか分からない生徒も多いので、高校ガイドブックで色々と調べることから始めることになります。
女の子であれば、制服のページを見ることによって興味を持たせることが出来る場合もあります。
- 制服コレクションがあり女の子におすすめです
- 首都圏の学校を網羅しています
- 大学附属校に特化しています
- 掲載されている内部進学条件は参考になると思います
高校ガイドブックを1冊準備しておくと、お子様の志望校選びの役に立ちます。
お子様はどんな学校があるのか知らないことがあるので、色々な学校を知るきっかけとなります。
中学3年生はもちろん、中学1・2年生のお子様にもパラパラと見てもらいたいものです。
中学1・2年生時の過ごし方
M君が言っていた「中2の頃からやっておけば良かった」という言葉にあるように、後になって気がつくことがあります。
特に中学3年生で一気に成績が上がってきた生徒ほど、中学1・2年生の時に頑張っておけば良かったと言います。
中学1・2年生の時に何を頑張っておけば良かったかと聞くと、「英語」という答えが多く返ってきました。
確かに、単語を覚えたり文法を覚えたりと、短期間で中学1年生の内容から復習するのは難しいと思います。
英語が苦手という方は、せめて単語だけでも覚えるようにしておくことが大切です。
単語が分かれば、長文読解で点数が取れるようにもなってきます。
あわせて熟語も覚えておくと後で楽になります。
単語と熟語は短期間での暗記が難しいので、早い段階からコツコツと覚えるようにしておきましょう。
中学3年生になったら
塾に通っているかいないかで勉強の仕方が変わってきます。
また、志望校が国立・私立なのか公立なのかによっても変わってきます。
塾に通っている場合は、塾のカリキュラムに沿って勉強を進めていくようにしましょう。
塾に通っていない場合は、学校の進度ですと少し心配です。
というのも、国立・私立高校を目指しているのであれば、学校レベルだけでは入試問題が解けないからです。
そこで、学校よりも早く自分で進めていく必要があります。
特に数学は夏休み前くらいまでに中学3年生の範囲を終え、夏休みからは学校で扱わない公式などを勉強していく必要があります。
- 中学3年生の全範囲終了後にやると効果的です
- 公式を知っているか知らないかで差がつきます
関連記事>>【高校受験】数学の公式を沢山知っているか知らないかの差
まとめ
中学3年生になって一気に偏差値を上げることも不可能ではありません。
しかし、中学3年生になって行きたい学校が見つかった時に、そのレベルまで到達することが出来るかどうか。
後で後悔しないためにも、中学1・2年生のうちに最低限の勉強はしておくようにしましょう。
中学3年生になって一気に偏差値を伸ばした生徒は、毎日4〜5時間くらい勉強していました。
効率よく勉強することも大切ですが、時間数、問題量が大切であると言えます。
志望校合格に向け、悔いの残らない中学校生活を送れるようにしましょう。