小学3年生の2月から、塾では中学受験コースの小学4年生の授業が始まります。
ここから中学受験の勉強を始める方も多いと思います。
首都圏であれば、最初から『算国理社』の4科目で勉強を始めることをおすすめします。
理由は、多くの学校の入試が4科目になっていることと、途中から4科目に変更しても負担が大きくなってしうからです。
途中から4科目に変更した場合、学習していない単元があるので、新しい単元を学習する際にも影響が出てしまいます。
そこで、小学3年生の2月から4科目でスタートをし、どうしても厳しいようであれば、2科目に変更することをおすすめします。
まだ塾を決めていない方は、こちらの記事が参考になるかもしれません。
それでは、小学3年生の2月に入塾して中学受験の勉強を始める際に、すぐにやっておきたいことを考えてみたいと思います。
1週間のペースを掴む
塾の小学4年生4科コースですと、週2〜3日ほどの通塾日数となるのではないでしょうか。
また、授業時間も長くて1科目2時間程度だと思います。
そして、最初のうちはどの科目も内容が難しくありません。
そこで、まずは1週間のペースを掴むことに専念しましょう。
ついつい最初から気合が入ってしまい、全科目を完璧にしないとと考えてしまう方もいますが、それ以上に塾に慣れることの方が重要です。
塾から宿題が出されますので、何曜日にどの科目の宿題をするのか決めることから始めていきましょう。
ペースが掴めないと、段々と塾に行くことを嫌がるようになってしまう可能性があります。
中学受験に向けたスタートを切ったばかりですので、焦らずじっくりといくことが大切です。
好きな科目を作る
塾に通いだし、『算国理社』の4科目の勉強を始めると、好きな科目と嫌いな科目が出てくると思います。
まずは好きな科目を作るようにしていきましょう。
お子様が科目を好きになる要因としては、
- 内容が面白い(興味がある)
- 問題が解ける
- 担当の講師が楽しい
上記の3つが大きな理由だと思います。
好きな科目は自分から勉強をするようになりますので、テストや模試の成績も良くなると思います。
塾に通い始めたら早い段階で、なるべく多くの科目を好きになると、その後の勉強や成績に好影響を与えることが出来ます。
保護者の方もペースを掴む
中学受験のために子どもが塾に通い出すと、生活がガラッと変わります。
保護者の方も早めにペースを掴むことが大切です。
通常の週と模試がある週によっても違ってきますので、月間の予定表を作るようにしましょう。
また、2月から塾に通い始めると、3月後半に春期講習があります。
入塾した時点で、可能な範囲の年間予定表を塾から貰うようにしておくと計画が立てやすくなります。
それと、塾によっては毎回お弁当(塾弁)を持って行く必要があったりもします。
学年が上がるにしたがい、塾弁の回数も増えると思いますので、お弁当箱などの準備もしておくようにしましょう。
学校選びは早いうちに
塾に通い、中学受験の勉強を始めるにあたり、第一志望校だけは早めに決めておいた方が良いと思います。
今まで多くの中学受験生を見てきましたが、小学4年生の時点で志望校が決まっているお子様の方がモチベーションが高かったです。
もちろんお子様の性格にもよりますが、やはり目標があるのと、ないのとでは大きな違いがあるのではないでしょうか。
塾に通い始めたばかりで、お子様の成績が分からないという保護者の方が多いと思います。
したがって、ご家庭の教育方針に合い、子どもを通わせたいと思う学校をいくつか探し、一緒に見に行ってみることをおすすめします。
第一志望校を決めることが出来ましたら、なるべく変えることがないようにしましょう。
小学6年生になり、成績的に厳しい場合もあるかもしれませんが、併願校で調整をするようにすると、中学受験が上手くいくことが多いと思います。
関連記事>>【中学受験】併願パターンの決め方とこれから伸びそうな学校
まとめ
小学3年生の2月から塾に通い出し、中学受験の勉強を始めると、3年間は勉強が中心となってきます。
途中でスランプになることは誰にでもあります。
そのスランプを乗り越えるためにも、早い段階で第一志望校を決めておくことは大切だと思います。
また、通い出した塾がお子様に合わなかった場合、すぐに転塾を決めるのではなく、担当講師や責任者と相談をすることをおすすめします。
転塾するとなると、カリキュラムが違ってきたり、1週間のペースを作り直したりと、負担が増えてしまいます。
また、入塾金や教材費などの金銭的な負担も発生してしまいます。
関連記事>>【塾選び】塾への要望の出し方(まずはクレームにならないように)
長い中学受験の勉強のスタートラインに立ち、不安も大きいかと思います。
しかし、中学受験の勉強はお子様にとって決して無駄にはなりません。
家族一丸となって中学受験が成功するよう、今から頑張って欲しいと思います。