海外に住んでいると帰国入試を考えることがありませんか?
帰国入試を利用すると簡単に合格できるのでないかと考えている方もいらっしゃることだと思います。
実際のところは以前に比べ帰国入試は難しくなっています。
それでも一般入試に比べると難易度は下がるので利用した方が有利です。
利用するにあたり帰国入試の情報収集をしっかりする必要があります。
学校ごとに受験資格が違いますので注意しましょう。
最近は帰国入試に力を入れている学校も増えており、ホームページで確認することが出来たりもします。
しかし、手元に1冊帰国入試の情報誌を準備しておくと、いざという時に役に立ちます。
そこで、おすすめの本の紹介もしたいと思います。
帰国入試の受験資格
帰国入試を受けるためには受験資格が必要です。
受験資格は学校毎に違うので調べてみないと分かりません。
最低でも海外在住歴1年以上は必要になると思います。
したがって、中学受験の場合であれば小学6年生の途中、高校受験であれば中学3年生の途中から海外に行かれた方は残念ながら対象になりません。
ただし、以前に海外在住歴があると変わってくる場合もありますので、志望校に直接確認するようにしましょう。
- 帰国入試に関しての書籍としておすすめの1冊です。
- なかなか本屋さんで見かけることはないので、ネットで注文するのが便利です。
- 全国の中学校・高校の帰国入試制度について記載されています。
- 寮がある学校の一覧や、前年度・前々年度の帰国入試での合格率など参考になることが出ています。
海外の塾で進路指導のためにも使われています。
帰国入試を受ける予定がある方は1冊準備しておくと良いでしょう。
帰国入試の一番のメリットとは
早目に受験することが出来るということが一番のメリットです。
帰国入試の場合、年内に行われる高校もあるので早目に受験することが可能です。
早い時期に合格校があるというのは、想像以上に気持ちに余裕が持てます。
また、万が一不合格になってしまっても、一般入試が行われるまでに数ヶ月残っているので、今のままではダメだと思い直し、勉強に身が入ります。
年内に行われる帰国入試の場合、合格しても進学することはないだろうと思っても受験しておくことをおすすめします。
何校も受ける必要はないですので、一つか二つで十分だと思います。
帰国入試は受かり易いのか
帰国入試というと、一般入試よりも簡単に合格できるというイメージがありませんか?
一般入試よりも合格しやすいのは確かです。上記の本にある帰国入試での合格率を見ると、毎年不合格者がいない学校も見かけます。(受験者数1名、合格者数1名だとあまり参考には出来ませんが・・・)
しかし、ここ数年の様子を見ていると難度が一般入試と変わらない学校も増えています。
帰国入試だからといって安心することなく、一般入試で合格できる実力をつけていきましょう。
高校入学後のことも考えておくと更に良いでしょう。
その他の帰国入試のメリット
学校見学へ行った際、「海外から見に来ました」ということを伝えてみて下さい。
海外から見学に来る生徒がそれほど多くないので、相手の記憶に残ります。
受験情報を聞いたりするときに、スムーズに話が進む場合があります。
また、帰国入試を実施している学校であれば入試に関する情報を教えてもらうこともあります。
一時帰国をする際は出来るだけ学校見学をすることをおすすめします。
関連記事>>帰国入試についてのまとめ(メリット・デメリットを含む)
まとめ
海外在住の方であれば帰国入試を考えると思います。受験に有利になるものは全て使った方が良いでしょう。
帰国入試の一番のメリットである、「受験時期が早い」という利点を最大限に活用した受験パターンを組むようにしましょう。
その際、帰国入試だから大丈夫だろうという考えは危険です。
あくまでも受験回数が増えるという考え方をして下さい。
海外で塾に通わずに高校受験を目指す方へ
関連記事>>【塾選び】リクルートのスタディサプリで高校受験の対策
ネット環境が整っている都市であれば映像授業を見ることが出来ます。
ただ見るだけでは成績は上がりません。
スタディサプリを有効に活用する方法を上記の記事で考えてみました。