時間的に余裕のある小学5年生の夏休み。
1学期に学習した内容を復習する絶好の期間です。
また、2学期の先取りを少しでもしておくと、スムーズに進めていくことが出来るようになります。
特に社会科は毎週覚えることが多く、消化不良をおこしているお子様がいるかと思います。
1学期の地理の復習を夏休み中に必ず行うようにしましょう。
理由は、地理の学習は5年生の1学期で一旦終了し、次に出てくるのは6年生の2学期の総合問題となるからです。
今回は、家庭で勉強しておくべき社会の単元を確認して行きたいと思います。
テキストは塾で使っているものをメインで使用すれば問題ありませんが、補助教材のおすすめも紹介して行きたいと思います。
地理の復習に重点を置く
小学5年生の1学期に塾で習った単元は、地理がメインだったのではないでしょうか。
社会の勉強の基本となる部分ですので、覚えきれていない方は夏休み中に徹底した復習をするようにして下さい。
地名と地形を完璧にする
特に、都道府県・県庁所在地、山地・山脈、川、平野、湖など日本の地形に関する知識は完璧にしておきましょう。
有名なものから覚えるようにし、段々と細い地名を覚えるようにしていきましょう。
覚える際に位置も合わせて覚えることが大切です。
また、関連付けて覚えられるものはセットで覚えることが効果的です。
川と平野の例:庄内平野・最上川、 越後平野・信濃川(日本で一番長い川)、 琵琶湖・淀川・大阪平野
山地・山脈の例:飛騨山脈・木曽山脈・赤石山脈(日本アルプス)、 出羽山地・奥羽山脈・北上高地
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農林水産業
産業別の学習も既に終わっているかと思います。
ここでは農林水産業について考えていきます。
農林水産業の中では、農業が一番重要です。
都道府県別に主な農産物を覚える作業をしましょう。
また、地域によっては「促成栽培・高冷地農業・近郊農業」など特徴がある場合はそちらも覚えるようにしましょう。
例)促成栽培と言われたら→宮崎平野・高知平野
例)高冷地農業と言われたら→嬬恋村・野辺山原
林業は覚えることが少ないですが、ついつい忘れてしまいがちです。
もう一度確認だけしておくようにしましょう。
水産業については、主な漁港の水揚げ量や各地の養殖についての確認をして下さい。
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工業と貿易
中学受験で学習する地理の単元で一番躓く可能性が高いのが「工業と貿易」です。
躓いてしまう理由は、覚えるべきことが多いからです。
特に工業では各都市で生産されている工業製品を覚える必要がありますが、その量がとても多いので一週間で覚えることが出来ずに先に進んでしまっていたことがあるのではないでしょうか。
また、工業地帯・工業地域別の特色を覚えることも大切です。
これも工業の単元の学習の週だけで覚えきれなかった方が多いのではないでしょうか。
例)豊田→自動車、 呉→造船、 瀬戸・多治見→陶磁器
貿易については小学6年生で再び扱う可能性もあります。
しかし、主な貿易品目については早い段階で輸入先を覚えておくことが効果的です。
特に鉱山資源(石油・石炭・鉄鉱石)を中心に覚えるようにしましょう。
歴史の先取り学習
地理の復習が終わっている方は、2学期から始まる歴史の先取り学習をしておくと効果的です。
特に女の子は歴史の勉強で躓きやすいので、時間があれば少しでも先取りをしておくようにしましょう。
先取りをする際は、細かい知識まで覚えようとせず、登場人物や流れを見て行くことが大切です。
また、日本史の時代順を覚えてから細かい流れを見て行くと覚えやすくなります。
まずは時代順だけでも覚えるようにしましょう。(旧石器時代→縄文時代→弥生時代・・・・・・)
【社会(歴史)を苦手にしてしまうお子様のパターン】
平安時代以降、覚えることが急激に増えてきます。
出来れば平安時代と鎌倉時代を中心に覚える作業に時間が取れると効果的ですが、大きな流れを掴むことが第一です。
お子様の様子を見ながら余裕があるようでしたら、平安時代以降の登場人物と出来事をまとめておくようにして下さい。
文化については2学期に回してしまっても構いません。
まずは歴史の流れを掴みながら覚えて行くようにしましょう。
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まとめ
毎週毎週新しい単元の学習が続き、なかなか全てを覚えきれていないお子様が多いのではないでしょうか。
夏休みに一度立て直しを測るようにすると、2学期の学習がスムーズに進みます。
社会が得意のお子様も、前に勉強したことを忘れていないか今一度確認をしておくことが大切です。
もし忘れてしまっていることがあったら、再度覚え直すようにしましょう。
二度目に覚えたことは、一度目に覚えた時よりも記憶に残るものです。
まとまった時間が取れる小学5年生の夏休みに社会の勉強をしておくと、将来の受験に役立ちます。
特に前述したような単元を中心に、ぜひ社会の勉強を頑張ってみて下さい。