東京の多くの私立高校の入試日は2月10日です。
入試直前期は新しいことにチャレンジするよりも、今まで勉強してきたことの確認をすることが大切です。
塾に通っている人は、塾のテキスト・志望校の過去問・自分で買ったテキストなど、勉強するものが多くあるのではないでしょうか。
塾なしで勉強してきた人は、志望校の過去問・自分で買ったテキストを使って最後の確認をするようにしましょう。
ここで勉強した内容が入試で出題されることもあるので、最後までしっかりと頑張ることが大切です。
誰もが受験直前は焦ったり、緊張したりします。
決して自分だけではないので、心配しすぎないようにしましょう。
今回は、入試直前期の勉強法と注意点を確認していきたいと思います。
入試直前期の「数学」の勉強
数学は、「公式の確認」をしておきましょう。
特に図形分野の公式を使いこなせるか確認しておくことが大切です。
学校では習わない「メネラウスの定理」「チェバの定理」に代表される、私立高校入試において有効な公式を使いこなせるようにしておきましょう。
今までに「メネラウスの定理」や「チェバの定理」などの公式を勉強していない場合は、無理に覚えても使いこなすことが出来ないかもしれません。
手間はかかってしまいますが、他の方法でも解くことは出来るので、今までに覚えた解き方の確認をしておくようにしましょう。
来年以降に受験する人は、多くの公式を覚えることで、簡単に問題が解けるようになったりもします。
早めに中3内容を終わらせ、私立高校の受験に向けた勉強に取り組むことが重要です。
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入試直前期の「国語」の勉強
国語は、「文法と古文」の確認をしておきましょう。
ただ、文法と古文の確認をする前に、志望校の過去問の確認して下さい。
学校によっては、文法問題も古文も出題されない可能性があります。
自分の志望校で、文法問題や古文が出題されるのであれば、直前期に確認をすることにより、得点することが出来るようになります。
また、過去問を確認した際に、毎年「文学史」に関する問題が出題されている場合は、しっかりと覚えることにより得点に結びつけることが出来ます。
中には、毎年平安時代・鎌倉時代の文学史が中心に出題されている学校もあるので、直前にしっかりと覚えると効果的です。
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入試直前期の「英語」の勉強
英語は、「文法と熟語」確認をしておきましょう。
英語も自分の志望校の過去問を確認しておくことが大切です。
文法と言いましても、何を勉強するかは過去問を見てから決めるようにしましょう。
例えば、書き換え問題が毎年出題されているのであれば、書き換えを中心に確認をすることが重要です。
また、熟語の勉強をすることにより、書き換え問題だけではなく、長文の内容把握も出来るようになります。
限られた時間の中で、出来るだけ効率よく勉強をすることを心がけて下さい。
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入試直前期におすすめのテキスト
入試直前期におすすめのテキストを各科目1冊ずつ紹介したいと思います。
既にお持ちであれば、繰り返し確認をするようにしましょう。
もし何も勉強するテキストがない場合は、すぐにでも準備をすることが大切です。
来年以降、受験をする人にも効果的なテキストだと思います。
数学
- 公式の確認に役立ちます
- 苦手分野の最終確認をしましょう
国語
- 多くの古文の現代語訳を確認しておきましょう
- 「係り結びの法則」など、きまりの確認も大切です
英語
- 文法の再確認用に
- 解説が詳しいので、確認用に最適です
入試直前期の注意点
入試直前になると焦ってしまったり、緊張してしまったりするものです。
ただ、周りの受験生も同じように焦っていたり、緊張していたりするものです。
そこで、入試直前期に注意することを確認しましょう。
- あれもこれもと色々なテキストに手を出さない
- 体調が悪ければ無理しない
- 夜遅くまで勉強せず、朝型の生活に変える
- 受験に必要な文房具は早めに準備しておく
あれもこれもと色々なテキストに手を出さない
焦る気持ちから、「あれもやらないと、これもやらないと」と色々なテキストに手を出すお子様がいます。
しかし、限られた時間で全てのことを完璧に理解するのは難しいと思います。
特に新しいテキストに手を出して、「解けない…」といった場合、更に気持ちが焦ってしまいます。
今まで使ってきたテキストの見直しをして、自信を持って受験に望むことが合格の可能性を高めます。
体調が悪ければ無理しない
入試直前期に体調が悪ければ、無理しない方が賢明です。
たとえば、1日無理して頑張っても、翌日から2日間寝込んでしまったら、トータル時間的にはもったいないことになります。
また、受験当日に体調が悪いと実力を発揮することが出来ません。
少しでも体調がすぐれないと感じたら、その日は無理しないで早く休むようにしましょう。
夜遅くまで勉強せず、朝型の生活に変える
入試は午前中から行われます。
「受験当日だけ早起きをしよう」といった考えはやめましょう。
体が朝型に慣れていないと、試験時間に頭が働かないこともあります。
受験当日の集合時間や試験会場までの所要時間を確認し、朝何時に起きるのかを決めるようにしましょう。
受験当日は、余裕を持った行動を心がけることが大切です。
時間ギリギリになると、気持ちが焦ってしまい平常心で試験に臨めなくなってしまいます。
入試直前期は朝型の生活を送るようにしましょう。
受験に必要な文房具は早めに準備しておく
嘘のような本当の話ですが、受験当日に筆記用具を忘れた生徒がいました。
たまたま友達が同じ教室にいたので、シャーペンと消しゴムだけ借りて試験に臨んだとのことでした。
結果は。。。
やはり実力を発揮することが出来なかったのでしょう。
受験当日に文房具の確認をするのは当然として、早めに文房具を準備しておくよう心がけて下さい。
志望校の募集要項を確認し、コンパスや三角定規が必要な場合もあるので、当日焦ることがないようにしましょう。
まとめ
入試直前期の勉強は、限られた時間内で効率よく行うことが大切です。
新しいことにチャレンジするよりも、今までに勉強したことの確認をするようにしましょう。
志望校の過去問を再確認することも効果的です。
当日の試験時間まで、出来ることを精一杯頑張ることが合格に繋がります。
最後まで、しっかりと頑張るようにして下さい。