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塾なしで帰国生入試をする方法【高校受験編】

海外生活をしていると子どもの勉強に対する不安が高まってきませんか?

または、これから海外生活を始めるという方でも子どもの勉強をどうしたらいいのかという不安がありませんか?

海外でも場所によっては塾がありますが、近隣に塾がない場合はどうしたらいいのでしょうか?

塾なしで帰国生入試をする方法についてみていきましょう。

海外に在住している期間などの条件をクリアすると、帰国生入試を受験することが出来ます。

一般入試に比べ合格の可能性が高くなるので、上手に利用することで有利に受験を進めることが出来ます。

しかし、普段の子ども様子を見ていると受験どころではないと思われる方も多いと思います。

今回は高校受験に絞って塾なしで帰国生入試を活用する方法を確認していきます。

帰国生入試を目指す中学1年生

中学1年生のうちにやっておくべきことについて確認してみましょう。

まず、帰国生入試で狙っていく学校について、お子様と確認することが重要です。

帰国地が決まっていない場合であっても、ある程度の目安を決める必要があります。

もしくは、寮のある学校について確認してみるのも良いでしょう。

志望校を決めることでお子様のモチベーションが高まります。

特に海外にいると周りの友達と受験の話をする機会が減ってしまうので、意図的に保護者の方が意識させるようにすしましょう。

インター校に通っている場合は、特に受験を意識しなくなってしまうので注意が必要です。

志望校を決めるといっても、中学1年生の段階では公立・私立のどちらにするか?

私立の場合、大学付属にするのか進学校にするのか?

といった程度でも大丈夫です。

公立高校を志望するのであれば、中学1年生のうちから内申点を上げることを意識させましょう。

具体的な学校名と必要な内申点を伝えるだけでも意識が変わってきます。

インター校に通っている場合に注意する点は、国語(特に漢字)と数学の進度です。

漢字に接する機会が減ってしまうので、毎日決まった数の漢字練習をするようにしましょう。

数学は日本の学校とカリキュラムが違うので、進度を確認しておく必要があります。

また、方程式の文章題などは日本の参考書を使って練習しておくことが大切です。

中学1年生におすすめのテキスト

中学1年生のうちに「漢字」の勉強をする習慣を身につけましょう。

帰国生入試であっても国語の問題で漢字が出題されます。

安定して国語の入試問題で得点を取るために普段から漢字の勉強をしておく必要があります。

また、学校によっては作文があるので、漢字が書けないと苦労してしまいます。


国文法も覚えてしまえば確実に得点が取れる分野です。

中学1年生のうちに自分で先取りしておくと、2年生・3年生になってから余裕を持つことが出来ます。

また、「品詞」の学習をすることで中学1年生で学習する「文節・単語」の内容がより分かるようになるので、先取りをすることをおすすめします。

上記2冊(漢字と国文法)は中学2・3年生になっても使用するので早めに購入すると効果的です。

繰り返し練習して欲しいので、書き込みはしないようにしましょう。


中学1年生の数学は高校受験の基礎になる分野を学習します。

ここで苦手意識を持ってしまうと、後々大変なのでしっかり理解することが大切です。

そうなると、問題集というよりは説明がしっかり書いてある参考書が必要となります。

チャート式は大学受験で使ったことがある保護者の方も多いと思いますが、説明が丁寧に書かれているのが特徴です。

また、演習が出来るように問題もある程度掲載されているので、中学1年生のうちはこれ1冊で十分です。

問題はノートにやるようにして繰り返し練習していきましょう。

早く終わった人は「チャート式 中学2年生」に取り掛かりましょう。


中学1年生のうちに、なるべく沢山の英単語を覚えることでテストを有利に受けることが出来ます。

海外生活をしている生徒は英語を得意科目にするケースが多いですので、中学1年生のうちから英単語をどんどん覚えるようにしましょう。

逆に英語が苦手というお子様も英単語を覚えることで、長文の意味が分かるようになります。

漢字や英単語は自宅で覚えることが出来るので、塾なしの勉強で一番やりやすい分野となります。

確実に得点につながりますので、毎日コツコツ続けるようにして下さい。

インター校に通っている場合

インター校に通っている場合、上記の勉強の他に理科・社会をやっておく必要があるかもしれません。

帰国生入試で私立高校を志望するのであれば、基本は3科目受験(国語・数学・英語)となります。

しかし、公立高校を志望するのであれば、5科目受験(国語・数学・英語・理科・社会)の可能性があるので理科と社会の勉強をしておく必要があります。

日本人学校で使用している教科書があれば、それを利用して勉強すれば大丈夫です。

まずは教科書を使って内容を理解し、覚えることから始めましょう。

教科書には問題が多く載っていないので、定着度を確認するため問題集を準備しておくと効果的です。

日本人学校で使用しているワークでも構いませんが、1冊問題集を準備しておくことをおすすめします。

地理と歴史は中学2年生になっても使用します。

中学社会の内容は並行型の場合、

  • 中学1年生 地理・歴史
  • 中学2年生 地理・歴史
  • 中学3年生 歴史・公民

上記のようになります。

帰国生入試を目指す中学2年生

中学2年生になると各科目とも内容が難しくなってきます。

まずは1年生の頃よりも勉強時間を伸ばすことから始めましょう。

たとえば、塾に通っている生徒であれば、週2〜3回2時間程度は塾で勉強しています。

さらに塾から宿題が出るので、それを塾がない日にやることになります。

そこで、平日は2時間、土日は4時間の勉強時間を確保しましょう。

学校の課題も上記の時間内でやって構いませんが、それだけにならないように注意が必要です。

定期試験の前は学校の勉強を中心に行い、それ以外の期間は自分で先取り学習を進めていきましょう。

【先取り学習が必要な理由】

帰国生入試が10月から始まるため

中学3年生の10月までに中3内容が終わっているのでは過去問演習や応用力を身につける時間がありません。

中学2年生におすすめのテキスト

高校入試の古文は得点源になります。

中学2年生から現代語訳が付いていない古文に慣れていくようにしましょう。

詳しい勉強法とテキストの使い方は別の記事に書いております。

2ヶ月程度で古文を得点源にする生徒が多いです。

チャート式で中学2年生の数学を進めていきましょう。

定期試験前は学校の内容に戻って復習をし、それ以外の期間はどんどん先取りをしていく必要があります。

復習をする時のためにも、問題はノートにやるようにして下さい。

中学数学の内容を早く終わらせ、応用問題や過去問演習に取り掛かれる準備を進めていきましょう。


「システム英単語帳」と並行して長文読解にチャレンジしていきましょう。

塾なしで勉強する際に大切なことは解説をしっかり読むということです。

ということは解説がしっかりしているテキストを準備する必要があります。

答えが合っている問題も解説を読み、単語力・熟語力・読解力を養っていくことが大切です。

インター校に通っている中学2年生の注意点

インター校に通っていると英語が出来るようになるのは間違いありません。

しかし、普段使っている英語と高校入試で聞かれる問題には違いがあります。

特に文法は勉強しないと間違えてしまいがちです。

長文は読めるようになってくるので、文法の勉強に力を入れて下さい。

難関校用の解説がしっかり付いているテキスト使って独自に勉強を進めていきましょう。

文法問題で点数が取れるようになると、インター校に通っている生徒は高校入試の英語が完全に武器になります。

帰国生入試を目指す中学3年生

中学3年生の早い時期に中学内容の勉強が終わるようにすることが重要です。

中学内容の勉強が終わったら、国語と英語は過去問演習を進めていきましょう。

数学は応用問題を解くために公式を覚える作業に取り掛かりましょう。

中学3年生におすすめのテキスト

数学の公式を覚えるのにおすすめのテキストとなります。

詳しいテキストの使い方や、なぜ公式が重要なのかをまとめた記事を書いております。

難関校の数学は公式を覚えることが大切

公式を覚えたら実際に問題を独力で解くことが出来るかを確認する必要があります。

「高校への数学」を定期購読し、毎月しっかり解いていくと力が付きます。

ただ、海外にいると定期購読が大変だと思いますので、下記のテキストだけをやってみると良いでしょう。

公式を覚える作業と「Highスタンダード演習」は1学期中に終わるようにしましょう。(遅くとも夏休み中には終わらせる)

数学も2学期からは過去問演習に取り掛かるようにして下さい。

過去問演習のやり方と時期

公立高校と私立高校では若干の違いがあります。

ただ、私立高校の帰国生入試は一般入試に比べ、時期が早いので計画的にどんどん進めていきましょう。

公立高校を第一志望にしている場合であっても、押さえの学校を受験する必要があります。

帰国生入試を上手に利用して、押さえの学校のレベルを上げることを考えていきましょう。

インター校に通っている中学3年生の注意点

一番の注意点は学年です。

志望校の募集要項をしっかり確認しておく必要があります。

出来れば中学2年生のうちに募集要項を見て、受験資格を得られるのかを確認しておくと良いでしょう。

また、英語の資格も注意が必要です。

日本人学校の生徒なら英検2級で出願資格を得られたとしても、インター校に通っている生徒の場合は英検準1級が必要といった学校もあります。

英検の準1級は海外で受験することが難しいので、一時帰国した際に取得しておく必要があります。

不明な点がある場合は早めに志望校に直接問い合わせをするようにして下さい。

帰国生入試を目指す中学生の保護者

海外から日本の高校入試の情報を入手するのは子どもだけでは不可能です。

どんな学校があるのかも分からない生徒がいます。

そのため、早い時期に学校について一緒に確認をしてあげる必要があるのです。

まずは保護者の方がどんな学校があるのかを調べてみて下さい。

首都圏に帰国される方は学校が多いので、1冊準備しておくと便利です。

まずは学校案内でどんな学校があるのかを知り、気になった学校についてはホームページを確認してみて下さい。

その上で、子どもと一緒にホームページや学校案内の動画などを確認し、意識を高めていきましょう。

また、帰国生入試の出願資格の確認は保護者の協力が必要です。

変更がある可能性もありますが、中学1・2年生のうちから確認しておくと焦ることがありません。

入試日程や出願書類などに目を通しておくと良いでしょう。

帰国生入試は一般入試に比べ有利な点が多々あります。

しかし、制度が複雑だったりするので保護者の方も頑張って協力してあげて欲しいと思います。

どうしても一人では勉強出来ない場合

最近は市販のしっかりしたテキストが多く発売されているので、独力で帰国生入試に対応することが出来ます。

しかし、中学1年生時の様子を見ていて、子ども一人では勉強出来ないと感じた場合、早めの対策が必要です。

近隣に塾があるのであれば、塾通いを検討してみましょう。

もし塾がない地域にお住まいの場合はオンライン指導を検討してみて下さい。

時差があるので出来るだけ帰国生に特化したサービスを提供している会社を選びましょう。

海外在住の小・中学生を対象にした「エフィサージュ」をご存知ですか?

どうしても一人で勉強するのが厳しいと感じたら、一度体験授業を受けてみてはどうでしょうか。

無料体験授業の制度があるので、早めに体験してどうするかを考えてみましょう。

まとめ

海外在住の方は帰国生入試を活用することで、高校入試を有利に進めることが出来ます。

日本のように塾が沢山あるわけではないというデメリットもありますが、お子様が自立して勉強する姿勢を身につけることが出来るチャンスと捉えて、一緒に頑張っていきましょう。

塾なしで勉強するためにはテキストの準備が必要です。

最近は海外発送してくれる業者が多くあるので、昔に比べるとテキストを手軽に入手することが出来るようになりました。

必要なテキストを早めに準備し、帰国生入試に間に合うよう計画を立てていきましょう。

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