国語の文章題に必ずある「記述問題」と「選択問題」。
「記述問題」ですと部分点がもらえることもありますが、「選択問題」は正解か不正解しかありません。
生徒にしてみると、選ぶだけで良いので「選択問題」の方が楽で簡単だと思いがちですが、実際にテストで毎回正解していますか?
この記事に選択問題の解き方の詳しい説明はありません。
自分で勉強するのに参考になるテキストの紹介、塾の授業の注意点を書かせていただきました。
国語も答えが決まってる
当たり前のことですが、国語も答えが決まってます。
決まってなかったらテストにならないですよね。
塾講師として指導をしていて、このことをしっかり考えていない生徒が多いことに驚きました。
テストなので問題を作る人がいます。
「問題を作る人=問題作成者」は問題作成と同時に解答も作成しています。
それも誰が解いても同じ解答にたどり着けるように問題を作成しているわけです。
でないとテスト後にクレームが出てきてしまうからです。
したがって、国語の文章題にも解き方の決まりがあります。
「感覚で解く」はダメです
「自分ならばこうする」「自分ならこれが正しい」「自分なら◯◯◯」といった感覚で解く生徒が多いですが、これでは毎回正解にたどり着くことは難しいです。
たまたま自分の感覚と合っていた時は正解になりますが、合っていなかった時は不正解になってしまいます。
解き方の決まりを覚え、毎回正解にたどり着けるようにしなければなりません。
特に選択問題は間違っている箇所を探していくと簡単に2つまでには出来ますが、そのどちらが正解かを選ぶのが難しいです。
「選択問題は消去法で解く」とよく聞きますが、2つにするところまでは出来て当たり前です。
その2つから正解を選ぶための方法を学ばないと正解にはたどり着けません。
塾の授業でただ問題の答え合わせだけを聞いていても出来るようになりません。
また、塾の授業ではその問題だけの解説をしていることが多々あります。
全ての文章題に共通する解き方を授業で指導してくれないと、一人で解けるようにはなりません。
国語の講師がそのことに気がついていないと、ずっとテキストに載っている文章を解説するような授業をしてしまい、最後まで一人で解けるようにならずに終わってしまいます。
そこで、一度自分で問題の解き方について勉強してみることをおすすめします。
自分で勉強することにより、新らしい発見が出来るかもしれません。
国語が苦手だと思ってる人は大きく変わる可能性がありますよ。
長期休暇の時に1冊参考書をやってみましょう。
コツが掴めると次回のテストから自信を持って答えを選べるようになります。
選択問題に絞った参考書
選択問題に特化した参考書です。
自分の感覚で解くのではなく、文中の根拠となる場所を見つける説明が詳しくされています。
説明文と小説文に分かれて説明されているので、苦手なジャンルだけを勉強することも出来ます。
国語の読解問題の特に選択問題を苦手としているお子様におすすめの1冊です。
カリスマ講師出口のおすすめ1冊
国語の読解問題で、まず文章を論理的に読むということを優しく説明している参考書です。
限られた時間内で問題文を読み、設問に答えていく必要があるので、どこに注意して読むのかが分かると正答率が高まります。
「システム中学国語」は何種類かあるので、まずは「論理入門編」をやってみて、自分に合っていると思ったら次に進むと良いでしょう。
まとめ
何冊も購入してやるよりも、1冊を徹底してやることをおすすめします。
1冊全てをやりきるということで自信につながります。
ただ、自分のレベルに合っていない場合は、新しい参考書(テキスト)に変えた方がいいですね。
市販の参考書は山ほどあるので、自分に合った1冊を見つけることが大切です。
自分に合ったテキストとは、文章題の文書の内容(レベル)が難しすぎず、簡単すぎずといったものです。
また、テキストを選ぶ際に選択問題に特化しているものを選ぶようにしましょう。
何を目的に勉強しているかが分かりやすいとモチベーションを維持しやすくなります。
もちろん今回であれば「選択問題」の解き方をマスターすることを目的としているわけです。
国語の選択問題も解き方が分かると一気に成績が上がります。
今まで選択問題についての勉強をしていなかった場合、ぜひ早目に対策をしてみて下さい。
今までとの違いを実感出来ると思います。