中学受験や高校受験のために多くの人が塾に通っているかと思います。
塾に通う理由は、①志望校に合格するため、②成績を上げるための2つではないでしょうか。
中学受験の場合、小学3年生の2月から通い始めたとすると3年間塾に通うことになります。
高校受験の場合、中学1年生から通い始めたとすると、やはり3年間塾に通うことになります。
中学受験や高校受験のために3年間塾に通うことになった場合、上手に塾と付き合っていくことが大切です。
今回は、中学受験・高校受験で合格するための塾との付き合い方について考えてみたいと思います。
塾の講師も人間です
お金を払って塾に通っているので、もちろん塾・講師からみると生徒・保護者の方はお客様ということになります。
そのため、出来る限り要求に応えようとすることでしょう。
しかし、塾の講師も人間です。
出来ることと出来ないことがあります。
近年、「モンスターペアレント」が話題になることがあります。
モンスターペアレントとは、学校に対して自己中心的な無理な要望を出す親を意味します。
塾の講師をしていた時、同じような保護者の方がいました。
自分の子どものことしか考えておらず(ある程度なら理解できますが)、時間割や授業内容に関して無茶な要求をしてくることが多々ありました。
大手進学塾の場合、時間割は年度始めに決められており、途中で変更することは難しくなっています。
また、授業内容については塾全体のカリキュラムが決まっていることが殆どです。
それを変更しろと言われても、なかなか難しいのが現状です。
いくら説明しても納得してもらうことが出来ず、本当に困ったのを覚えています。
塾の講師も人間ですので、対応したくないと思ってしまうこともあります。
そうならないように、要求を出すことが塾との関係を良くすると思います。
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勉強に関するアドバイス
塾の講師は受験のプロです。
今の時期にどんな勉強をしたら良いのか、この子はどんな勉強をしたら成績が上がるのか、といったようなことをいつも考えているものです。
したがって、塾の講師からの勉強に関するアドバイスは素直に受ける方が良いでしょう。
1つだけ心配な点として、お子様の様子が塾と家庭で全然違うことがある点です。
塾では非常に真面目に取り組んでいるお子様が、家に帰ると全く勉強しないということもあります。
そこで、塾の講師との話の中で、家でのお子様の様子を伝えることが効果的です。
塾の講師は確認テストや模試の結果、塾の授業の様子をもとに、どんな勉強をしたら良いのかを考えます。
そこに家での様子が加わることにより、勉強の内容やさせ方が変わってくることもあり、更に効果的な方法を取ることが出来るようになります。
中学受験の場合の塾との付き合い方
塾に通うお子様が小学4年生〜6年生の中学受験の場合、保護者の方が上手く塾と付き合っていく必要があります。
たとえば、志望校選びの話などは保護者の方が塾の講師とすることになります。
志望校を伝えていく中で、併願校の話が出ることでしょう。
ここでも塾の講師は今までの経験から、お子様の成績、性格に合った学校を提案してくると思います。
今まで考えてもなかった学校が出てくることもあるかと思いますが、いきなり否定するのではなく、一度調べてみることをおすすめいたします。
もしかすると、進学しても良いと思われる学校があったりするかもしれません。
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中学受験の場合、成績に関しての話は生徒本人とすることもありますが、保護者の方とすることの方が多かったりもします。
その際、成績の悪いところに目がいき、その話ばかりになってしまうことが多くあります。
もちろん成績が悪いままでは受験に合格することが出来ません。
しかし、悪いことに関しての話をするにしても、改善策をメインに話をしないと、今後も変わることがありません。
どうしたら成績を上げることが出来るかを聞くようにし、成績が悪いことに対する不満だけにならないように注意して下さい。
目標はあくまで受験に合格することですので、焦り過ぎないようにしましょう。
高校受験の場合の塾との付き合い方
中学生になると塾の講師とも自分で話が出来るようになります。
そうすると、志望校についても自分で考えるようになってきます。
もし保護者の方が通わせたいと思う学校があるのであれば、事前に塾の講師と打ち合わせをしておくと良いでしょう。
その話をもとに、お子様と面談をしてもらうと効果的です。
また、勉強について保護者の方がお子様に話をしても、素直に言うことをきかなくなってくる年頃です。
勉強に関しての話も塾の講師からしてもらうよう、事前に打ち合わせをしておくと効果的です。
中学受験の場合とは違って、保護者の方が塾に行くことも少ないと思いますので、講師との関係をつくるため、個別面談には必ず参加するようにしましょう。
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素直に喜びを伝えることの大切さ
お子様も成績が上がって褒められるとやる気が出るものです。
塾の講師も同じで、成績が上がった時に喜ばれるとやる気が出るものです。
普段、塾の講師は確認テストや模試の成績を分析しています。
そうすると、「この子は以前に比べ成績が上がってきてるな」といったように思っていることがあります。
そのタイミングで保護者の方から成績が上がって嬉しいといったような連絡があると、更に頑張る気になるものです。
ただ、なかなかどのタイミングで伝えればいいのか分からないこともあると思いますので、塾の「講師から成績が上がってますね」と連絡があったときに、感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。
もちろんお金を払って塾に通っているので、お客様に対して成果を出すのは当たり前ととらえることも出来ますが、より良い関係を築くために素直に喜びを伝えることも大切だと思います。
まとめ
中学受験や高校受験のために塾に通っている方は、塾との付き合い方を今一度考えてみると良いでしょう。
塾との関係が良いと受験に合格する可能性は高くなると個人的には考えています。
理由は、上に書いてきたように、塾の講師も人間なのでやる気に影響するからです。
せっかく塾に通うのであれば、少しでも合格の可能性が上げるためにも、成績を上げるためにも、塾とより良い関係を築くようにしましょう。
中学受験の場合と、高校受験の場合とでは塾の講師とお子様、保護者の方の関係が違ってくるので、様子を見ながら対応を考えていきましょう。
皆様の中学受験、高校受験が上手くいくよう願っております。