中学受験であっても高校受験であっても、苦手科目を克服することが合格への道です。
「それは自分でも分かってるよ」
お子様に言っても上のような返事が返ってくるのではないでしょうか。
では、苦手科目克服のために対策をしているかというと、大抵のお子様は何もしていないことが多くあります。
それどころか、苦手科目は後回しにしてしまっているケースが多くあります。
「苦手=嫌い」となるのが普通ですので、後回しにしたくなる気持ちも分かります。
しかし、受験に合格するために苦手科目を克服する策を練っていく必要があります。
今回は、苦手科目を克服して受験に成功した生徒について見ていきましょう。
苦手科目だけを個別指導で
タイトルにもあるように、「個別指導」で苦手科目を克服した生徒がいます。
それも1人ではなく、何人もの生徒が志望校合格をしております。
ここで注意が必要なこととして、個別指導のメリットが若干なくなってしまうことです。
というのは、個別指導の場合、自分の好きな曜日・時間に合わせて授業を受けることが出来ることがメリットとしてあります。
しかし、苦手科目を克服するための個別指導となると、曜日・時間を決めて受講した方が効果があります。
個別指導は週1回でもいいのですが、毎週決まった日に苦手科目の授業を受け、宿題をコンスタントにこなしていく必要があるからです。
普通の塾でも毎週決まった曜日に授業が設定されていますが、個別指導の場合、苦手科目の中でも分野を絞って指導してもらえるという点で大きな違いがあります。
それは数学であっても、国語であっても、英語であっても同様です。
塾との併用となると費用が多くかかりますが、第一志望に合格することでその後の出費が変わってくることでしょう。
たとえば、進学校であれば学校で大学受験の指導をしてくれたり、大学付属校であればそのまま大学に進学することが出来るからです。
小学6年生・中学3年生からの個別指導
では、いつから苦手科目の個別指導をお願いしたら良いのでしょうか。
受験学年になってから十分だと考えます。
小学6年生・中学3年生になって意識が高まってからの方が効果があります。
もちろん、小学5年生・中学2年生の内容から復習しないといけない場合もあります。
しかし、夏休みが終わるまでに復習が出来れば、9月からは過去問演習に取り組むことが出来ます。
塾にお通いの場合は平行で進めていく必要があるので、少し大変かもしれませんが1年間という期間限定なので頑張るしかありません。
だらだと何年も苦手科目の克服をしているよりも、意識が高くなってから一気に取り組んだ方が上手くいくケースもあります。
実際、私が担当していた個別指導の生徒は殆どが小学6年生・中学3年生でした。
オンラインでも家庭教師でも可能
苦手科目の克服のための個別指導となると、新しい塾を探さないといけないのかと思う方もいることでしょう。
今通っている塾に個別指導の制度があれば、それを利用するのもありだと思います。
通常授業の出来具合から個別指導の内容を考えてくれることもあります。
また、今通っている塾には知られずに他の個別指導を受講したいという場合、オンライン授業や家庭教師でも問題ありません。
出来ればベテランの先生に見てもらうのが良いでしょう。
限られた期間(1年間)で結果を出す必要があるので、経験豊富な先生に計画的に進めてもらうと安心です。
特に中学受験は専門的な知識がないと指導が難しいです。
また、中学受験の方が学校毎に出題傾向が違うのでプロに任せることをおすすめします。
個別指導であれば、オンライン指導であっても効果が出やすいです。
1対1なのでネットが途切れなければ、対面で授業をしているのと変わりません。
また、授業中に他のことをしているのではと心配される保護者の方がいますが、しっかりカメラをつけてくれていれば、ベテランの先生ならば何をしているかすぐ分かるので心配ありません。
オンライン授業であれば移動時間がかからないので、曜日・時間の設定がしやすいのではないでしょうか。
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まとめ
最初にも書きましたが、苦手科目の克服が合格への道です。
今まで何度も「克服」と書きましたが、最低限の得点が取れるようになるだけでかまいません。
中学生・高校生になって好きな科目・嫌いな科目は変わってくるものです。
まずは受験に合格する得点力を身につけることが大切です。
なかなか1人で計画的に1年間を過ごすのは難しいものです。
そのため、お子様の状況に合わせて指導内容を変えてくれる個別指導を利用して、苦手科目の克服を目指してみてはどうでしょうか。
今までに個別指導を経験したことがない場合、多くの塾や家庭教師センターで無料の体験授業があります。
受験学年になったら、一度個別指導の無料体験授業だけでも受講してみることをおすすめします。